イヤモニとは?
イヤモニとは「インイヤーモニター」の略で、主に楽器奏者やボーカリストなどのアーティストの方が、ライブ中、録音中、楽曲制作中などに自分の演奏や、チームの演奏、トラック音、クリック音などを確認するために使用するイヤホンの事です。
逆に、ステージ上で使用するイヤモニではないモニターの事を、モニタースピーカーや、コロガシ、返しと呼んだりします。ステージやライブハウスの規模が小さい場合は、モニタースピーカーで十分ですが、大きな会場では、モニタースピーカーの音が反響してしまったり、ライブパフォーマンス中にステージを動き回ると聴こえ方が変わってしまったり、と様々な理由から、イヤモニが選ばれることが多いです。
イヤモニでミュージシャンの難聴を予防
イヤモニは利便性だけではなく、ミュージシャンの耳を守る役割もあります。ライブなどでイヤモニをすることで、難聴の原因になるステージ上の大音量を防ぎつつ、自分に必要な音を聴くことが出来ます。

イヤモニと普通のイヤホンの違いは?
形状や音質に違いがあります。イヤモニの形状は、演奏中にずれることが無いようにフィット感が重視されています。一般的なイヤホンとは違い、シュア掛けや耳かけ式と呼ばれる、ケーブルを耳の後ろから通すような形状が多いです。
また、イヤモニの音が外の音に負けてしまわないよう、遮音性が非常に高く、小さい音量でもしっかりと聴こえるようになっています。
音質は、アーティストに余すことなく音を届ける必要がある為、一般的なイヤホンよりも解像度が高かったり、情報量が多いです。また、低音が強すぎたりすると正しく音を確認できないため、脚色の少ない音であることが多いですが、使う人によって好みが分かれるので、様々な音のモデルが存在します。

イヤモニの使いかた
実際にライブハウスでイヤモニを使うとなると、イヤモニだけで使用できることは少ないでしょう。
PA卓から、ステージのアーティストひとりひとりの手元に音を送るための、SHURE(シュアー)PSM300のような機器が必要です。
持ち込みで使用する場合は、会場に一言相談してみるといいでしょう。
イヤモニの種類
イヤモニは大きく分けて、「オーダーメイドイヤホン」とそうでないイヤモニとの2種類に分けられます。オーダーメイドではないイヤモニは、誰でも使えるという意味で「ユニバーサルイヤホン」と呼んだりします。
オーダーメイドのイヤモニ
多くのアーティストは、遮音性と装着性をより確実なものにするために、自分専用のイヤホンを作ることがあります。いわゆる「オーダーメイドイヤホン」です。価格はピンキリで、4万円台のものから、数十万円するものまで様々なモデルがあります。実はアーティストやプロだけでなく、どなたでも購入することが出来ます。
耳の型を取り、イヤホンをその人専用の形に作ることで、ユニバーサルイヤホンでは得られないような装着感と遮音性が得られます。形だけではなくデザインも何通りもの中から選ぶことができ、まさしく“自分専用”のイヤホンを手に入れることが出来ます。
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イヤモニの選び方
イヤモニと言っても様々な種類があり、選ぶのが難しいですよね。音楽鑑賞のために使うのか、楽曲制作のために使うのか、ライブで使うのかなど用途や好みによって選びましょう!

用途で選ぶ
ライブや制作環境向けに作られたイヤモニは、一般的なイヤホンと比べてケーブルが長めに作られていることが多いです。楽器を担いでる状態だと一般的な長さのケーブルでは邪魔になるためです。
ライブや制作環境で使用する場合は、そういったケーブルの長いイヤモニを選ぶとよいでしょう。

音質で選ぶ
やはり、楽曲制作の現場で使用されるだけあって、音質は非常に重要です。e☆イヤホンなどの実店舗に足を運んでご自分で試してみるのがおすすめです。
近くに試せるお店が無い場合は、e☆イヤホンオンラインストアにあるスタッフやお客様方のレビューをぜひ参考にしてみてください!

専門店おすすめのイヤモニ
ここからは、イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンがおすすめするイヤモニをご紹介します。
2万円以内でおすすめのイヤモニ
Acoustune (アコースチューン)「Monitor RS ONE」
【おすすめポイント】
・過酷なステージを想定した、高い耐久性と安心感
・音の輪郭がつかみやすい、正確でクリアなモニタリング性能
Acoustune 新ライン「Monitor」シリーズ第1弾となる『RS ONE』は、高耐久性とモニタリング性能を徹底的に追求したステージモニターイヤホンです。新開発のミリンクス EL ドライバーを搭載し、余計な付帯音を抑えた高い解像度と、現場で求められる正確な音像表現を実現しました。小柄で装着しやすいボディ設計に加え、衝撃や汗、断線リスクにも配慮した堅牢な構造を採用。ステージでの使用はもちろん、楽器練習やシビアなモニタリングを求めるリスニング用途にも応える、信頼性の高いスタンダードモデルです。
\ 専門店スタッフレビュー /
\ お得に買えるかも?/
Maestraudio (マエストローディオ)「MAPro1000」
【おすすめポイント】
・音に包まれるような広いサウンドステージ
・快適なフィッティングと遮音性向上を同時に実現する装着感
モニターイヤホン形状の新IEMシリーズ「MAPro」第1弾
「『MAPro1000』は、動いてもズレにくく長時間の使用でも耳に快適にフィットして疲れにくい、モニターイヤホン形状の新IEMシリーズ「MAPro」の第1弾となるIEMです。10mm径グラフェンコートダイナミックドライバーに加え、独自のパッシブ型セラミックコートツイーターで新開発の5.8mm径RSTを初搭載。コネクターにはMMCXを採用しリケーブルに対応。MAPro1000は音楽、ゲーム、映画、VR空間など様々なコンテンツでより没入感を高めるイマーシブサウンドモニターです。
\ 専門店スタッフレビュー /
\ お得に買えるかも?/
SENNHEISER (ゼンハイザー)「IE 100 PRO」
【おすすめポイント】
・音の距離感や位置の分析がしやすい音場
・レスポンスが良く、張りの良い音
ライブステージでの期待に応える、正確なモニタリングサウンド
暖かみのあるサウンドを実現しながらも、パワフルで豊かなディテールを実現します。非常に大きな音量の環境でも、あらゆる面で歪のない明瞭なサウンドです。コンパクトなデザインは、確実なフィット感と優れた装着感により、長時間でも快適に使用できます。 ケーブルダクトとの接続部から堅牢な構造で、ステージでの使用の厳しさにも耐えられるように設計されています。
\ 専門店スタッフレビュー /
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Acoustune (アコースチューン)「RS THREE」
【おすすめポイント】
・全ての音を原音に忠実に再現
・絡みにくく、1.8mと長めなケーブルを採用
高耐久性とモニタリング性能を併せ持つ、モニターイヤホンの新定番
「RS THREE」はプロの作曲家達からヒアリングを行い、より楽曲制作に適した音に仕上げたモデルです。小型軽量で疲労感も少ないデザインで、どこでも持ち歩ける小さく快適なモニター環境を構築することが出来ます。より多くの人にフィットしやすい小柄なボディを採用。さらに絡みにくく、タッチノイズの少ない取り回し性の良いケーブルを、スタジオなどで取り回しがしやすい長さに改良しています。
\ 専門店スタッフレビュー /
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SHURE (シュア)「SE215」
【おすすめポイント】
・温かみがあって、細かい音までしっかり楽しめるサウンド
・通勤や運動中でも使いやすい、高い遮音性と安定した装着感
ダイナミック型MicroDriverを搭載した、shureの中でも定番として親しまれているエントリーモデルです。SE215のサウンドは、音が近く、はっきりと感じられるのが特徴。周囲の音をしっかり抑えてくれる高遮音性と、耳に自然に収まる薄型デザインで、長時間でも快適で、丈夫なつくりなので、毎日気兼ねなく使えるのも嬉しいポイントです。
Kiwi Ears (キウィイヤーズ)「Etude」
【おすすめポイント】
・立体感と厚みのある低音で、没入感の高いサウンド
・ボーカルから高域まで自然につながる、バランスの良い音作り
ベリリウムコート振動板ダイナミックドライバーと、独自のKVT(振動トランスデューサー)を組み合わせた、インイヤーモニターイヤホンです。Etudeのサウンドは、低音にしっかりとした深さと存在感がありながら、ボーカルや楽器が自然に前に出てくるのが印象的。音が誇張されすぎず、全体のバランスがとても整っています。立体的で包み込まれるような鳴り方なので、音楽にじっくり浸りたい人にもおすすめ。長く聴いても疲れにくく、ジャンルを選ばず楽しめる一台です。
\ 専門店スタッフレビュー /
\ お得に買えるかも?/
5万円以内でおすすめのイヤモニ
qdc (キューディーシー)「Dmagic Solo」
【おすすめポイント】
・音の情報量が多く、輪郭のはっきりしたクリアなサウンド
・小型で装着しやすく、使い方の幅も広い3in1プラグ対応
高感度な8mmシングルフルレンジのダイナミックドライバーを搭載した、qdc初の1DDモデルです。Dmagic Soloのサウンドは、音の一つひとつが整理されていて、細かいディテールまで自然に聴き取れるのが印象的。低音は量感をしっかり感じられつつも、膨らみすぎず、全体のバランスがとても良好です。立体感のある音場で、楽曲全体を気持ちよく見渡せます。小柄な筐体で耳なじみも良く、付属の3in1プラグによって再生環境を選ばず使えるのも魅力。普段使いからじっくり聴き込みたいときまで、幅広く活躍してくれる一台です。
SONY (ソニー)「MDR-EX800ST」
【おすすめポイント】
・こもった感じが極端に少ない澄み切った音
・外れにくい、かつ長時間視聴でも快適なフレキシブルイヤーハンガーを採用
スタジオで聞く音を忠実に再現
レコーディングの現場で高評価を得ているモニターヘッドホンMDR-CD900STと同様に、ソニーとソニーミュージックスタジオが共同で開発。大口径16mmダイナミックドライバーユニットにより、レコーディングスタジオのモニタースピーカーさながらの自然な周波数特性を実現。耳の形に合わせて形状が調整できるフレキシブルイヤーハンガーを採用。また、最大500mWの高耐入力、アクシデント時の容易なコード変換など、ライブ環境に適した耐久性の機能性を実現。
Kiwi Ears(キウィイヤーズ)「Quintet」
【おすすめポイント】
・低音から高音まで情報量が多く、見通しの良い高解像度サウンド
・クセが少なく、ジャンルを選ばず楽しめるバランスの良さ
4種類・計5基のドライバーを搭載した、Kiwi Earsのハイブリッドイヤホンです。Quintetのサウンドは、低音のキレと迫力がありながら、中域は自然で、高音までスッと伸びていくのが特徴。音の重なりが多い楽曲でも一つひとつが整理されて聴こえ、全体を俯瞰して楽しめます。派手すぎず地味すぎない絶妙なバランスで、長時間聴いても疲れにくい印象。解像度の高さをしっかり感じつつ、音楽を気持ちよく味わいたい人に向いた一台です。
\ 専門店スタッフレビュー /
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Hi-Unit (ハイユニット)「Hi-Unit001-pnk (ピエール中野モデル/有線ピヤホン3)」
【おすすめポイント】
・高級感ある黒のフェイスプレート
・Hi-Unit & DARUMA AUDIO のコラボモデル
クラウドファンディングで1億円達成!?話題の有線イヤホン!
力強い低音と楽器ごとの分離感が魅力の有線イヤホン。音場は適度な広がりで、まるで目の前でライブが行われているような臨場感を味わえます。ロックなどのノリの良い楽曲に最適な音作りで、ギターのリフやベースライン、ドラムの各音が明瞭に聴こえます。初心者からステップアップしたい方にもおすすめです。
\ 専門店スタッフレビュー /
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Acoustune (アコースチューン)「RS FIVE CLEAR」
【おすすめポイント】
・モニターらしさと聴きやすさを両立した、バランスの良いサウンド
・小型でフィット感が良く、日常使いもしやすい仕上がり
モニターイヤホンとしての正確さを持ちながら、リスニング用途でも心地よく楽しめる「リスニングモニター」イヤホンです。RS FIVE CLEARのサウンドは、音の見通しが良く、低音から高音まで自然につながるバランスの良さが印象的。ボーカルはやわらかく、音場には程よい広がりがあり、長時間聴いても疲れにくい鳴り方です。小型で耳なじみの良い筐体に加え、しっかりとした作りで安心感もあり、音楽鑑賞から軽いモニタリングまで幅広く対応。シーンを選ばず使える、扱いやすい一台です。
\ 専門店スタッフレビュー /
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SHURE (シュア)「SE425」
【おすすめポイント】
・クセがなく、ボーカルや中域が自然に聴こえるモニター寄りのサウンド
・高い遮音性と丈夫な作りで、長く安心して使える設計
バランスド・アーマチュア型ドライバーを2基搭載した、SHUREの定番モニターイヤホンです。SE425の音は派手さは控えめですが、そのぶん輪郭が整っていて、とても素直。特に中域やボーカルの表現が自然で、誇張の少ない落ち着いた鳴り方が印象的です。低音も必要以上に主張せず、全体をしっかり支えてくれます。
5万円以上でおすすめのイヤモニ
水月雨 (MOONDROP) (スイゲツアメ)「Blessing3 AQUA」
【おすすめポイント】
・低音から高音まで自然につながる、解像度の高いサウンド
・深みのある低音と滑らかな中高域を両立したバランスの良さ
2DD+4BA構成を採用した、MOONDROPのハイブリッドモニターイヤホンです。Blessing3 AQUAの音は、情報量が多いのにうるさく感じにくく、全体がとても整っている印象。低音は深くしっかり鳴りますが輪郭がぼやけず、中高域は滑らかで自然に伸びていきます。音場にも余裕があり、楽曲全体を落ち着いて聴き渡せるのが魅力。リアルさと聴きやすさのバランスが良い一台です。
SENNHEISER (ゼンハイザー)「IE 600」
【おすすめポイント】
・立体的で浮き出ているような際立ちを放つボーカル
・音の広がり方の高い音場
・傷の目立ちにくいマットな加工を施した金属筐体
ボーカルが際立つ、美しく繊細な高域
ハウジング素材には、NASAの火星探査機のドリルにも使用されるドイツのへレウス社が提供するAMLOY-ZR01というアモルファスジルコニウム素材を採用。気温の変化に強い特性を持ち、腐食に強いため経年劣化しにくく長く使用できます。また、アルミやプラスティックよりも『重さ』があるため外からの音を遮断することに優れています。音に関しては臨場感溢れる音のレイヤーと、艶やかなボーカルで心まで包み込む極上のサウンドとなっています。
\ 専門店スタッフレビュー /
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Ultimate Ears (アルティメットイヤーズ)「UE6+PRO To-Go」
【おすすめポイント】
・体で感じるような深く心地よい低音と、明瞭な中高域
・ステージ用途にも安心な、高い耐久性と信頼感
2基のダイナミックドライバーとBAドライバーを組み合わせた、3ドライバー・ハイブリッド構成のインイヤーモニターです。UE6+PRO To-Goの音は、低音にしっかりとした量感と迫力がありながら、ボーカルや上物が埋もれにくく、全体がとても聴き取りやすい印象。リズムの芯が太く、ベースラインやキックの動きが自然に体へ伝わってきます。深みのある低音を楽しみつつも、モニターらしい解像度と安定感があり、ライブ音源から普段のリスニングまで幅広く対応。タフな作りと信頼性の高いIPXコネクターにより、長く安心して使える一台です。
オーダーメイドでおすすめのイヤモニ
AAW (エーエーダブリュー)「A3H+(カスタムIEM)」

【おすすめポイント】
・どっしりとしたダイナミックな低音と、明るめな中高域
・刺さることはなく、非常にクリアな音色
特別なサウンド、生まれ変わったハイブリッド構造
A3H+は好評だったA3Hハイブリッドインイヤーモニターに続く、ハイブリッド構成の進化系です。進化したノズルレス・オープンベント・アーマチュアドライバー(NOVA)と、新開発のグラフェン・ダイナミックウーファー、バランスドアーマチュアドライバーを採用しています。繊細なドライバー配置と新しい3Dプリント・アコースティックチャンバーのデザインによって、各帯域の位相並びに信号の到達するタイミングの最適化を図りシームレスなサウンドを実現します。
VISION EARS (ヴィジョンイヤーズ)「VE ONE」
【おすすめポイント】
・自然でエネルギッシュ、演奏のノリがつかみやすいサウンド
・低音の厚みと中高域の明瞭さを両立したバランスの良さ
ダイナミックドライバーとBAドライバーを組み合わせた、2ドライバー・ハイブリッド構成のインイヤーモニターです。VE ONEの音は、低音にほどよい温かみと勢いがありつつ、中高域はクリアで抜けが良いのが特徴。音が前に出てくる感覚があり、リズムやフレーズを自然に体で捉えやすい印象です。全体のバランスが整っているのでジャンルを選ばず使いやすく、演奏用のモニターとしてはもちろん、普段のリスニングでも気持ちよく楽しめます。これからモニターイヤホンを使い始めたい人にも、安心して選びやすい一台です。
さいごに
いかがでしたか?今回はイヤホン・ヘッドホン専門店 e☆イヤホンが「イヤモニ」についてご紹介しました!
e☆イヤホンでは今回ご紹介した製品以外にも、多数のオーディオ製品を取り扱っています。実店舗では様々な製品の試聴もできますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
e☆イヤホンの各実店舗では、完全ワイヤレスイヤホンを含め、さまざまなポータブルオーディオ製品を自由に試聴ができます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。