SP3000が出た時これ以上のDAPはもう出さないと感じましたが、3年の月日で更に洗練されたDAPが出てきて聴いた瞬間驚きました。

SP3000はとにかく澄み切った音が広い空間に広がっていきますが、トルク感というか音の力強さというより繊細な表現をするDAPです。

SP4000になって土台から押し上げるような力強さが加わり、それによりより細かくより立体的な音像を描くようになりました。

機能的にもフルAndroid搭載によるアプリの追加、advanced DAR、High Driving Modeが加わり、鳴らしにくいイヤホンやヘッドホンも悠々と鳴らしてくれる印象です。

SP3000がハイレゾ等のデジタル音楽を余すことなく再現するDAPであるならば、SP4000はそこにさらにリアルでアナログ感もある音を描くといった感じで似て非なるものなので、どちらが良いというかは、どちらも双璧をなすハイエンドDAPであると思います。

今回かなり大型化しましたので携帯性はさすがに悪くなりましたが、持ち運べてこの音をどこでも聴けるというのはポータブルオーディオとして最高の魅力に感じました。

店舗で試聴させて頂きました。

物量が投入されてるかのような大きさ重さに圧倒。

DSD 512までノイズ、音飛びなく再生できるパワー。

出てくる音色はデータを正確にアナログに変換してくれるかのように、無から立ち上がり淡々と鳴らしてくれる。

「何も足さず、何も引かない」味付けは感じない。

下流のイヤホンの音色を純粋に楽しめるべきプレーヤーかも。

その点で単体では音楽らしいかというと疑問符が。

ホーム用アンプで聴いてみたくなりました。

試聴イヤホン：Madoo Typ821

試聴曲：Fifth Harmony Write On Me

angela シドニア

人気製品なので短時間での試聴でした。手持ちのDAPはSONY ZX707です。

ZX707と比較して少し距離を置いた空間で聞こえる感覚でした。

少し距離を置いてたとしても、音一粒一粒の描写力はさすがに価格差だけあって濃密で高解像度に感じました。オーケストラなどの楽曲が合うのではないかと感じました。

試聴時はDX340と比較試聴していましたが、ハンドリングはやっぱり大変でDX340が軽く感じてしまうほどでした。(笑)

お店で試聴させて頂きました。

一聴してわかるのは、「音」のきめ細かさ。

繊細で一音一音がクッキリハッキリと聴こえてきます。

音の広がりもあり、音源の録音が良いものだとより良くわかりました。

ただ、広がりはあるのですが少し平面的に鳴らすようで、奥行きを感じられないのは？でした。

曲が始まる前は無音で、急に音が立ち上がる明暗クッキリな「なにも足さない、なにも引かない」音作りと感じはするのですが、情緒、音楽らしさと言う点では個人的には疑問符が。

「音源を正確に再生してるのでは」と思わせる点は「流石」の一言です。

なので、お気に入りのイヤホンの音色を素のままに楽しむ点においては抜きん出てるかも。

こうなってくると、据え置き環境に取り込んでスピーカーで鳴らしてみたくなる、なんとも憎いポータブルプレーヤーではないかと感じます。

仙台駅前店にて試聴させて頂きました。

SP3000とは音作りのアプローチが違い、3000が高解像度重視、4000は、どこまでもニュートラルで足し算引き算無しで限りなく純度の高い音作りだと感じました。

派手さは全く無いのですが、5分位聴いていると「このDAP凄いな！」とじわじわ感じる事が出来る。

実に玄人向けな製品なので、一般人にはおすすめしません。

逆にオーディオ沼に頭のてっぺんまで沈んでいる人は必聴だと思います。