スタッフ詳細
えんじエンジ
@e☆イヤホン 秋葉原店
スタッフレビュー
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MONDO BY DEFUNC
モンド フリースタイル
トランスペアレント
¥12800 税込
まさにフリースタイル!ファッションも音楽も思うままに!
ファッションと音楽で、生活に爽やかな風を吹きこむアイテム「モンド フリースタイル」のご紹介です! 音楽レーベル「Monza Music Entertainment」、大手ストリートカルチャープラットフォーム「Dopest」、オーディオブランド「defunc」、スウェーデンのストリートカルチャーの雄である3社が手を組み満を持してリリースしたということだけで、我々の興味を惹くには十分です。そのため、肩書きはヘッドホンですが、その魅力はサウンドのみに留まりません。 まずはその現代的且つキャッチー、キュートなビジュアルにご注目いただきたい! 出自からもおわかりの通り、ストリート系のファッションとの親和性は間違いありません。普段からキャップやパーカーなど、カジュアルなアイテムをご愛用の皆様には、是非ともプラスワンとして日常のコーディネートに溶け込ませていただきたい逸品です。 一方、シャツやジャケットがメインのフォーマル寄りのコーディネート中心の方、レザーなど重ための質感のアイテムをお好みの方にもハマれるポテンシャルがあるのがこのヘッドホンの凄いところ! 見た目に特徴がある分、外しのアイテムとしてしっかりと活躍してくれます。 そしてそれが違和感になりすぎないのが、キャッチーなビジュアルに対してサイズ感はコンパクトであることの恩恵です。意外とどんなスタイルでも自然に身につけていただけます。 また、添付画像のトランスペアレントのカラーも現代的で素敵ですが、それ以外のカラーも各々魅力的で捨てがたいです。幅広いファッションに合わせたくなる、そんな仕上がりです! サウンドは軽やかでありつつも確かなベースラインを聴かせてくれるので、音楽をラフにノリ良く楽しめます。ドラムのハイハットやスネアの鳴りが気持ちよく、刺さり感も少ないのが好印象です。金管全般の解像度感も担保されていて、ミドルテンポ辺りのジャズが得意だと感じました。 また、ボーカルの位置が近く、ピアノやギターがとても明瞭で聴きやすいのも重要なポイントです。オンイヤー型の特徴である抜け感は一定量あるものの抜けすぎている感じはなく、残響感、余韻感にも長けていて心地良いです。そういった雰囲気の部分が抜けてしまわないのがサウンド面での個人的最大の推しポイントかもしれません。 上記の特性の代償としては、オンイヤー型特有の空間の広さに期待しすぎると、「意外と抜けていかないな?」という感想を持たれる可能性もあるところでしょうか。とはいえ、低域の物足りなさを指摘されがちなオンイヤー型でありながら、抜け感に寄りすぎていない本機はそれらの帯域もおざなりになっていないのが嬉しいです。 また、余韻や残響をもたらしてくれる反面、そのサウンドの特性上、テンポが速すぎたり構成が複雑になりすぎるとそれぞれが鳴りきらず、平面的な音に聴こえてしまう時があります。そのため、かける音楽はある程度選ぶ必要がある印象でした。迫力のあるサウンドや、音数の多い楽曲が好みの方は、同メーカーから同時リリースの「モンド オーバーイヤー」をお試しいただくのも一案かもしれません! 以上、「モンド フリースタイル」のご紹介をさせていただきました! 軽やかにノれる音と、現代的なお洒落を同時に身に纏うことができる本機は、どなたにも自信を持ってオススメできます! 是非お試しを‼
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AVIOT
TE-ZX1
¥49500 税込
まさに死角なし。ワイヤレスイヤホンの到達点。
長らく待ち望まれていたイヤホンが、ついにそのベールを脱ぎました。そんなAVIOT「TE-ZX1」について深堀りします。 まず一聴してみると、響き方からその空間の広さを感じます。ただ、際限なく広がっていくという感じではなく、明確なスケール感がある一方で、空間の広さを表現するために音の出所がやたら遠くに設定されているという訳でもありません。目一杯の距離から鳴ってくるものもあれば、中間距離、間近から発せられるものもありました。ただ広いというよりも、空間の広さをフルに使った立体的な音像のようなイメージです。定位と呼ばれる音の位置、距離感に気を配ってチューニングされたのではと推察されます。 このように立体的な音作りがされている中でも、楽曲としてのまとまりは確実に担保されているどころか、その3D的なグルーヴにハッとさせられる音楽体験をもたらしてくれるところが、このイヤホン最大の武器だと思います。 具体的には、音の出所はある程度遠いものの空間に満ちる豊潤な低域、それよりはいくらか近い中距離ラインをベースに、前後左右様々な位置から鳴ってくるピアノやギターのハーモニーで耳が退屈することがありません。かと思えば密度感の高いボーカルホンの如く、眼前で発せられる歌声に耳を奪われることもしばしばです。 この波状攻撃のような音のミルフィーユは、従来のワイヤレスイヤホンでは到底体感できなかったもののように思えました。音楽を聴いているというより、体験しているという表現がしっくりくるようにさえ感じられます。この仕上がりであれば価格設定にも素直に頷けるというものです。 こういった音の特性上、「こういう曲を聴くといいですよ!」というのは申し上げづらいというのが正直なところなのですが、それはもちろんいい意味で、です。ジャンルに対する向き不向きがあるようなタイプの仕上がりではないためですね。 あえて申し上げるとすれば、先述の通り音の立体感を存分に楽しむことができるので、音数が多かったり複雑な構成が目立つような楽曲を聴くと、まさに鳥肌ものです。もちろんテンポの速さにまったく気圧されないレスポンスの良さや粒立ちの細やかさも持ち合わせていますので、激しめの楽曲もお手のものでした。 加えて、先述の通りボーカル表現の生々しさにはワイヤレスならざるものがありますので、歌ものがお好きな方には一度お試しいただくことをお勧めします。……やはり絞りようがないですね。それほどにオールマイティであると、私は感じました。 そんな全能感のある本機ですが、強いて懸念点を挙げるとすれば、高音域の鋭さが顕著であることでしょうか。ジェラートのように滑らかで豊かな低域とのコントラストも魅力の一つであるという捉え方もできますが、聴き手によってはシンバルの炸裂音やボーカルの特にサ行などが少し耳に突き刺さると感じるかもしれません。とはいえこれも好みの問題のような気もするので、兎にも角にもサウンドをご体感いただいて、是非とも皆様のご判断を伺えればと思っております。 ここからは、音以外の特徴もいくつか紹介させていただきます。 まず、ケースの外観と質感に唯一性を感じます。全体が少し陰のある赤色で、上面にスピン加工の施された金属製のケースからは、確かな剛性が見て取れます。イヤホン本体もケース同様赤を基調としたデザインで、クールかつ武骨。この華のあるキャッチーなビジュアルは、無難とは無縁の刺さる方にはとことん刺さる仕上がりだと思います。 本体のサイズ感は大きめで、このイヤホンの特徴である3種類5基のドライバーがしっかりと収まっています。そのため装着時に耳からの飛び出しはそれなりにありますが、形状にカスタムIEMの技術が用いられているので、その大きさを全く感じさせない密着感、そこに起因する確かな遮音性が得られます。その上からノイズキャンセリングをかけてしまえば、よほどの轟音が鳴り響いていない限り集中を乱されることはないでしょう。 また、アニメーション作品『カウボーイビバップ』をイメージソースとしたデザインということも特筆すべきポイントです。先述のケース・本体デザインも作中の戦闘機をモチーフとしており、何より接続時やモード切替時のアナウンスには作品登場キャラクターのボイスが搭載されているので、作品ファンの方々の心を躍らせるのではないでしょうか。それらの要素で既に十二分にファン垂涎のアイテムの一つとなること間違いなしなのに、ひとたび音楽を鳴らせば、あのクオリティです。注文をつける方が難しいと思います。 ちなみに上記以外にも、外音取り込みや通話性能等の質も高いのでガジェットとしても優秀、様々なサイズ・異なる材質のイヤーピースやセミハードケースも同梱する等付属品類も至れり尽くせりとなっています。本当に文句のつけようがないなというのが私の最終的な感想です。 以上、「TE-ZX1」の紹介でした。いつもならこの辺りで「こんな方にオススメです!」というのをまとめて締めているのですが、本機に関してはあらゆるニーズに応え過ぎているので、絞れませんというのが正直なところです。このレビューをここまでご覧いただいた皆様には、兎に角一度お試しいただきたいと強く強く、願います。
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CTM
CE110 CLEAR
¥14850 税込
聴き入るも聴き込むもあなた次第!
モニターもリスニングも自由自在! 何でもこなす実力者がエントリークラスに現れました。 全帯域通して歯切れのいいサウンドでどこで何が鳴っているかが分かりやすく、特にリズム隊のパフォーマンスがものの見事に見えてきます。ドラムのインパクトの瞬間や、ベースやギターの弦が弾かれた瞬間などを明確に把握できる描写力と、過不足のない余韻感のバランスがまさにちょうど良く、個人的にはリズム隊を中心に楽曲を追うのに有用だなと感じました。 ただ、「The モニターサウンド」のようなどこまでも分析的で淡白な鳴りとも違い、リスニング用途としてもその力を存分に発揮しています。 特に低域の表現が秀逸で、イメージ的には「大きな波のように押し寄せてくる」「包み込まれる」といった印象でした。映画館の地鳴りのような低域と近い音像です。どこで何が、というよりも頭から音をかぶっているような、浴びるような感覚に近いかもしれません。それを背中で感じながら、他の帯域は低域の出どころより前方で音を奏でているので、飲まれることなく全てがハッキリと聴き手まで届いてきます。 見通しが良いのにバランスは映画的。お察しの通り、音楽のリスニングはもちろんライブ映像や映画、ドラマなどのコンテンツ視聴との相性も抜群です。 サウンド以外の個人的推しポイントもいくつかございます。 まずは、兎にも角にもバチっと決まる装着感です。数多のステージモニターを世に送り出しているCTM。エントリーモデルでも、やはりさすがのビルドクオリティと言う他ありません。一見何の変哲もない形状に思えるのですが、一度装着してしまえばテコでも動かない、そんな安定感や安心感がありました。それに伴った遮音性も見事なものです。 また、デザインもとても気に入っていて、クリアofクリアな見た目が非常にシンプルかつとびきりキュートです。好きですね。同梱されているキャリングケースも非常にシンプルかつカッコいい仕上がりで、メーカーのロゴが映えています。サイズ感もちょうど良く、バッグに潜ませて持ち歩くのにピッタリです。 以上、「CTM CE110」のご紹介でした! 楽曲を分析的に追いかけるも良し、目を閉じて音に身を委ねるも良し、思い思いの使い方で存分にお楽しみいただければと思います!
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PHILIPS
USB-Cハイレゾイヤホン【TAE1018】
ホワイト
¥1980 税込
USB-C接続対応でエントリー価格!バランス感覚に優れたインナーイヤー型イヤホン!
すっきり軽快な音楽体験をハイコスパで楽しめるイヤホン、「USB-Cハイレゾイヤホン(TAE1018)」がPHILIPSから登場しました! このイヤホンはインナーイヤー型で、リモコンマイクには3つのボタンがあります。中央のボタンで音楽の再生/停止、通話の応答/終了、上下のボタンで音量調整ができ、操作は直感的です。イヤホンの操作が複雑でないことは利点です。 ハンズフリー通話も可能で、スマホを取り出す必要がありません。有線イヤホンではマイク機能が一般的ではないため、この機能も便利です。 デザインはシンプルで、ブラックとホワイトの2色展開です。どんなシーンやファッションにも合わせやすく、幅広い年齢層に適しています。 サウンドは、とにかく聴きやすい!というのが第一印象です。インナーイヤー型らしい、程良い空間に抜けていくあっさりとした聴き心地が、軽やかな装着感との相性抜群です。 長時間の装着を想定した音作りなのでしょうか。インナーイヤー型の設計上控えめになりがちな低域をあえて補填しすぎず、かといって味気ない音にもなっていない、このバランス感覚が絶妙だなと驚嘆しております。 このように、本機が「軽い」音にならず、あくまでも「軽やか」であると感じさせてくれるその秘訣は、帯域ごとの位置関係、特に低域のポジショニングにあるのではないかと推察します。 まず、ボーカルは少し近めに感じられる中央付近の位置に、それを両脇から包み込むように鳴っているギターやピアノ、バイオリンなどの響き、その構成がとても暖かみのあるものに感じられました。 一方低域はというと、それらよりは明確に後ろに定位しています。体感としては恐らくボーカルのすぐ後ろ辺りなのではないかと思います。 帯域ごとのポジション自体がそれなりに近いので、低域の量感を無理に足さずとも、リズム隊の存在感は問題なく感じられる仕上がりになっているということです。 この位置関係により、トータルサウンドとしては、仕様上不足しがちな低域を無理に補おうとする不自然さは全く感じられない、いわばあっさり系の鳴りではあるものの、非常に当事者感があるように思えるのです。 柔らかく溶け合う中高域と、それらにピッタリと寄り添う低域の関係性が、個人的には非常に好意的に聴こえました。全体的に特別主張が強い音ではないものの、どの帯域も他人事ではないように鳴ってくれていることが全体のグルーヴに繋がっていること、これが本機のサウンドが「軽い」ではなく「軽やか」に感じられる理由なのではないかと思うのです。 総括すると、「シンプルなビジュアルと操作感で、幅広いユーザーに適しており、音質も魅力的」「USB-C接続対応」というのがこのイヤホンの特長です。価格も手ごろで、スマートフォンと音楽をつなぐ便利なアイテムとして最適です。試聴機も用意されていますので、ぜひ試してみて、音楽をより豊かに楽しんでみてください!
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radius
HP-NEL22C
ブラック
¥4400 税込
スマホに刺すだけ!コネクタ要らずの優等生!
インナーイヤー型の旨味を存分に。エントリー価格かつ、USB-TypeCコネクタ搭載でご堪能いただける万能イヤホンのご紹介です! レビューに際して様々な楽曲を聴いてみた結果、こちらのイヤホンのキーワードは「空間表現」と「ボーカル(中音域)」であるとの見解に至りました。 まず、現在のスタンダードとも言えるカナル型とは一線を画す雄大な空間描写は、価格を考えずともお見事です。そしてその表現はただ広いだけでなく、特に左右に顕著に広がっていく独特のものです。ただ、大きいホールのような反響感や残響感といったものは少なく、例えるなら“野外ステージで音が広がり、抜けていくような極めて開放的なサウンド”といったイメージです。この音の広がりの独自性が、私を含めたインナーイヤー型ファンが絶えない大きな理由であると考えています。本機もエントリー価格ながらその特徴を色濃く感じられました。 それだけ豊かなステージを感じさせつつも、全体が薄味になることは決してなく、特にボーカルはしっかりと中央に、確かな存在感を持って位置していました。歌声の雰囲気としては、正面に音の発生源があり、そこから自分に向かって放射状に広がってくるようなスケール感がありつつも、角のない仕上がりとなっています。この包み込まれるような柔らかい音像に、自然と心が安らぐような感覚になれたことを記憶しています。総じて非常に心地よい音楽体験を提供してくれるタイプのイヤホンです。 各帯域のパワーバランスはと言うと、主役はやはり中域以上であると言えます。伸びやかな高域とあたたかなボーカルの調和が、明るく穏やかな空気を演出しています。対して低域は量感こそ少なめですが、リズムの取りやすい軽快な鳴りをしており、こちらも楽しげで好印象です。 また、これはサウンドとは別の観点からの考察なのですが、本機はインナーイヤータイプのイヤホンの中でも、かなり開放型に寄った使用感だと思います。私の中で、カナル型と開放型の中間地点に位置しているのがインナーイヤー型というイメージがあるのですが、本機の装着感の軽さ、外音の聞こえ具合は明らかに開放型に寄っている印象です。ですので、小音量で音楽をかけながら別の作業を行ったり、家事をしながら家の様子を把握するのに非常に有用であると思います。 そして、イヤホンの耳に当たる部分には金属素材が使用されており、ひんやりとした耳当たりが個人的には好きでした。ただ、こちらに関しては好みが分かれるところだと思いますので、もし気になる方がいらっしゃいましたら、付属のスポンジ製イヤーパッドの装着をお試しください。そうすることによって着け心地が一段と優しくなったと感じていただけると思います。 また、イヤーパッド装着によって外音の入りも若干抑えられ、一般的なインナーイヤー型程度になりますので、外の音が聞こえすぎて気になるという方にもこちらの装着をおすすめします。 その他にも、ハンズフリー通話などが可能なイヤホンマイクの搭載があったり、遂にUSB-Cが搭載されたiPhone15シリーズでの動作も確認済み(2023年9月時点)であるなど、利便性がしっかり担保されているのも嬉しいポイントです。 総評としては、サウンドに迫力より安らぎをお求めの方や、ながら聴き用途でもお使いになりたい方、エントリー価格でインナーイヤー型イヤホンをお探しの方、視聴環境がスマートフォン中心の方、こういったニーズのお客様にはうってつけのイヤホンだと思います! 個人的には、この開放型のような使用感と、伸びやかで柔らかい音の鳴りの相性が抜群に良いと感じました。休みの日に一日中着けっぱなしでゆったりめのジャズなんかを流したいなという思いになりました。 「HP-NEL22C」、是非一度ご試聴してみてください!
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Anker
Soundcore Liberty 4 NC
ネイビー
¥12596 税込
ノイキャンだけじゃない!機能特盛の超優秀イヤホン!
強力なノイズキャンセリング搭載機であると同時に、低音ジャンキーの新たな選択肢ともなり得る超絶ハイコスパモデルが登場しました! サウンドの迫力と機能の充実、どちらにフォーカスしても手に取る理由としては十分すぎるクオリティだと感じています。以下にその特徴を列挙いたします! まず外観について、手で握りやすい大きさのケースで、厚みもそこまでありません。ポケットにすっぽりと収まるようなサイズ感は、女性のお客様でも大きすぎると感じることはあまりないかと思います。 正面のボタンをワンタッチでケースが開くのですが、こちらのボタン一つでケースの開閉、ペアリング、リセットの3つの役割を担っているのが、使用感としてとてもスマートに感じました。ケースを開けた時の立体的なビジュアルも好印象で、それによってイヤホンがとても取り出しやすいのも◎ 私の耳にはイヤホン本体がすっぽり収まり、なんなら吸い付いてくるような感覚にもなれる、非常に良好なものでした。あまり人を選ばない装着感は、スティック型である恩恵の一つだと思います。 ここで、具体的な機能の話に移る前に、アプリの優秀さについて触れておきたいと思います。まず、音質変更にあたってプリセットイコライザーが22種類用意されています。アプリで音質のプリセットを切り替えられるイヤホンは多く存在しますが、それが22種類となると話は別です。これだけ多種多様なチューニングが用意されているのは、Anker製品の大きな強みの一つと言っていいでしょう。それぞれの変化量も確かなものがあるので、楽曲や好みに合わせてお試しされることをおすすめします! また、プリセットだけでなく自分好みの音質をオリジナルで作成できるカスタムEQにも対応しています。音をさらに作り込みたい方のニーズにもしっかりと寄り添っているのが好印象です。 その他にも、3Dオーディオやノイズキャンセリング・外音取り込みのモード切替など、できることが多岐に渡りますので、時間をかけて使い込んでいく楽しさがあります。(ノイキャンは周囲のノイズに合わせて強弱をつける自動設定モードや各交通機関によって効き方を手動で調節できる移動モードなど。外音取り込みは全ての外音を取り込むのか、音声にフォーカスして取り込むのかをそれぞれ選択できます。凄い。) 次に、商品名にも入っているノイズキャンセリングの性能について、価格を考えるとその破格の強さに驚かされます。低域のノイズカットに関してはお見事としか言いようがなく、空調や車の走行音などはその存在を認識するのが極めて困難になります。それでいて中高域へのアプローチも鮮やかで、店内BGMやキーボードのタイプ音などもかなり小さくなったように感じられました。上から音楽を鳴らしてしまえば、雑音に集中しない限り把握できないレベルまでは遮音してくれたと感じます。 このように、非常に優秀なノイズキャンセリングを搭載している本機ですが、あえて一つ注意点を挙げるとするなら外音取り込み性能でしょうか。こちらも十分実用的ではあるのですが、正直マイクで集音している感は否めず、自身の声がこもり気味になります。そのため、小音量で音楽をかけた状態だと、アナウンスを聴いたり人と会話をするのは難しいと感じました。ですので、外音取り込みを使用する際は音楽を一度止めることをおすすめします。 さて、メインの音質について、第一印象としては「ベースの迫力!」が脳内に太字で来ました。個人的には、このふくよかで厚みのある低域がSoundcore Liberty 4 NCのキャラクターを表す上での最重要ポイントであると思います。体に響き渡るようなあの低域に心を奪われる方はきっといるはず! そう思える迫力でした。 一方で、このように低音が効き過ぎていると、時に高域やボーカルが曇って感じられるという声もあります。しかし、このイヤホンはまったくそんなことはなく、中高域帯の抜けてほしいところはスッキリと届いてくる上、ボーカルは中央付近に近すぎず遠すぎない絶妙な距離感で、どっしり存在しているという感じがしました。あくまでキャッチャーな低域の鳴りと量感であり、過多にはなっていません。とはいえ迫力にかなり振っている分かりやすい傾向のある音なので、マッチするジャンルを選ぶ印象を持ちました。 こういった音の機種に対して「ロックやEDMにピッタリ!」というような表現をよく目にします。本機もご多分に漏れずという感じではあるのですが、個人的にこのイヤホンに関しては上記の2ジャンルが並列だとは思っていません。私の中では圧倒的に「EDMに軍配‼」という感じです。「ノれる低域と全身を満たすシンセの鳴りが気持ちいい‼」となり、試聴時に音楽を止めたくないと思ったことを記憶しています。更に言えば、ダブステップとの相性が震えるほどよく、専用機かと思えてくる程でした。こちらはEDMより一層低域の活躍が顕著なので、臨場感が途轍もないことになります。これらのダンスミュージックに位置付けられるような楽曲を普段から好んでお聴きになる方には、強くおすすめしたい一台です。 このようなご紹介の仕方をすると、ポップスやアコースティックな楽曲は不向きなのではと危惧されるかもしれません。そこで大活躍するのが、先述のアプリです。デフォルトのサウンドだと、たしかに楽曲によってはブーミー過ぎることもあるのですが、自在に音質を変更できる本機に死角はありません。プリセットやカスタムEQを駆使することで、迫力重視のサウンドから明らかなミスマッチとは無縁の万能機へと姿を変えました。 以上のことから、全方位的にとてつもなく優秀と言えるこちらのイヤホン。この仕上がりでコスパ面も大変優れておりますので、どんな方でもご満足いただけるのではないかと思っております! 特に、1万円台で強力なノイズキャンセリング搭載機をお探しの方や、ダンスミュージックを愛する皆様、是非一度お手に取ってみてください! Soundcore Liberty 4 NC、イチオシでございます‼
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DENON
PerL True Wireless Earbuds【AHC10PLBKEM】
¥23121 税込
「パーソナライズ」という新提案!未体験ゾーンへ誘うTWS!
オーディオの新しいステージの幕開けを感じさせるイヤホンが登場しています。それがこちら、「DENON PerL True Wireless Earbuds」です。 このイヤホンのレビューに入る前に「同時発売されている『PerL Pro』と比べてどうなの?」という部分に関して、あくまで個人的にではありますが、簡単な見解を述べさせていただきます。 こちらのPerLシリーズ、魅力は様々ありますが、キーワードは何と言っても「パーソナライズ」です。この機能による音楽体験は、これまでのリスニングに対する概念を覆して余りあるものでした。そしてその体験はProでのみ味わえるものでは決してなく、今回レビューするPerLでも十二分に体感できます。「せっかくなら上位モデルが欲しいけど、どうしても予算が……」という方こそ、この先も読み進めていただけたら幸いです。それでは、前置きが長くなりましたがレビューの方に入ります。 音に触れる前に、機能面について簡単に紹介します。まず、ノイズキャンセリングと外音取込機能共に搭載しており、どちらも実用的な仕上がりに感じました。特にノイズキャンセリングは、そのパワーも去ることながら、比較的自然に効いてくる印象です。この「効きの自然さ」というのが音楽体験への没入という点において非常に重要な役割を果たしてくれますし、何よりPerLシリーズという新たな音楽体験との出会いを提供してくれるモデルとの相性は抜群です。 また、イヤホン本体がそれなりのサイズ感であることによって装着感に対する不安の声も聞こえてきそうですが、そこもさすがはDENON。耳に触れる部分は意外にも大きすぎず、イヤーピース、イヤーフィン共にサイズが多数同梱されていますので、私の耳ではしっかりとしたホールド感が得られました。(店頭で展示されているものと別サイズのイヤーピース・イヤーフィンのご試着をご希望の方は、お近くのスタッフまでお気軽にお申し付けください) 加えて、タッチ部分の面積が確保されているため、操作性も非常に良好です。タッチ時に毎回音が鳴るので誤操作も少なくて済みますし、そもそもの感度が絶妙であると感じました。 更にその操作内容をアプリで計8箇所カスタマイズできる自由さもあり、この後紹介させていただくパーソナライズ機能と併せて、イヤホンを自分だけの相棒にできます。 ここから、いよいよ音のレビューに入ります。デフォルトのサウンドはあくまでバランス型で、誇張表現の少ないあっさりとした仕上がりに感じました。強いて言えば少し低音の存在感が強いかなといった程度です。それゆえ苦手とするジャンルも特になく、極めて聴き心地の良い音質でした。とはいえ、こちらのイヤホンは「パーソナライズ機能」を活用することが大前提。この先が本題と言っても過言ではありません。 まず、こちらの「Masimo AAT」というパーソナライズ機能、使い方は至って簡単です。というか、やることはほぼありません。最初にアカウントを作成し、パーソナライズをスタート。これだけです。あとは自動でイヤホンが全ての測定を行ってくれます。この、選択肢を選んだり聞こえたらボタンを押すなどの行程がないことが、個人的に非常に未来感があり、この時点からワクワクが急上昇してまいります。 さて、パーソナライズも終了、いよいよ体感の時です。個人的なファーストインプレッションとしては、とにかく「別物」であるという表現が一番近いでしょうか。この時の感覚を文字でお伝えするのは非常に難しいのですが、一聴して自身のリスニングが次のステージへ進んだことを思い知らされました。 まず、どこまでも広大な空間を最初に感じます。その空間全体に響き渡り、抜けていく高域、それを後ろからガッチリと支える低域、これらの音に囲まれてスポットライトを浴びるかのように映えるボーカル帯。その全てが本物に感じられます。これだけ広々とした音なのにまとまりと輪郭がまったく損なわれていないのは、ひとえにその定位感に起因していると思います。左右だけでなく前後感もはっきりと認識でき、その繊細さには驚かされます。 パーソナライズのオンとオフの違いを例えるなら、テレビで観ていたライブ映像の中に突如吸い込まれたような、そんな驚きと変化量がありました。未体験の広がりとまとまり、響きと緻密さを一挙に得られます。まさに音に抱き締められているような、そんな濃密な音楽体験でした。これをワイヤレスで体感できるのだから、驚愕の一言です。 DENONが自社のサウンドイメージとして掲げている「Vivid & Spacious」というものがあります。この「鮮やかで広大」というコンセプトと、今回搭載したパーソナライズという機能の特性は、出会うべくして出会ったと思えてくるほどに噛み合っていました。 オーディオは「どう聴かせるか」から「どう聴こえているか」の方にフォーカスしていく時代になっていくのかもしれません。もちろん、一概にどちらが優位と言えることではありませんが、新しいリスニングの選択肢が誕生したことだけは確かです。 老舗国産オーディオメーカーの音への飽くなきこだわりと、最新の科学技術が手を組んだ、芸術的とも言える「PerL True Wireless Earbuds」のサウンド、是非一度ご堪能ください。
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SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥16910 税込
音・利便性・使用シーン、どの項目も捨てる必要なし!
音質・機能・価格のバランスがあまりにも美しい、満足感十二分の注目機、SONY「WH-CH720N」が登場しました。 まず、持った瞬間にその軽さに驚かされます。ノイズキャンセリング搭載機としては屈指のこの軽さが、特筆すべき連続再生時間(ANC ON時:35時間/ANC OFF時:50時間)を誇る本機と相性抜群です。 また、ファッションアイテムとしても優秀で、シンプルなデザインが普段のコーディネートの中にも違和感なく溶け込んでくれます。カラーが3色展開ということもあり、時にはアクセントとしての効果も期待できそうです。 ノイズキャンセリングのパワーは同価格帯の中だとかなり優秀な部類に感じられ、その効きの自然さは高級機と比較しても遜色ないように思えました。 外音取り込みは極めてナチュラルで、マイクで拾っている感覚が非常に少ない印象でした。そのため、装着した状態での長時間の使用も全くストレスになりません。 肝心の音については、帯域ごとの調和が絶妙で、輪郭もくっきりとした、バランス感覚に優れた癖のない鳴り方をしています。 聴く音楽のジャンルを一切選ばず、何を聴いてもその完成度は揺らぐことがありませんでした。 空間は程よい広がりがあり、掴みやすい中高域が心地良いです。 全体を支える低域は十分な量感と存在感がありつつも支配的ではなく、キレの良さも兼ね備えています。ただ、そのバランスの良さが、人によっては味気ないと感じられる可能性もあると思います。 そんな時に有効なのがアプリの活用です。個人的にソニー製品のアプリはとても優秀だと思っていて、各種設定はもちろんのこと、音質の変更も自在に行うことが出来ます。 用意されているプリセットが9つと多く、その一つひとつで明確な音の変化を感じられます。それに加えて、オリジナルのイコライザーも2種類作成でき、より思い切ったカスタマイズが可能です。 尚、カスタマイズの際、一般的なアプリのイコライザーでよく見られる縦軸での音の変更に加えて、ソニーのアプリではそれらの下部に位置する場所にある横軸で低音をより増幅させることが可能です。この仕様によって、音に迫力をお求めの方の期待も裏切ることはないはずです。これだけ派手にいじっても音が一切破綻しないのは、ひとえにデフォルトのバランスの良さがゆえなのでしょう。 その他にも、2台同時接続が可能なマルチポイント機能や、通話時の風ノイズを低減する機構、圧縮音源の高音域をヘッドホン側で補完するDSEEなど、今欲しい機能が盛り沢山のヘッドホンとなっています。 エントリーモデルとは明確な実力差を感じさせ、フラッグシップモデルのエッセンスもふんだんに盛り込まれたSONY「WH-CH720N」、音楽ジャンル・シーンを選ばず、どなたにも自信を持っておすすめできます!