

正直、耳栓って「安いので十分じゃない?」と思ってました。
実際、これまではドラッグストアで買える定番のフォームタイプを持ち歩いていて、それで特に不満もなく。
でも、ある日言われたんです。
「耳栓、ちゃんと選ぶと快適さが全然違うよ」
——え、そうなんですか?
イヤホンは散々こだわってきたのに、耳栓にはなぜか妥協していた自分。
e☆イヤホンのスタッフとしてこれはちょっと……と反省。
そこで、ちょうど飛行機移動の予定があったため、 直前に店舗で耳栓のサンプルを2種類借りて 、手持ちのものと比べてみることにしました。

まずはいつもの“自前の耳栓”から

搭乗してすぐ、いつも通りの耳栓を装着。ドラッグストアで買った、ごく普通のフォームタイプです。
「まあ、こんなもんでしょ。悪くないんじゃない?」
最初はそう思っていました。
でも、1時間もすると、耳の中がムズムズしてきて、ちょっとかゆい。
気づけば、なんだか耳そのものが疲れてきているような感覚もありました。

遮音性は高いんですが、 ずっと付けていると装着感が気になるんですよね。
そういえば、こんなに長い時間連続で耳栓を使ったのって、実は今回が初めてです。
また、今回ネックピローも一緒に使っていたんですが、この耳栓だと少し干渉して、 ちょっと押されるような感じがありました。

素材がやわらかいとはいえ、長時間当たってるとじわじわと耳が痛くなる感じも。
この時点ではまだ、「まあ、耳栓ってこういうものだよね」と思っていました。
素材がやわらかいとはいえ、長時間当たってるとじわじわと耳が痛くなる感じも。
この時点ではまだ、「まあ、耳栓ってこういうものだよね」と思っていました。


ちなみにこのとき、手元のスマートウォッチでも心拍とストレスの数値をチェックしてみていました。
もちろん医学的なデータではないですが、 体感だけじゃなく何かしらの“数字っぽいもの”も見てみたくて。
心拍数:90 bpm(休息中)
ストレス指数:53(“平常”表示)
数字だけを見るとそこまで高くないんですが、耳がムズムズしたり、集中が切れてきた感じがあったので、やっぱり“長時間の装着感”って、遮音性以上に大事なんだなと実感しました。
借りた耳栓①:EXIELA高性能ノイズキャンセリングモデル

次に試したのは、店舗から借りたEXIELAの耳栓。「会話ができるのにしっかり静かになる」というタイプで、正直ちょっと気になっていたやつです。
装着してみてまず驚いたのは、 耳にすっと収まる自然な装着感 。違和感がほとんどなくて、つけた瞬間に「これは楽そうだな」と思いました。

離陸後に気づいたのが、静けさのバランスが絶妙なこと。周囲の音はしっかり抑えられているのに、アナウンスや必要な音はちゃんと聞こえる。音が遠くなりすぎず、空間が自然に落ち着いてくれる感覚です。
そして何より、 長時間つけていても耳が疲れない 。密閉されているのに圧迫感はなく、静かだけど息苦しくない。“気持ちいい静けさ”という表現がぴったりでした。


心拍数:88 bpm(休息中)
ストレス指数:53(“平常”表示)
さっきよりも若干心拍数が落ち着いていますね。
数字自体は普通なんですが、耳がラクで音も自然に減っていて、体感としては明らかに自前の耳栓より快適だった 印象です。
借りた耳栓②:LOOP Quiet 1.5

もうひとつ試してみたのが、デザインでも話題の LOOP Quiet 1.5 。LOOPシリーズはおしゃれな見た目が特徴的なんですが、この「Quiet 1.5」は 睡眠や集中に向けた“遮音特化”モデル なんです。
実際に飛行機で装着してみると、まず感じたのは しっかりとした静けさと、耳に優しいフィット感の両立 。

外の騒音がスッと引いて、自分の世界に集中できる感じ。音の減衰が自然で、耳が押しつぶされるような圧迫感もありません。何より、付けていて全然つらくないんです。
そのままウトウトしてしまったのですが、頭を下げてもズレにくく、 起きたときに“耳が疲れてない”というのが地味にすごい。
そして何気にいいのが見た目。

ちゃんと静か、ちゃんと快適、そしてちょっとかわいい。
心なしか「なかまに なりたそうに こちらをみている」ように感じてきました。


このときも、試しにスマートウォッチで心拍とストレスをチェックしていました。
「本当にリラックスできてたのかな?」という、ちょっとした好奇心からです。
心拍数:64 bpm(休息中)
ストレス指数:15(リラックス表示)
静かさと装着感のバランスがすごく良くて、そのまま眠れたほどだったんですが、
ちゃんと数字にも出ていたのはちょっと嬉しかったです。
比較まとめ:耳栓3種、こう違った
↔︎ 横にスクロールできます
製品名 | 遮音性 | 装着感/長時間使用 | 特徴 | 感想まとめ |
---|---|---|---|---|
自前のフォーム耳栓 | ○ しっかり遮音 | △ 徐々にムズムズ | いろんな場所で手に入る/安価 | 1〜2時間なら全然いい。長く使うと耳がちょっと疲れた。 |
EXIELA(会話対応型) | ◎ 会話できる程度 | ○ 圧迫感が少ない | つけたまま“ビーフ or チキン”回答可能 | バランス良好。静けさと自然さのちょうどいい間。 |
LOOP Quiet 1.5 | ○ 会話はできないけどちょっと聞こえる | ◎ 柔らかく寝ても快適 | 静音特化+デザイン性/シリコン素材 | しっかり静か&疲れない。使っていて心地よかった。 |
耳栓に妥協していた私が言うのもなんですが……
ちょっとランクアップした耳栓を試しただけで、ここまで快適になるとは。
恥ずかしながら、今まで耳栓を甘く見てました。
遮音性も大事だけど、 装着感や素材、設計の違いがこんなに影響するとは。
これ、もう「どれでもいい」とは言えません。

遮音性や装着感は、耳の形や使用時間、使う環境で変わる“相性”の世界。
「とりあえず安いの」じゃなくて、「自分に合うものをちゃんと選ぶ」と快適さが一気に上がるんです。
次に狙うのは“マイ耳栓”。オーダーメイドという選択肢
そんなわけで、次なるステップが気になってきました。
「そういえば、 オーダーメイド耳栓が作れるお店 があるらしい……?」
——そうなんです。 e☆イヤホンでは、自分の耳型を採取して作る“マイ耳栓”が作れます。

見た目もかわいいし、何より 自分だけのフィット感 が手に入る。
お値段は市販の耳栓よりは少し高め。でも、長時間のフライトがもっと快適になると考えたら、これはもう“快適投資”としてじゅうぶんアリだと思いました。

「耳栓、こだわるとここまで違うんだ」
飛行機という、いつもとは違う環境で耳栓を比べてみて、自分の耳に合うって、想像以上に快適なんだな と改めて実感しました。
ちょっとした素材の違い、フィルターの有無、装着感の差。そんな細かな部分が、 疲れやストレスの感じ方に直結してくる 。今回の体験で、耳栓が“ただの消音グッズ”ではなく、旅を楽しむための道具のひとつ として見えてきました。
「自分の耳のこと、ちゃんと気にしてみる」

これまでイヤホンにこだわってきたけれど、 実は“意識して音を聴かない時間”にも耳はちゃんと働いていて、そこを守ってあげるのも大事なんだと気づけた今回の比較。
——耳栓、まずは市販のものでいいと思います。
でも、いろいろ試していくうちに、「もっと合うものを選びたくなる」かもしれません。
そんなときは、ぜひe☆イヤホンに相談してみてください。
“聴く”だけじゃなく、“守る”こともサポートできる場所として、いつでもお待ちしています。