スタッフレビュー詳細
長時間の使用も快適!PCゲーマー必見のソフトウェアも......!
相手の足音の聴きやすさ…4/5
迫力あるサウンド...3/5 (ソフトウェア使用時...4/5)
装着感...5/5
ゲーム以外の用途...4/5 (ソフトウェア使用時...5/5)
マイク...3/5
スカルキャンディからゲーミングヘッドホンが⁉ と思って早速聴いてみました。
「一体どんな低音域の出方なんだ……?」とある意味楽しみに聴き始めたところ、予想外のあっさりサウンド。特に同社のCrusherシリーズで特徴的な、ガツンと頭を殴られるようなパンチのある低音域は姿を隠し、全音域を頭のすぐそばから一歩離れて見通し良く聴かせくれる優等生サウンドが現れました。実際にFPSゲームをしてみての感想ですが、気が付いたら4時間ほどぶっ通しでゲームしてました。
圧倒的装着感の良さ! サラサラで、スポンジのような素材のイヤーパッドの効果か締め付けも少なく、蒸れもほとんど感じませんでした。この装着感に関しては本当に感動しましたね……
普段はSONY「MDR-CD900ST」というモニターヘッドホンでゲームをしているのですが、これだとレザー(純正外)のイヤーパッドでの蒸れと締め付けが若干あるので、長時間プレイしていると違和感があるのですが、「SLYR Pro」にはそれがない。圧巻です。あっぱれです。
次にサウンド。
3.5mm to 3.5mmのオーディオケーブルで使用すると、音の出方に関しては上述した通り、バランスのよいサウンドが頭から一歩離れたところから見通しが良くなっている印象です。じっくり聴きこむと、低音というよりかは中音域側にフォーカスが寄っているように感じました。そのおかげか、近くの相手の音よりも中距離の相手の銃声などが自然と耳に入ってくることが多かったです。
少しあっさりとしたサウンドということもあり、臨場感あふれる迫力満点の爆発音などを表現するのは少し苦手ですが、低音や高音に特化しているわけではなく解像度も高めなので、ゲームのBGMやゲーム以外の音楽を聴く分にも十二分に使用できるかと思います。
マイクに関してはしっかりと声を拾い、相手にもクリアに伝わる性能で、気持ち程度ですが低音成分が多めに聞こえるかなという印象でした。
ブームマイクはそこまで可動域が大きくはないですが、集音性能は良いのでVCをしながらゲームをする際にも問題なくお使いいただけます。ミュート・クロストークについても、アクセスしやすい左側ハウジングのボタンでON/OFF可能なので、その点もとても使いやすい点だと思います。
最後に、PC(Windows)で使いたい方は“絶対にソフトウェアをダウンロード”してください!
ソフトウェアの有無でヘッドホンの性能が大きく異なります。マイクに関してはあまり変わらない部分ですが、USBで有線接続してソフトウェアを連携させると10バンドイコライザーが調整できたり、数種類のプリセットイコライザが用意されていたりといいことづくめです。定位感はもともと良かったものが、FPSイコライザに変えた瞬間大きく向上しました。
また、爆発音等のサウンドの再生は苦手としていると上述しましたが、ソフトウェアを使い調整すると何ら問題なく迫力あるサウンドの再生が可能でした。
最後にこのヘッドホンをオススメしたい方をまとめると、
・普段から長時間ヘッドホンでゲームをする方
・低音重視の音に疲れてしまうため、もっとあっさりしたサウンドでゲームをしたい方
・ゲームや音楽など、なんでも使えるヘッドホンが欲しい方
・PCで普段ゲームをされる方(ソフトウェアを使用する場合)
以上の方にオススメのゲーミングヘッドホンでした!
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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イッチー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Skullcandy
SLYR Pro Black DigiHype 【S6SPYーP003】
¥16600 税込
ゲーミング×ファッショナブル
Skullcandyとしては初のゲーミングヘッドセットですので、ゲーマーの方には聞きなじみのないメーカーではないでしょうか。 実は全米屈指のヘッドホンブランドで、音楽とスポーツカルチャーを融合させたコンセプトが特徴であり、おしゃれさと確かな音質を兼ね備えた製品が支持を集めているので、今回の製品にも大いに期待できます。 見た目はその期待通り、ゲーマーの所有欲をかきたされる黒基調にピンクや青があしらわれており、PCやキーボードのLEDの中でも埋もれない存在感がさらにデスク映えを演出してくれそうです。 本体も側圧も軽く、長時間の装着にもストレスがかかりにくいと思います。 音質については、比較的フラットな印象です。ゲーミングではよく見られる派手な低音はありません。 重要な情報を拾いやすくするために気持ちミドルハイのあたりを持ち上げられており金属音や扉の開閉がわかりやすく、オープンワールドではより爽快感を感じられます。 ゲーミング界の新しい提案である、Skullcandy SLYRぜひ一度お試しください。
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Skullcandy
SLYR Pro Black DigiHype 【S6SPYーP003】
¥16600 税込
個性溢れるオシャレなヘッドセット。
迫力のあるサウンドが魅力のヘッドホンを手掛ける、オーディオブランドが、ゲーミングヘッドセットを発売! まず装着感から、重さは平均的なゲーミングヘッドセットの重さで、重すぎず軽すぎず、気にならない程度でした。 イヤーパッドの着け心地は、他メーカーにないような、独特なモチサライヤーパッドです。こちらは好印象でした。低反発枕のような形状記憶系です。密閉感を保ちつつも、柔らかく優しい着け心地で、疲れにくいタイプだと思います。 音質は、やはり迫力のあるサウンドでした。空間表現に長けており、低音の厚みをしっかりと感じ取れます。映画感のサウンドのようなイメージです。(イコライザー初期設定) 専用のイコライザーにプリセットが多数あり、簡単にお好みのサウンドに変更することも可能でした。専用ソフトウェアを使わなくても十分に楽しめるサウンドだと思いますので、ソフトウェアを使えない環境の方でもオススメできます。 臨場感溢れるサウンドがお好みの方に相性抜群なヘッドセットだと思います。
このスタッフの他のレビュー
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
KINERA
Freya 2.0 LTD
¥35500 税込
晴れ渡るような中高音域を体感してください!
まず第一印象として感じたのは、中音域・中高音域の見通しの良さと、「晴れ渡る」という表現がぴったりだと感じるさわやかな広がりでした。 まず、音質の面から見ていきます。 低音域は個人的には初代のFreyaの方がパワフルに出ていたと思います。Freyaをさらに中高音域側に寄ったチューニングに調整し、かつ音場の広さを拡大したというような印象を受けました。 中音域は前述の通り、さっぱりしつつもボーカルの部分が1番手前で主張強めに歌ってくれています。中音域の部分のみが前面に押し出してくる、いわゆる“かまぼこ型”のサウンドと比べると低音域と高音域との吊り合いが取れているので、バランスは崩さない程度の主張というところでとどまっているように感じます。 高音域はKnowles社製BAドライバーが活躍しています。細やかなサウンドも繊細に表現され、それでいてさわやかなサウンドは失わず。僕はこういう高音域を求めていました。また、後述しますが、刺さりが非常に少ない。個人的には“感じない”と言いたいところですが、楽曲とかの影響もありますから断言はできませんが……。 次に装着感です。ハウジングのサイズに関しては、ここ最近のKINERAシリーズなどと比べると非常に小さく、装着感はそのおかげで良いです。耳の奥まで入ってくれるので遮音性も高く、頭を振ってもずれずに音楽を楽しめます。 また、ケーブルの耳掛け部分は収縮チューブで作成されており、硬いワイヤーなどはありません。ケーブル自体の柔軟性もあるので耳あたりが非常によく、長時間の使用でも違和感なく装着し続けられると思います。 使用上の注意については、マルチプラグの影響により、若干他のイヤホンと比べるとプラグが長めです。そのため、ポケットにDAPを入れてそこにつなぐような「ポケット運用」される方は、階段の上り下りなど足を曲げるタイミングでプラグ側・DAPのジャック側に負担がかからないか注意が必要だと思います。 商品紹介の部分に記載のある「チューニングコンセプトの『ポップスやエレクトロミュージック』のジャンルを聴くのに適している」という文言については、まさにその通り。というのが聴き込んで感じた部分です。 最初に感じたさわやかな音の広がり。これが中高音域がはっきりと目立ちやすいエレクトロミュージックにおいて心地よくも、聴き疲れの原因になる刺さりを軽減しつつ、音楽の魅力自体は失わずに楽しめました。 逆に低音域は中低音域の張り出しはあるものの重低音の響きというところは控えめに感じました。イヤーピースやケーブルの調整で聴こえやすくするなどで調整してみてください。実際に試せはしなかったのですが、全体のバランスを崩さず低音域の芯を太くするような印象を与えてくれるケーブル、「NOBUNAGA Labs VOYAGER (ボイジャー) 3.5mmステレオミニ/カスタムIEM2pin 」なんかは合いそうなイメージですね。 総じて、ボーカルをメインとして楽曲を楽しむ方や、低音域よりも高音域のほうが好きで、重低音の響きはそこまで主張いらないという方、さっぱりと音楽を聴きたい方(例えばBGM的に音楽を聴くなど)には非常におすすめのイヤホンだと感じました。 ぜひ店頭でお試しあれ。
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Hype 2
Indigo (Blue)
¥49800 税込
あまりにも新機能が実用性に富んでいる……そんなイヤホン。
THIEAUDIOから実用性に富んだ技術を搭載したイヤホンが登場。 今回のイヤホンはフェイスプレートがかなり特徴的な模様で、トロピカルな雰囲気があって格好良いと思います! 個人的には特に青色(Indigo)の色味がかなり好き。細長い葉が重なり合っているような見た目がとても好みで、一直線にぶっ刺さりました。 付属品にはバランスケーブルなどは付属していないので、バランス接続希望の方はリケーブルの必要があるので要注意です! さて、肝心な音質のご紹介……の前に。一風変わったこのイヤホンの技術面についてご紹介させていただきたい。 このイヤホン、なんと最新のBAドライバー(スピーカーの部分のこと)を採用しているとのことで、かなりこの時点でe☆イヤホンスタッフとしては心躍るポイントです。一体どんな音がするのか……。音質のご紹介の部分でお伝えしますね。 また、「IMPACT²(インパクト・スクエアード)」という10mm振動板を2つ使って低音の質感を向上させる技術も搭載……新しく耳にする技術が多すぎて、ついていくのが大変。 では、音質の面をご紹介します! まず、低音域は先述の「IMPACT²」の恩恵もあり、重低音域から中低音域まで幅広く、そして量感を持ちつつも決して他の音域の音をかき消してしまうような支配的な音質ではなく、質の良いものが耳に飛び込んできます。低音域のスピード感はそこまでないものの、標準的な余韻や残響感があり、楽曲をモニターとリスニングの両者の目線で見られると感じました。 次に中音域。このあたりの音域から新型BAドライバーの音質が影響を及ぼしてくるところですね。正直、聴いているとかなりあっさりしている中音域と感じました。ボーカルの部分がもちろん若干前に出てくるような印象ですが、1番手前まで出てくるかというとそういった訳でもなく、バックグラウンドの楽器たちと程よく混ざって、一体感を持って音楽を楽しむことができると感じました。 最後は高音域。低音域も良かったのですが、高音域もまた良かった……「ちゃんとキラキラしてるけど刺さらない」こんな言い方で伝わるでしょうか。かなり粒の細かい繊細な高音域を楽しめるにも関わらず音のエッジが立ちすぎていない上に、滑らかな音なので耳に刺さらず、心地よく感じました。 全体的な音の印象は、「低音域・高音域は程よく、しつこくなく味付けし、中音域はさっぱりとさせたリスニング(でも、モニターもできる)イヤホン」という感じです。 「IMPACT²」という文言とダイナミックドライバー2基搭載という時点で、低音域の主張がもっと激しいのかと思いきや、いい意味で裏切られたような印象です。 高価格帯のイヤホンは厳しいけど、ミドル帯の価格でどんな楽曲でもどんな状況でも使える万能選手が欲しい‼ という方におすすめです!
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Monarch MKIII
¥170500 税込
ウッドベースを「味わう」イヤホン。
ハイエンドイヤホンといえば、かなりとがった音質と得意なジャンルがかなり絞られるというような印象を勝手に持っているのですが、このイヤホンはTechnicsのTZ700というイヤホン以来に、ハイエンドでも万能に聴けると感じたイヤホンでした。 まず一聴して最初に感じたのは、THIEAUDIOらしいハリのあるグルービーな低音域。そして、全体的に同社のイヤホンたちと比べると、一歩引いて音楽を少し俯瞰的に見られるような音場までの距離感です。 ウッドベースの響きが深いところから出てきており、ゾクゾクと鳥肌が立ちました。低音域の主張は確かにあるのですが、聴き疲れするほどに支配的な低音域というよりも、質の良い弾むような低音域が縁の下から支えてくれるという印象の方が近いと思います。 全体的には高解像度・低音域寄りのリスニング向けイヤホンという印象で、個人的にはJazzでの試聴をおすすめします。 また、装着感はさすがのTHIEAUDIO。まさに吸い付くような装着感で、その影響もあり遮音性も抜群に良く感じました。しかし、同社のミドル帯モデルのLegacy4と比べるとハウジングの厚みがかなり増しているため装着しているときの外観は耳から飛び出すような見た目になりました。(もちろん耳の形状によって差異はありますが……) ピタッとはまる装着感のおかげでイヤホン本体の形状が合わないなどの問題がなければイヤーピースを工夫しなくとも高い遮音性をお楽しみいただけるのはユニバーサルモデルでありながらカスタムIEMのような体感ができて感動しました。 標準ケーブルはプラグ部分が外せてバランスプラグに交換できる、最近はやりのマルチプラグ仕様になっているため、どんな環境でも使いまわせるのがまた良いところです。 実は、定位感も非常に良いため、贅沢ではありますが、ゲーミング用途としてもお使いいただけちゃいます…! 普段の音楽を楽しむ用、ゲーミング用として一つ持っていれば完結しちゃう、そんな魅力的なイヤホン。ぜひ店頭にお立ち寄りの際はご試聴してみてくださいね!
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
LETSHUOER
S12 PRO
¥25000 税込
中高音域の粒の細かさ、繊細さに引き込まれます。
今回e☆イヤホンで取り扱い開始となったこの「LETSHUOER S12 Pro」。僕自身買取を含めたリユースを主に担当しているので、今まで買取をしているときにお持込されることが稀にあったかな、という印象だったイヤホンの一つです。はじめましてというより「こないだぶりですね」というイメージに近いです。 前置きはさておき、このイヤホンは要素をざっくりとまとめた言葉で表すのであれば「中高音域生粒感モニター」みたいな言葉が似合いそうなイヤホンです。 もちろん低音域もしっかりと聴こえるのですが、無印S12と比べると圧倒的に中高音域の解像度が高い……! そして低音域の主張が強すぎない。程よい低音域の存在がまるでスイカに塩をかけると甘みが増して感じるように中高音域の魅力を引き立てているような印象を受けました。 中高音域の音に関しては、音の粒一つひとつが緻密に描かれているようなイメージで、平面磁気ドライバーの反応速度の高さという特徴も相まって、細かな動きをしている部分まで見えるような再現度の高さに生で音楽を聴いているような感覚を受けました。 THE・フラットなモニターという感じではなく「中高音域寄りのモニターイヤホン」という立ち位置かと思います。これらの音質をググっとまとめて「中高音域生粒感モニター」と勝手に言ってみました。 また、音質だけでなく装着感に関しても触れていきます。 装着感は形にいびつさなどもないシンプルな形状なので、いたって普通かなと思います。耳の中に入る部分もスムーズな丸みを帯びているので、耳の内側の一部に干渉することで生じる痛みなどを感じにくいなと思いました。 素材はアルミニウムで軽量のため、長時間装着しても耳への負担を感じにくいと思いましたが、長い軸のイヤーピ―スをつけるなど、イヤホンと耳との距離が離れるような装着をしてしまうとかなり体の外側に重心が寄ってしまうので、すぐに痛くなる可能性があります。 個人的にはシリコンだとSpinFit「W1」、フォームだとNUARL「MagicEar+7」などがオススメかなと思います。SpinFitのように耳の中に優しくフィットしてくれるようなものや、フォームでも軸の長さがある程度抑えられているものの方が耳の中にかかる負担が少ない上に、イヤホン自体の音が全て耳の中に入って来やすい(音が外部に漏れにくい)ので、本来の音が楽しめるかと思います。 さらにリケーブルもできるので、ここからカスタマイズもできますね。より中高音域を突き詰めるも良し、低音域を少し足してもちょうどバランス良くなりそうです。 色々書いてしましましたが、総じて女性ボーカル好き、中高音域キラキラアニソン・電子音楽好きという方は一聴の価値ありかと思いますので、ぜひぜひ店舗のお近くにいらっしゃった際はご試聴してみてください。