SR325e

キレ味抜群の音で最高に楽しいヘッドホン。高音だの低音だの解像度がどうの、そんなつまらないことを忘れさせてくれる音。

重低音とまではいかないが、量感のある弾むかのようや低音と、ボーカルがスカッと通る透明感のある中音。そしてこのヘッドホン最大の特徴である、中高音から高音に掛けてのキレ。耳に突き刺さる一歩手前ぐらいまで伸びる音は、そのキレと音色が合わさりロックなどの音楽が最高にノレる音になっている。

そんな最高の音とは裏腹に、遮音性・音漏れ・装着感は最悪レベルの可能性もある。特に装着感は一時間ぐらいですると、猛烈に痛みを感じる人もいると聞く。遮音性・音漏れも同じで外の音はバリバリに入ってくるし、音も小さなスピーカーか？ と思うほどに漏れる。

そんなヘッドホンだが、カラッとした陽気なサウンドでロックなどが最高に楽しいそんなヘッドホンです。

ネット上での評価を見て勢いで購入。発送メール直後から「本当にそれでいいのか？」という不安感を覚え、届いた紙の薄っぺらい箱を見て不安感はピークに。しかしアンプに繋いでKool&the gangの「Jungle Boogie」を再生すると私は後ろに5mぐらい跳んでた。

　カミソリのようなシンバルとハイハットの音、野太い管楽器の音が暴れるのを聴いて「やはり正しかった」と確信した。

　装着感がとんでもなく悪いという話は承知の上で購入したが、私の場合は二時間くらい装着しても問題ない。確かにしばらくすると耳が痛くなって外したくなるが、丁度その頃には音楽の視聴を休憩すべき時間になっていると思う。

　普段聞く音楽は50年代～60年代のアメリカンオールディーズ、70年代のR&Bなど、古き良き時代のものが多くこいつとの相性は抜群。

　ただ、凄く派手な音を出すので仕事で疲れて帰ってきたときはちょっと手が伸びない時がある。元気が有り余っているときはいくらでも聴いていられるが夜更かしすることになって結局疲れるという悪魔のようなやつだ。

　こいつを人間に例えるならアメリカのサングラス掛けたマッチョなオヤジ。しかも無愛想。

　ケーブルの扱いづらさや装着感の悪さを耐えることができるならこいつと一緒にドライブすべき。

開放型ヘッドホンといえばgradoという憧れもあり購入しました。

使用開始直後から特徴的なキンキンとしたキレ味抜群の音を出してくれていましたが、定位のはっきりしない「何処からともなく音が聞こえてくる」感じがしていました。一週間ほどで安定したように思います。あまりエージングとか気にしたことがなかったのですが明確に変わったと思います。

「SR325はロック専用ホン」という評判もありますが、立ち上がりのよい硬めで金属的なサウンドは本当によくロック(特にギター)に合います。

解像度はそれほど高くは感じませんが、性能ではなく音で魅せてくれるタイプのヘッドホンです。非常に抜けのよい音ではありますが、音場が広いかというとそうでもない気がします。広い空間の中で音を鳴らすのではなく、音自体は近めですが遮るものがなにも無いといった印象です。

ハウジングが耳に当たり痛いとよく言われる装着感は、ヘッドバンドの調節によりある程度は調節可能です。眼鏡をかけているとハウジングが耳から浮いてしまうことがあるので、眼鏡をかけている方は注意されることをおすすめします。

grado紳士たるもの音漏れは気にしないでください。

Gradoらしさに興味を持ち買ったsr325e！

多くのネットレビュー通り、外箱はチープで全てが簡素。１ヶ月程度のエージングが必要との記載があったので、エージング前と後で書きます。

エージング前

Gradoサウンド満載で金属感、音が硬い塊となって直撃してくる。抜けは最高によく高音はもちろん開放型としては低音もキレと質感は良い。

エージング後

塊がほぐれ分離が良くなる。それに伴い音の伸びが感じやすく綺麗に聞こえる。疾走感が凄まじくウイスキーを飲んでロックを聞いたら笑いがとまらなかった。とにかくこんな音を出してくれるヘッドホンは他になく、1度はこの高揚とトリップを味わってほしい。以外とロック以外も楽しめます。