スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Astrolith 【CAM-1703】
¥315000 税込
力強い中にも音潰れのないこまやかさ
最初に感じるのは、エネルギッシュさ。低音の力強さと圧倒的な情報量があり、傾向としては若干ドンシャリと感じる方もいるかもしれません。空間的な距離感はかなり近く感じます。 かなりの音数と迫力ですが、ギターの音は細部まで歪むことなくしっかりと鳴らしてくれます。低音はじっくりと重めですが、情報量が多いので主張はそこまで強くなく、心地よいレベルで楽しめます。 付属品としては、3.5mmケーブルと4.4mmケーブルが付いていますが、バランス接続の理屈通り、4.4mmの方が圧力と迫力が感じられ、「Astrolith」の個性をより引き出しているように思います。とはいえ、アンバランス接続でも各音の解像度がしっかり感じられ、じっくり聴き込めます。 普段イヤーピース選びに苦労するほど耳が小さい私でも、筐体はやや大きく感じつつもフィット感は良好です。しっかりとホールドされ、遮音性が非常に高く感じました。ギターサウンドとの相性が良く、全体的にロック向けのイヤホンだと感じました。 音場よりも解像度と迫力を求める方には、非常に馴染むイヤホンだと思います。 【試聴環境】 M11Pro 【試聴音源】 絶対零度/赤い公園 WelcomeTo The Disco/Yung bae,Macross 82-99
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
KANN ULTRA 【IRV-AK-KANN-ULTRA】
¥198000 税込
高出力と静音性の高さが魅力!音楽の世界に没頭できるDAP
出力は触れ込み通り、かなり強く幅広い機種でポテンシャルを発揮できます! サブスク等のアプリの挙動ですが、スマホよりはややもっさりするものの動きは良好です。 トリプル出力対応とのことですが、端子は3.5mmと4.4mmのヘッドホン出力が一つずつあります。プリアウト&ラインアウトは端子兼用ですが、それぞれ3.5mmと4.4mmで対応しています。画面上部からスライドして出力モードを選択することができます。 大きさは成人男性の手のひらに収まるぐらいで、厚みは24.4mmとポケットに入れての運用はぎりぎり可能です。重量はあるものの、持ち運びできる限界ラインの重さとサイズだと思います。 ESS社のDACらしく音場の広さと余韻感があります。ドラムやベース音は抑揚がはっきりしており、躍動感が感じられ、出音に余裕を感じます。また、非常に静音性が高く透明感があり、ノイズが非常に少ないです! 一音一音はシャープで明瞭ですが、「サ行」の刺さりなどは少なく、不快感のない音です。特にアコースティックな音源はリアルに再生してくれます。ノイズが少なく、パワフルさと繊細さを兼ね備えているので、感度の高いイヤホンやカスタムIEMなどで聴くには理想的なDAPだと思います。 同社「KANN MAX」と比べると、中高域にメリハリがあり、明瞭感が強いです。出力の強さも「KANN MAX」よりもさらにボリュームにゆとりがあり、音の奥行も広い印象です。特にbeyerdynamicのヘッドホンで聴くと、より顕著にこの特徴が感じられました。 カスタムIEMはハイエンドイヤホンから高インピーダンスの大型のヘッドホンまで、幅広い機種で使えます。 複数機種のイヤホン・ヘッドホンを持っている方におすすめできるDAPです!
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FIIO
M23 【FIO-M23-B】
¥121140 税込
高出力かつ万能なプレイヤー
パワフルで多彩な使い方ができるDAPです。 サイズ、重量感、外観などは従来の同社M11シリーズの各モデルと大きくは変わりません。 ボリュームはサイドのパネルを上下にスライドすると操作できます。 その他、画面のタッチやサイドの物理ボタン操作は特に問題なく動きます。 注目のDESKTOP MODEについては、音が明るくなり広がりが出たような印象です。 音の傾向的には据え置きアンプに切り替わるような感覚に近いです。 バッテリーについてはハイレゾ音源をハイゲインで一時間ほど鳴らし続けて10%程の使用でした。 バックグランドで動くアプリや、WiFiを接続してる状態だともう少し減りは早いかと思います。発熱はそこまでなく、ほんのり温まる程度でした。 各モード共通している音の特長として、音が近く迫力があります。 特にベースの押し具合とボーカルはかなりグルーブ感があり、ノリの良い曲との相性が非常に良いと感じました。 M11 Proと比べて出力の強さが段違いなので、能率の低いイヤホンでも余裕がある印象です。 イヤホンできめ細かい音質で音楽を聴きたいときは、Pure Musicモード、もしくはAndroidモードでゲイン・ボリュームを調整して聴けます。 出力を要する海外製のヘッドホンなどを使用する場合はPD対応の充電環境を用意の上、DESKTOP MODEで力強く出音することをお勧めします。
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SHANLING
EC Mini
シルバー
¥49370 税込
CDとストリーミングの共存
ピュアオーディオを楽しむ方にはうれしいCDプレイヤーです! メインの使い方は「CDを再生して6.3mmシングル/4.4mmバランスでイヤホン・ヘッドホンを聴く」もしくは、「RCAでアンプと接続する」というところです。 音質は“ややドンシャリ気味でしっかりとした重低音”と、“角がハッキリ表現されている高音”という印象を受けました。 天面の画面はタッチパネルになっており、上から下へスワイプするとゲインやOutputの選択など、基本的なオーディオ設定が出てきます。左から右へのスワイプは入力の設定です。 入力については、CDのほかにUSB DAC機能を備えており、PCオーディオの一部として組み込むことも可能。Bluetoothの送受信もできるため、スマホでストリーミングサービスを利用→本機にbluetooth接続してバランスで聴くなんてこともできます。反対にCDをBluetoothで飛ばしてワイヤレススピーカーで聴くなど、用途は様々です。 Bluetoothの音質はその他の接続に比べると若干曇るような印象はありますが、ボリュームの挙動や感度は良好でした。 また、それぞれの使い方に対して本機はバッテリーを内蔵しているため、場所の融通を利かして楽しむことも可能で、電源がないカフェや会議室等でも使えます。 使用用途が多岐にわたる機種でありながら、やはり一番の本質はCDでオーディオを楽しむ方向けの製品です。 【試聴環境】 ・CD ・USB接続とBluetooth接続 スマートフォン/Galaxy S24 FIIO M11Pro
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
DUNU-TOPSOUND
GLACIER 川
¥183210 税込
肉厚でリアルな音
低音好きにかなりおすすめできるハイエンドモデル「GLACIER 川」のご紹介です。多種多様なドライバーを積んでいるだけあって、各帯域でかなり特徴的なサウンドです。 特筆すべきは“低音のリアルさ”です。低音の響き方はライブ音源かのような余韻とキレ、すぐそばで演者がパフォーマンスしているような音。ただ量感が多いのではなく、質がとても良いと感じました。特に80'Sの洋楽との相性がよく、独特なレコーディング環境がそのまま伝わる感覚でした。 装着感については、重厚な見た目とは裏腹にかなり良いです。付属のシリコンイヤーピースを使用したところ、耳の小さい私でも落ちにくく、むしろ密閉感が高いと感じました。ステンレス・シェルとの事で重量感があるのかと思いきや、装着してみると確かに通常のIEMよりは重たいですが、あまり気にはならなかったです。 ただ低音が強いだけでなく、"質"重視の方にも非常におすすめできるイヤホンです。 【試聴環境】 M11Pro 【試聴音源】音楽 Talk To Myself/Avicii Into The Groove/Madonna
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Kinera Imperial
Loki
¥468000 税込
Kinera Imperialの本気
ハイブリッド型イヤホンで定評のあるKinera Imperialから、フラッグシップイヤホン「Loki」が登場。圧倒的な伸びと密度のあるサウンドです。 デザインはKinera Imperialのイヤホンらしい派手さがあります。装着感に関しては他カスタムIEMブランドのユニバーサルイヤホンとそこまで大きな差はなく、軽めで圧迫感が少ない印象です。 リケーブルについては、2pin端子がフラットなタイプなので、標準的な2pinプラグのケーブルであれば概ね問題なく使えると思います。 音質については解像度の高さと中高域の煌びやかさが特徴です。解像度もさることながら、ピアノや金属系の音は跳ねるように出音しています。刺さるような感覚というよりは若干丸みを帯びており、「伸びはありながらも不快ではない」と言う印象です。低域は柔らかく強すぎず、中高域との分離感をしっかり体感でき、なおかつ奥行きがあります。 また、上記の特徴をふまえて音場も広く、オーケストラなどのホール系の音楽やライブ音源などとの相性が特に良いと感じました。逆に音の数が少ない曲も密度濃く鳴らしてくれるので、こってりとしており相性は悪くないです。 さらに、付属品がとても充実しておりこのイヤホンにかける熱量を感じます。まずイヤーピースには高い人気の4種類が既にバンドルされており、各コンセプトや好みによって使い分けが推奨されています。 また、ケーブルは2種類あり、端子はどちらも2pinコネクター / 4.4mmプラグ端子です。Effect Audio製ケーブルは純銅線で、やや硬めのケーブル。見た目はEffect AudioのAresシリーズに近いものです。音質もAresシリーズに似ており、低音が沈み込み柔らかく重く鳴らす印象で、中高域はやや控えめですがしっかりとキレがあります。 もう一方のKinera Custom Loki Cableはストレートは中高域の透明感が素晴らしいです。ピアノの音などスッーと突き抜けていくような音で、ハイエンドらしさを感じます。 普段からリケーブルやイヤーピースで音質を頻繁に調整される方にとっては、特に満足感の高いイヤホンだと思うので非常にオススメです。 【試聴環境】 M11 Pro 4.4mm 【試聴音源】 イッツ・マイ・ターン/フィロソフィーのダンス Re...Japanese/DAISHI DANCE×吉田兄弟
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DC-Elite
¥69260 税込
スマホもハイエンドプレイヤー並みの音質へ
スマホで運用するドングルDACの中でも音質において、一二を争うほどハイレベルな商品です。 チタニウム合金とある通り、筐体はずっしりとしておりハイエンドらしい重みがあります。なので、スマホに挿してポケットに入れる運用方法の場合は、USBケーブルへの負荷を気にかけてあげたいところです。 また、iBassoのハイエンドDAP「MAXシリーズ」の技術を踏襲しているとのことで、ボリュームノブの挙動は同DAP同様、操作時は若干クリック感と途切れがあります。なので、曲のタイミングなどで頻繁にボリュームノブを操作するという運用よりも、イヤホンやヘッドホンによってボリュームを固定しじっくり聴き込むという使い方が向いているかと思います。 音質について、試聴した第一感は「圧が強く中域の押し出しが強い」と感じました。ひとつひとつの音に関しては本当に細やかで、ダイナミックドライバーのイヤホンは細かい揺れまで体感できるレベルです。 出力に関しては大型のヘッドホンまで鳴らせると思います。beyerdynamic「DT 1990 PRO」など比較的高出力が推奨されているヘッドホンでもしっかりと奥行きを感じられ、解像度は高いです。音量に関しても余裕があり、かなり大きい音を出しても歪むことなく正確に出せています。 ストリーミングなどでスマホから再生する音源に妥協したくない方、鳴らしにくいヘッドホンをスマホで使用したい方におすすめです。 【試聴環境】 XPERIA 5⇒DC-Elite⇒Flipears ARTHA 【試聴音源】 Bae City Rollaz/Yung Bae up to you/SANOVA
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
水月雨 (MOONDROP)
Solis 2
¥468000 税込
曲によって表現の変わるイヤホン
筐体は見た目通り大きく重ためなので、耳の小さい方はイヤーピースで調整が必要ですが、形状そのものは耳に収まるよう設計されています。 感度・インピーダンスの数値上は鳴らしやすい部類ですが、音の表現的には、ある程度出力の強いアンプとの相性が良いと感じました。 また、ケーブルは平たく、硬めです。2Pinコネクタはよっぽど変わったスリーブでない限り、リケーブルの選択肢は多いです。 音に関しては高音の見通しが良く、凛としたキレがあります。ボーカルも透き通っており綺麗。低音は曲によってキャラクターがかなり変わります。オーケストラなどの低音は奥の方からしっかり鳴っており上品。クラブミュージックは圧力が非常にあります。 電子音・楽器音を問わず、音数が多い楽曲の一つひとつの音をつぶす事なく全て鳴らせていると感じました。また、リケーブルも数機種試しましたが、ケーブルによってだいぶ音が変わる印象です。 曲によってキャラクターや表現が非常に異なり、ユーザーの「こういう音で聴きたい」を何の操作もなく表わしてくれるイヤホンです。水月雨 (MOONDROP)が誇る多彩なイヤホンの中でも、さすが高級機といえるサウンドだと感じます。 【試聴環境】 M11Pro 【試聴音源】 フロントメモリー feat. ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)/神聖かまってちゃん Oriental Wind /久石譲 Mr. Saxobeat /Alexandra Stan
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FOSTEX
TH616
¥138600 税込
限定生産であることが惜しまれる程のサウンド
フォステクス設立50周年記念モデルの数量限定生産ヘッドホン ハウジングの削り出しがなんとも味があり、風情のあるデザイン。メッシュ部分の加工もこのヘッドホンならではの「和」をイメージした特徴です。 装着感は非常に軽く、側圧も緩めです。また、ケーブルはフォステクス特有のケーブルで、しっかりとした被膜で覆われており高級感があります。 音に関しては低音のキックに躍動感があり、切れのいいサウンド。量感があるというよりも、高級スピーカーのように空間的な鳴り方ではじける感覚です。 一番良いと感じた点は中域〜高域にかけての音場と余韻。ピアノサウンドの響きは柔らかくも端正な鋭さをもっており、同社上位機種の「TH909」と鳴り方は近いです。全体的に音の立ち上がりが早く、ゆっくり消えていくイメージです。 特異な「和」デザインのハウジングが渋く、限定であることが惜しまれる程、惚れ惚れする見た目。楽器の数が少ない音楽やインストの楽曲などと、とても相性がいいヘッドホンです。是非お試しください。 【試聴環境】 M11Pro 【試聴音源】 音楽 Talk To Myself/Avicii up to you/SANOVA
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SENNHEISER
ACCENTUM Wireless
¥19602 税込
音質・機能・価格がどれも素晴らしい
上質なノイズキャンセリングと自然な外音取り込み、高音質なワイヤレスヘッドホンです! ハウジングやヘッドバンドの素材は硬めで、このあたりは上位機種と差があるところかと思います。ただ、本体がとても軽くて持ち運びに便利。やや側圧が強めで頭にしっかりホールドしてくれて安定感があります。 ノイズキャンセリングは機能していることがハッキリとわかるほどの遮断具合。完璧に遮音するのは難しいものの、不快な環境音をカットしてくれているイメージです。 また、外音取り込みはかなり自然な形で取り込みできています。外音取り込み時は音楽の再生が止まり、少し離れた相手でも問題なく会話ができます。 音の傾向はキレの良いはじけるような低音の量感と、鼓膜にあたる圧をしっかり感じられ、直感的に良い音と感じやすい音作りです。ボーカルは近めで、高い解像度です。EDMや打ち込み系の楽曲と相性が良く、グルーヴ感・一体感が持ち味で、楽器一つひとつを聴き分けるというよりは、音楽全体を楽しみやすいと感じました。 その他動画では遅延はなく、迫力ある音質でした。機能・音質の両方で妥協したくない方にちょうどいいワイヤレスヘッドホンだと感じました。 【試聴環境】 XPERIA 5 -LDAC 【試聴音源】 音楽 Here We Go/Hard Rock Sofa & Swanky Tunes 花冷列車/三月のパンタシア その他動画など
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
See audio
HAKUYA (TRUE SOUND Version)
¥465000 税込
多ドライバーらしい程よいサウンド
嫌味に感じる音が全くない、細部にまでこだわりを感じるイヤホンです。 ハウジングサイズはそこまで大きくはない印象です。耳が小さいため普段イヤーピースはSSサイズを使用している私でも、ちょうど良い大きさでした。 付属品には、分厚い被膜で覆われており高級感のある、4.4mmプラグのケーブルが付属しています。 また、音に関しては低域は程よく押しがありつつも、ボコボコしないよう「重み」が繊細に調整されています。EDMなどの打ち込み系の楽曲ではかなり量感がありますが、バンドサウンドのバスドラムだと優しめな押し出し感です。 ボーカルは柔らかく「サ行」が刺さるなどもなく、とても気持ちの良いサウンド。高域が非常にさわやかに伸びがあり、ボーカルと楽器の音には惚れ惚れします。 総じて解像度が高く、多ドラらしいイヤホン「程よい音・自然な音」という印象を受けました。女性ボーカルや、バンドサウンドとかなり相性が良いハイエンドイヤホンです。 【試聴環境】 試聴プレイヤー:M11 Pro 【試聴楽曲】 花冷列車/三月のパンタシア Real Love/Jess Bays,Kelli-Leigh