スタッフレビュー詳細
セミオープンの良さが詰まった、ゆったり聴けるモニターヘッドホン
DT 880 Editionはセミオープンだからこそなせる、耳触りの良い滑らかな低域、聴き疲れのしにくいサウンドが魅力的なヘッドホンだと思いました。
同社のオープン型ヘッドホン DT 990 Editionと同様に音の歪みが少なく、全体的な解像度が高く感じられます。
DT 990 Editionはアタック感がよく感じられますが、DT 880 Editionは音の余韻がじわっと広がっていくのが特徴的です。
低域に関しては深いところまで鳴らしてくれますが、とても滑らかな音作りです。それも相まってゆったり聴けるようなサウンドが鳴らせているのかもしれません。
DT 880 EditionとDT 880 PROとではベッドバンドのデザインが異なります。そのため、Editionのほうがより柔らかく、PROのほうがタイトな装着感です。よりゆったりとリスニングをされたい方はEditionがオススメです。
今回視聴したものは「32Ω、250Ω、600Ω」3つのインピーダンスタイプのうちの「250 Ω」とインピーダンスが高めです。スマートフォンや駆動力の弱いプレイヤーを使用している方は「32 Ω」のモデルを試聴してみてください。
試聴環境:Hugo2
量感イメージ