スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
LETSHUOER
S12 PRO
¥25000 税込
中高音域の粒の細かさ、繊細さに引き込まれます。
今回e☆イヤホンで取り扱い開始となったこの「LETSHUOER S12 Pro」。僕自身買取を含めたリユースを主に担当しているので、今まで買取をしているときにお持込されることが稀にあったかな、という印象だったイヤホンの一つです。はじめましてというより「こないだぶりですね」というイメージに近いです。 前置きはさておき、このイヤホンは要素をざっくりとまとめた言葉で表すのであれば「中高音域生粒感モニター」みたいな言葉が似合いそうなイヤホンです。 もちろん低音域もしっかりと聴こえるのですが、無印S12と比べると圧倒的に中高音域の解像度が高い……! そして低音域の主張が強すぎない。程よい低音域の存在がまるでスイカに塩をかけると甘みが増して感じるように中高音域の魅力を引き立てているような印象を受けました。 中高音域の音に関しては、音の粒一つひとつが緻密に描かれているようなイメージで、平面磁気ドライバーの反応速度の高さという特徴も相まって、細かな動きをしている部分まで見えるような再現度の高さに生で音楽を聴いているような感覚を受けました。 THE・フラットなモニターという感じではなく「中高音域寄りのモニターイヤホン」という立ち位置かと思います。これらの音質をググっとまとめて「中高音域生粒感モニター」と勝手に言ってみました。 また、音質だけでなく装着感に関しても触れていきます。 装着感は形にいびつさなどもないシンプルな形状なので、いたって普通かなと思います。耳の中に入る部分もスムーズな丸みを帯びているので、耳の内側の一部に干渉することで生じる痛みなどを感じにくいなと思いました。 素材はアルミニウムで軽量のため、長時間装着しても耳への負担を感じにくいと思いましたが、長い軸のイヤーピ―スをつけるなど、イヤホンと耳との距離が離れるような装着をしてしまうとかなり体の外側に重心が寄ってしまうので、すぐに痛くなる可能性があります。 個人的にはシリコンだとSpinFit「W1」、フォームだとNUARL「MagicEar+7」などがオススメかなと思います。SpinFitのように耳の中に優しくフィットしてくれるようなものや、フォームでも軸の長さがある程度抑えられているものの方が耳の中にかかる負担が少ない上に、イヤホン自体の音が全て耳の中に入って来やすい(音が外部に漏れにくい)ので、本来の音が楽しめるかと思います。 さらにリケーブルもできるので、ここからカスタマイズもできますね。より中高音域を突き詰めるも良し、低音域を少し足してもちょうどバランス良くなりそうです。 色々書いてしましましたが、総じて女性ボーカル好き、中高音域キラキラアニソン・電子音楽好きという方は一聴の価値ありかと思いますので、ぜひぜひ店舗のお近くにいらっしゃった際はご試聴してみてください。
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
LETSHUOER
S12 PRO
¥25000 税込
機材変化を如実に映し出すイヤホン
より音源に忠実な音やシャープな音像を求める方にオススメのLETSHUOER「S12 PRO」です。 かなり音源本来の音や上流の機材の違いを反映するイヤホンだと感じました。様々なイヤホンを試聴してきましたが、ここまで如実に音源の違いを把握できるイヤホンに久しぶりに出会いました。イヤーピースやケーブルの変化も確実に反映するイヤホンなので、1種のリファレンスとしてもありかもしれません。 肝心の音は各帯域をハッキリくっきり鳴らすような音で、軽快な音に仕上がっています。立ち上がりの速さや残響感の少なさも印象的です。解像度の高さで「今まで聴こえなかった音が聴こえる」といった感動に出会えるイヤホンだと感じます。音場はある程度の空間はあり、狭さは感じず定位もカッチリとしています。 ブルーのアルミハウジングは小ぶりで軽量のため、耐久性と装着感に優れています。解像度の高さや、無色透明の素直さを活かしたリファレンスにも使えそうな「S12PRO」です。是非ご試聴ください。 再生環境:iPhone13pro→ifi Audio NanoISD BL→S12PRO 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー」