スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
-
AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
HIFIMAN
Arya Organic
¥173490 税込
解像度が高く、質の良い低域描写が魅力
ダイレクトで描写力に優れた低域、俯瞰して聴こえる中音域、控えめながらもしっかり出る高域という印象でした。低域と中音域同士の定位は近めに感じますが、どちらも支配的ということはなく上手くまとまっています。 ボーカルは俯瞰して聴きたい方、低域の質感を重視する方にオススメです。 【外観/装着感】 ウッド調のフレームを黒が引き締めた印象でカッコイイです。個人的には、ウイスキーの「ジャック・ダニエル」っぽい色味で気に入っています。 装着に関しては従来の「Arya」同様、頭を広く覆うハウジングに耳がすっぽりとハマります。イヤーパッド内径も広く高さもあるので、ドライバーに耳が当たるという事は少なそうです。 【音質】 特に印象的だったのは低域の存在感です。やや近めでダイレクトに感じられつつ量感が多すぎる事はなく、どの音から出ている響きかを分析的に捉えられる描写力がありました。 比較して中音域や高域は少し奥まって聴こえます。 ボーカルよりも楽器が一歩近く聴こえる点は好みが分かれそうですが、ボーカルを俯瞰して捉えられるのは舞台を観客席から観る感覚に近く、映画を観るときなどにマッチする印象があります。 またDACアンプ、プレイヤーなど複数の機器と繋いで聴いてみましたが、低域描写はヘッドホン側の性質が強いのか量感の変化は少なく感じました。中音域〜高域の方が上流の特性が現れやすいように思います。 【Aryaとの比較】 「Arya」、「Arya Organic」いずれも全体的にメリハリがありつつ、楽器も声もそれぞれ定位が明確な部分は共通していると思います。 「Arya Organic」で特に異なる点は、やはり低域です。比較して低域の量感が多く、インパクトはよりハッキリとしていて、響きが豊かで伸びがあります。ダイナミックレンジも広くなっていて、マイルドな印象が出てきています。 また低域の量感の多さは、前述したように相対的に楽器が前に来る印象があり、ボーカルは少し引っ込んだような印象があります。特に、Eagles「Hotel California」では顕著にその特性を感じました。 楽器の音や特に質の良い低域表現を求める方は、「Arya Organic」がオススメです! 使用機器: RME「ADI-2 DAC、HIFIMAN「EF400」、FIIO「K9」、Questyle「QPM」
-
ちっくん
@e☆イヤホン
HIFIMAN
Arya Organic
¥173490 税込
『優しく繊細なボーカルが心地良い!!』
「Arya Organic」は「Arya」の派生モデルと思いきや音のキャラクターが違っていて、これまた面白いです! ベースデザインは「Arya」と同じですが、「Arya Organic」の方はハウジングを縦に囲っている部分がウッドに変わっていてかっこよさの中に落ち着きを感じます。 「Arya」より約10g重くなっていますがウエイトの影響は感じず、むしろ装着感に快適さを覚えました。また、側圧は優しく、ほど良い締め付けで長時間使用でも疲れにくくなっています。 音質に関しては、優しく柔らかいサウンドが特徴です。繊細なボーカルラインが心地よく、空間に広がりがあり解像度も高いので聴いていて爽快感があります。 硬めでタイトな低域が特徴でHIFIMANらしいサウンドが好みなら「Arya」、優しく柔らかいサウンドで繊細なボーカルラインと空間の広がり解像度の高さが好みなら「Arya Organic」がおすすめです! ぜひ、音のキャラクターの違いをお楽しみください! 【試聴環境】 ・XPERIA1 Ⅳ ⇨ EF600 USB接続 【試聴楽曲】 ・Won't Back Down / NBA YoungBoy, Bailey Zimmerman, Dermot Kennedy ・Ride Wit Us / AK-69 ・The Business / TIESTO ・WHEN I MOVE / KARA