スタッフ詳細
あさやんアサヤン
@e☆イヤホン 秋葉原店
e☆イヤホン秋葉原店勤務のあさやんです。
HIPHOPを中心に色々聴きます。
十数年来のChicago Bullsファン。
カスタムIEM:
カナルワークス L33BB
Ultimate Ears UERR, UE11PRO
Vision Ears VE3.2
Nostalgia Audio NA3
イヤホン(有線):
Shure SE846
など
イヤホン(無線):
nothing ear(2)
DAC/AMP:
RME ADI-2 DAC FS
スピーカー:
FIIO FP3
スタッフレビュー
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AAW
A3H+ Lux Edition (Universal Fit)
¥32890 税込
人気のA3H+が装いを変えて登場
シンガポールに本拠を置くエレクトロニクスブランド、AAWの人気モデルA3H+にNoir Editionに続く新たなモデルの登場です。 フェイスプレートに施された金属細工が、ずっしりと高級感のある筐体に特別感をもたらしています。 前作A3H+ Noir Edition (Universal Fit)では指で取り外せたフェイスプレートですが、 このLux Editionでは付属するピンを使って外すことを念頭においたデザインになっており、不意に落下する心配もなさそうです。 やや大振りに見える筐体も、私の耳には自然にフィットし違和感はありませんでした。 音質のバリエーション豊富なこのIEM。 スイッチごとに聞き比べてみましたので所感を記述していきます。 【NORMALスイッチ】 しっかりとした密度のあるサウンドの下地に、はつらつとしたギターやボーカルが描き出されます。 それを量感がありつつも適切にまとまって優しく響くドラムサウンドが包み込んでくれるような印象です。 音の抜けも良く全体的にバランスの取れた鳴り方をするため、幅広い楽曲においてリスニングが楽しめそうです。 【VOCALスイッチ】 中域が前面に押し出されるというよりは、ボーカルを中心とした帯域の密度が上がったような印象があります。 音鳴りのバランスが崩れることなく、ぎゅっとまとまりの良いサウンドだと感じました。 【VOCAL+スイッチ】 ボーカルをはじめとする中域が柔らかな輪郭をもって少し前に出てくるような鳴り方だと感じました。 それでいて高域や低域が損なわれることはなく、聴き心地に違和感を覚えさせない絶妙な変化をもたらしてくれます。 歌モノ用のスイッチとしてだけでなくお使いいただけると思います。 あなたの好きな楽曲をもっと好きにさせてくれるかもしれません。 【BASSスイッチ】 見違えるほど低域の押し出しが強くなります。 量感を増したベースサウンドと、粒の細やかさを感じ取れる高域の表現力は、 個人的にはハッピーハードコアやハードコアテクノなどスピード感があり電子音多めの楽曲などとの相性の良さを感じました。 暴力的なまでの音の波に没頭し、脳が震えるような感覚を味わいたい方にオススメです。 【総括】 全体的にNoir Editionからブラッシュアップされ重厚感を増した音へと変化している印象です。 スイッチ・イヤーピース(標準/高域/低域)の組み合わせにより12通りの音が楽しめる当製品で、きっとあなたのお好みの音が見つかるはず。 是非お試しください。 【試聴環境】 iPhone13promax 【試聴楽曲】 Neru 「ロストワンの号哭feat.鏡音リン」 t+pazolite 「TROPICAL A GOGO(#TPZREMAKE)」 Slushii & TOKYO MACHINE 「Pew Pew」 Jin Dogg & GRADIS NICE 「Pitch Black」 Survive Said The Prophet 「NE:ONE」
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See audio
NEO
¥145900 税込
モニターとリスニングのいいとこどり
片耳にそれぞれ10基ずつBAを取り入れたHi-Fi IEM、See audio "NEO" のご紹介です。 黒を基調とし質実剛健とした出で立ちの筐体のフェイスプレートには豪奢な金箔があしらわれ、バランスの取れたデザインによりくどくない高級感が見事に演出されています。 サイズが大きすぎることもなく、個人的にはフィット感も良好であると感じました。 一聴してまず、空気感の再現能力が高いことに感嘆しました。しっかりと取りやすい定位をもって下地が作られ、その上でBAドライバ特有の繊細な鳴り方が、音数の多い打ち込みの楽曲でも各楽器の聴き分けを可能にしています。 楽曲の制作意図までも伝わってきそうなほど広い音場と高い解像度が、濃密でありながらすっきりとした聴き心地を担保しています。 中域が若干前にいるような印象ですが、ドライバのチューニングの妙により歯擦音などが気になることはありませんでした。適切な量感と配置がなされており、それぞれが柔らかな輪郭をもって響くため、楽曲に応じて各音域にフォーカスを向けやすく、幅広いジャンルに合うという印象です。 スイッチジャックを採用しており、同一のケーブルでアンバランス・バランスの両接続が行える当機は、個々人の環境に寄り添って幅広くお使いいただけます。 是非一度ご試聴ください。 試聴環境 Astell&Kern KANN ALPHA 試聴楽曲 Getter & GHASTLY 「666!」 KANDYTOWN 「Get Light」 Gyoson 「GRIND」 ClariS 「カラフル」
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HIFIMAN
HE-R9
HE-R9 Bluetooth
¥99880 税込
軽量ボディから感じられる確かに広い音場
HIFIMANから登場した独自トポロジー振動板採用のヘッドホン、HE-R9のご紹介です。 Bluetoothレシーバー「Bluemini R2R」が付属するHE-R9 BTというモデルでは無線Bluetoothワイヤレスで使うことが出来ます。 HE-R10と比較し若干の軽量化がされた本機は、特徴的な傾斜したハウジングはそのままに、材質やコーティングを一新しています。 プラスチック系の素材に赤系のカラーを採用したカップ部分とレザー調のヘッドバンドが、高級感を醸し出しています。 手に持った印象としては軽量かつ堅牢で、圧力をほとんど感じず着け心地も軽やかです。 大型なイヤーカップにより確保された空間でドライバーがきれいに鳴らす反響音から、空間表現力の高さが伺えます。振動版の表面に特殊なナノ粒子のコーティングを行った独自のトポロジー振動板のおかげか、ドラムヘッドの震えやボーカルの息遣いすらも伝わってくるほど解像度が高く、細やかな音と同時に確かに感じられる定位感や分離感が両立されています。 広く包み込んでくれるような低域に支えられた中高域、特に破裂音が心地よく感じられました。 若干角が取れたサウンドなためか、個人的には高域の刺さりも感じず、聴き疲れしづらいという印象です。 無線化できる上に筐体の重みをあまり感じないため、自宅でもお外でも、長時間使用できそうです。是非お試しください。 試聴環境 KANN ALPHA 試聴楽曲 coldrain 「The Maze」 Chance the Rapper 「Hot Shower (feat. MadeinTYO & DaBaby)」 Leon Fanourakis 「完璧主義」 ピーナッツくん & やながみゆき 「未来NEXTメシ」 電音部,Giga,鳳凰火凛(CV: 健屋花那) 「CHAMPION GIRL」
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final
B3 【FI-B3B2SSD】
¥49800 税込
抜群の定位感と高解像度を誇る名機
幅広い楽曲を高いレベルでそつなく鳴らしこなせ、デザインセンスも高いおしゃれなイヤホン、final B3のご紹介です。 ステンレス製の筐体で、フロストシルバーに仕上げられたそのマットな質感には高級感が漂います。筐体は比較的小型で、付属のfinal E-Typeのイヤーピースを使用して装着すると、個人的に耳への収まりが良好でした。 当製品は高域用に1基、中低域用に1基の合計2BAで構成されています。箱出し時は中高域が前面に出てくるクリアな音質であると感じていましたが、200時間程度のエージングを経て、低域が出てくるようになりました。それによりフラットな鳴り方になったような印象があります。 シンバルなどの金物類は繊細に表現されつつ、耳に刺さる感じはありません。女性ボーカルやギターサウンドが特に優れており、比較的広めの音場と抜群の定位感をもって音の配置が分かりやすく精緻に描き出されます。音数の多いEDMなどでもそれぞれの楽器を柔らかな輪郭をもって鳴らし分けられています。 アニソンなどの現代的な音楽からジャズなどのクラシカルな生音まで、広い度量を持つミドルクラスの名機です。 あなたのお気に入りの曲が新たな一面を見せてくれるかも……?是非一度ご試聴ください。 試聴楽曲 長谷川白紙 「毒」 JazzTronik 「SAMURAI - 侍」 ネクライトーキー 「めっちゃかわいいうた」 湊あくあ 「あくたんのこと好きすぎ☆ソング」 Sweet William x Jinmenusagi 「opium (feat. Jin Dogg)」
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FIIO
Q3 MQA 【FIO-Q3S-MQA】
¥19710 税込
Fiio Q3がMQAフルデコードに対応!
外観を先代「Q3 2021」と比較しますと、一部にデザインの変更が見られるものの大きな変更はございません。 スマートフォンに重ねて利用しやすい薄型のボディは、私の少々大型なスマートフォンに合わせて持ってもコンパクトに収まり、使い勝手は良さそうです。 音質は、まず第一印象として音の厚みを感じました。BASSブースト機能をオフにした状態でも低域が若干押し出されており、オンにすればさらに臨場感のある分厚い音楽の世界に誘ってくれます。 低域の心地よい主張に身を委ねつつも、ボーカル周りの中音域の描き分けが感じられ、低域に埋もれない配置がなされています。その表現の絶妙さは目を見張るものがあり、普段ヘッドホンで音楽を聴かれる方にもオススメです。 低域に主眼を置いている楽曲はBASSブーストを用いてノリノリに。女性ボーカルなどはオフにしてスッキリと。使い分けこそがQ3 MQAを活かすと感じました。 ぜひお試しください。 試聴環境 Apple iPhone13ProMax Lightning to USB Type Cケーブル(Q3 MQA付属品) Q3 MQA Yongse Expert All CuAg8 ONKYO IE-C2 試聴楽曲 ぷにぷに電機 「よわいにく(feat. oriik internet)」 中野梓(CV:竹達彩奈) 「じゃじゃ馬 Way To Go」 (sic)boy 「living dead!!(feat. KM)」 崎山蒼志 「五月雨」 長谷川白紙 「o (__*)」