高音の質:45
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:45
迫力:45
音場:40
遮音性:45
音漏耐性:45
試聴レビューとなります。
環境は以下の通りです。
DAP
FIIO M23 Stainless Steel
音源(*はハイレゾ)
X JAPAN 紅*
L'Arc~en~Ciel 風の行方* 未来世界*
majiko Princes*
水瀬いのり Wonder Caravan!
雨宮天 火花*
【音質】
帯域バランスは中低域がやや強めなピラミッド型に近いものの、中高域と高域の量はほぼ同じに感じました。
低域は沈み込みの深さと弾むような躍動感があり、エレキギターの低音弦やドラムスのタムやキックの質感が好印象でした。
キレやタイトさという感覚は少なめに感じ、言葉にする場合には「ドンッ」ではなく「ドゥオン」という表現が近いと思います。(却って伝わりにくかったらすみません)
中域はボーカルがほんの少し前にくる傾向で、多少の湿度感や温度感がある表現をしています。
楽器隊は深みや厚みのようなものがあり、表現力に長けている印象を抱きました。
高域は細やかさがあり、スッと抜けていくように感じます。
ボーカルのサ行を含めた刺さりは少なめで、綺麗で明瞭でありながらも自然さがある印象です。
音色はウォーム寄りかつ少しウエットさがあります。
音場は上下は割と狭めで、横については少し広めに感じました。
奥行き感については少なめで、ボーカルと楽器隊の距離感は近めです。
解像度が高く分離感や定位感も良いものの、そのような部分を重要視した音作りではなく、ボーカルや楽器隊の音楽的な表現力を重視していると思います。
【外観・装着感】
これまで同社のBA型ドライバーを採用したイヤホンでは、Andromedaと同様の角張った形状をしていました。
本機は、従来の形状から少し角張った部分をアクセントとしながらも、装着感に影響しそうな部分については丸みがったものに変更されています。
また、本機はOrionやAndromeda Special Edition Gold以来となる、黒色となっています。(記憶違いであればご容赦下さい)
本機では、耳に装着した時に後方にくるリングと、MMCXコネクタの周囲にある虹色のパーツがアクセントとなっています。
装着感については、丸みを帯びた形状変更の恩恵かスッと耳に馴染むような良好さで、快適に試聴する事が出来ました。
【付属品・その他】
標準ケーブルとして「Time Stream Cable」が、3.5mmプラグと4.4mmプラグの2本付属しています。
フラットケーブルはタッチノイズが起きやすいため、気になる方は店頭でのご確認をおすすめします。
このケーブルは音質自体は良いと思うものの、使い勝手の部分であまり評価がされていない事が少々残念です。
シリコンとフォームのイヤーチップ以外には、携帯用ケースの「Dimension Folding Case」や本体を保護する「Breezy Bag Micro」の他に、イヤホンや小物類を持ち運べる小型の「Breezy Bag Micro」とクリーニングツールが付属しています。
高価格帯の製品ではありますが、常に寄り添って愛用して欲しいという想いを感じられる付属品だと感じます。
私はCampfire…