スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
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Nocchi
@e☆イヤホン
Cayin
N8ii
¥499400 税込
真空管搭載の最強万能機
「N8ii」はポータブルプレイヤーとして初となる、KORG製Nutube真空管を搭載したDAPとして大きな話題を呼んだ Cayin「N8 DAP」の後継モデルです。 最初に結論から言うと、素晴らしい万能機として進化しています。 まず外観ですが、かなり大柄な筐体です。本体重量は約442gとポータブルプレイヤーの中でもトップクラス。厚みもあり、かなり重厚な雰囲気が漂います。ボリュームコントロールは本体の上部にあり、片手での操作は難しいでしょう。 もう一つ、注目すべきなのは、左側面パネルから怪しく光るNutube真空管です。こういったメカニックなギミックは、ついつい見とれてしまいますよね。 大画面のスクリーンは非常に高精細で、操作感も良好です。もたつく、引っかかる動作は無く、ストレスのない操作感が好印象です。ここも前モデルからかなり進化しましたね。 いざ試聴してみて、このモデルは絶対に真空管モードで聞くべきだと思いました。ソリッドステートでもハイエンドモデルらしい十分なクオリティですが、真空管モードの艶感、特に中域の厚みや生々しさは特筆すべきものがあります。 また、真空管以外にも「デュアル出力モード」と「デュアルアンプ動作モード」は積極的に使って欲しいと思います。特に、デュアル出力モード:P+(高出力)とデュアルアンプ動作モード:Class AB の組み合わせは、非常に華やかでパワフルなサウンドが楽しいです。能率の低いヘッドホンにはもちろん、イヤホン・ヘッドホンのキャラクターをガラッと変えるスパイスとして、気分で使い分けても面白いのではないのでしょうか。ぜひ、お好みの組み合わせを探ってみてください。 総評として、「N8ii」は前モデルの濃密なサウンドと比べると、より端正なバランスに整えられ、真空管の旨みをどなたでも感じることができるオールマイティーなプレイヤーです。価格・サウンド的にも SONYの「NW-WM1ZM2」と良いライバルとなる気がします……。ぜひ店頭でお試しください。
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
Cayin
N8ii
¥499400 税込
煌びやかな高域と端正で流動的な中域、低域。
美しく生々しい中音域と煌びやかな高域、丁寧に響く低域が本当に心地良い。特に感動した部分は、素晴らしい臨場感を持ちながら威圧してくるような激しさはなく、あくまで音楽再生としての丁寧さを感じた点です。 前モデル「N8 DAP」と比べてみました。どちらもNutube真空管、アンバランス、ミディアムゲイン、N8iiはClassAでの試聴です。 N8 DAPでは中音域の生々しさや低域の厚みや濃厚さが際立ち、定位的に中央へのまとまりが良い堂々とした重さのある鳴りが印象的でした。リスニング系の音作りで深く濃厚な表現を持っていたのがかなり印象的なプレイヤーでした。 N8iiでは、比較して低域の厚みや濃厚さは大人しくなり、中域の生々しさや艶感はそのままに、かなりスッキリとした聴き心地になっています。キレイな描写がより得意になり、高域の煌びやかさや微細な描写に注意がいくようになりました。とはいえタイトな描写になったという印象はなく、むしろ音源に対してより流動的で正確になった印象です。定位も横、奥行きどちらにもまんべんなく広がりを持つようになりました。 またN8iiには音質に関わる様々な機能が備わっています。 前モデルでもあったNutube真空管とソリッドステートの切り替えでは、音の艶やなめらかさが変わります。中音域により生々しさが欲しいならぜひNutubeを! ポータブルヘッドホンアンプ「C9」にも搭載されていたClassA/ABの切り替え。Class ABでは、低域の厚みや押し出しが感じやすくなり迫力が出ます。 Class Aでは、細かな描写がより端正に整ってなめらかに描写されます。ボーカルやピアノ、ギターなどの表現が一層美しくなります。 回路の動作電圧を調整するデュアル出力モードも搭載されています。高出力のP+ではClass ABしか選択できなくなります。音はより高出力なパワフルな印象になるので、鳴らしにくいイヤホンやヘッドホン向けの機能だと思います。 これらの機能は全体の印象を変えてしまうほど大きなものではありませんが、最後の仕上げともいえる絶妙な変化を与えてくれます。 試聴の際にも、ぜひお試しください。