パンチが効きつつも丁寧な音づくり
全体的に明瞭で透き通るような音質が特徴で、管楽器やシンバルなどの金属的な残響感はもちろん、ギターやボーカルの粒立ちまでしっかり感じ取れます。楽曲の細部まで丁寧に表現されており、ボーカルに関しては男性ボーカル・女性ボーカル問わず、近く広がりを感じさせます。伴奏も埋もれることなく左右に広がるため、音場や奥行きの表現が非常に豊かです。
また、電子楽器を用いた楽曲も美しく表現しますが、生楽器を用いた楽曲の方が、元々の楽曲が持つ空気感を最大限に引き出せます。そのため、ジャズやロックといったジャンルとの相性が特に良いです。
さらに、低音域の量感は控えめながらもメリハリがしっかり効いており、各種音色の音像はくっきりとした輪郭を持っています。結果として、パンチのある音質を楽しめます。