スタッフレビュー詳細
まとまりの良い素直なサウンドを
FiiO「FH15」はそれぞれの音域がハッキリと分かれて聴こえる、まとまりの良いサウンドが特徴的な有線イヤホンです。
【外観】
イヤホン本体の外観について、何といっても特徴的なのは、耳に装着した際に正面から見える鱗のような柄の凹凸が、特徴的で煌びやかな印象があります。色合いについては、適度な光沢感のある黒を基本色に、一部銅色をアクセントとして使われているというシンプルな色合いでどんな服にも馴染む印象です。
以上を踏まえて全体的に見ると、重厚感がありつつも、様々なファッションに合わせやすいシンプルなデザインにまとまっています。
【音質】
音の傾向としては、ボーカル・高音が中央に構え、厚めの中低音が周りを囲い込んでいるような空間となっています。音質についても全体的にかさばることなく、ハッキリと分かれて聞こえます。また、高音が突き刺さるような痛さはなく、まろやかな音となっているため、耳に優しいサウンドとなっています。
【総括】
デザインは派手過ぎず様々なファッションにも合わせやすい点、各音域がバランス良く聴こえ、まとまりの良い素直なサウンドである点から、高音質なイヤホンに挑戦してみたいと考えている方にオススメだと思います。
【試聴環境】
Xperia 10 Ⅲ → FiiO FH15
【試聴楽曲】
Skrillex ft. Bobby Raps - Leave Me Like This
SG Lewis, Lucky Daye - Vibe Like This ft. Ty Dolla $ign
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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SU
@e☆イヤホン 名古屋大須店
FIIO
FH15 Black 【FIO-IEM-FH15-B】
¥36837 税込
この1本で楽しみ方は36通り⁉
本体性能のバランスが良く使いやすいうえに、付属品が超充実しています! 装着感と音に少し変化が出る交換用イヤーピースが6種類、かなりの音質変化を味わえる交換用ノズルが3種類付属し、さらに4.4mmバランスプラグへの交換も可能です! この1本で自分の好みのイヤーピースやノズルを変えるカスタマイズ沼にどっぷり浸かれますよ! 外観は落ち着いた印象でゴールドの差し色がオシャレ! ケースやケーブル交換用のアシストツールなど、この1本でほぼ全てが揃っちゃいます。 肝心の音質はクリアな中高音域が重低音域に包まれたような、コンパクトにまとまったサウンドです。高音域は刺さることなく自然に楽しめ、低音域は程よいアタック感でオールラウンダーな印象を受けました! 様々なカスタマイズも含めてこのイヤホンの長所! 万能機をお探しの方はぜひ、店頭でお試しください!
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あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
FH15 Black 【FIO-IEM-FH15-B】
¥36837 税込
ハイレベルでオールマイティに使える
ネイビーの筐体にローズ系のゴールドが挿し色としてハウジングを彩る、リッチな見た目のイヤホンです。 付属ケーブルはL側が青、R側が赤でマーキングされており、左右の視認性も良好だと思います。 筐体サイズは大きくなく、個人的には耳へのおさまりも良好でした。イヤーピースが種類もサイズも豊富に付属、サウンドフィルターも3種類付属しているため、細かいサウンドの調節にも便利。痒い所に手が届くようになっています。また、3.5mm・4.4mmと二種類のプラグが付属するため、同じイヤホン・ケーブルのままアンバランス・バランスと再生方式の違いも楽しめます。 音質について記述します。 カーボンベースのダイヤフラムによる恩恵か、ダイナミックドライバーが楽曲全体へ低域を軸にした厚みをもたらしていると感じました。 迫力がありながらも音像がぼやけるような印象はなく、スッと入ってきて弾力のあるリズム隊が心地よく感じられました。同時に、Knowles製バランスドアーマチュアドライバーが中〜高域のクリアなサウンドを形成できているのではないでしょうか。特に高域の表現が秀逸で、高解像度でキレの良い自然なサウンドを感じつつも、個人的には耳への刺さりを感じませんでした。 ダンスミュージックやEDMなどをノリ良く聴きたい方から、ボーカル表現を軸に楽曲を楽しみたい方。はたまた生演奏を主として聴かれる方まで、幅広い方にオススメできるイヤホンではないでしょうか。 フィルター・イヤーピースによって微調整することでその趣を若干変化させることができるため、音色として同じ方向を向かせながら、お好みのサウンドでリスニングできる一本だと思います。 ぜひ一度お試しください。
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
SENNHEISER
MOMENTUM True Wireless 4
ホワイトシルバー
¥49940 税込
どこでもどんなときも様々な音楽・コンテンツを100点満点に楽しめる!
どの音楽ジャンルでも過不足なく綺麗に鳴らすオールマイティーなサウンドと、遮音性抜群のノイズキャンセリングが特徴的なイヤホン「MOMENTUM True Wireless 4」をご紹介します。仕事や休日の移動時でも、集中して聴き込みたい方や、日々様々な音楽ジャンル・曲をディグる音楽愛好家の方におすすめです。 【外観・装着感】 充電ケースは表面をデニム生地のような布で覆われており、丸みを帯びたフォルムも相まってカジュアルな見た目をしています。また、見た目が良い点だけでなく、持った際に手から滑り落ちにくいという良さもあります。 イヤホン本体は、タッチセンサーからノズルまでの奥行きが少し長めの印象。ノズルは耳の形にそったカーブをしていて耳穴に深く差し込みやすいことから、耳から外れにくい安定した装着感でした。 【ノイキャン】 かなり強めに環境音を遮断しているように感じます。店内BGMのシンバルやハイハットなどのシャリシャリ音のみが微かに聴こえるくらいで、話し声や雨音はほとんど聴こえない位にはノイキャンが強い印象です。電車やバスなどの移動時にも、音楽に集中して聴き込むことが出来そうです。 遮音性が高い分、少し閉塞感が出ているところはありますが、普段からノイズキャンセリング機能搭載のイヤホンを使っている方なら問題なく使えると思います。使用されていない方でも、数分使えば慣れてくる位の軽度な感覚かと。 【外音取り込み】 低域から高域までまんべんなく聴こえる非常に自然な取り込み方をしており、音楽を再生していないと、イヤホンを着けていないように錯覚してしまうほど綺麗です。 【アプリ機能】 今回は、自分好みのサウンドに変更できるイコライザーとパーソナライズの機能を試してみました。 イコライザーは5つの周波数帯の音量を上げ下げする簡易的なタイプで、低域を強く出すなら左側、高域を出すなら右側を上げるような分かりやすい操作性です。(添付画像5枚目) パーソナライズについては、ベース音単体→ベース音とストリング音→ベース+ストリングとドラム音……という流れで、鳴っている楽器の心地よいと思う音量比率を選ぶという簡単な作業を複数回行うことで、最後に自分好みのサウンドに変化するという魔法のような機能でした。(添付画像5枚目) 【音質】 全体的に綺麗に整ったサウンドという印象です。各帯域が均等なバランスで存在感を放っており、全ての音が隠れることなく真っ直ぐ耳に届いてくる感覚です。 音の質感は、固すぎず柔らかすぎずの聴きやすい音なので、程よく音にメリハリがありつつも、長時間の視聴でも聴き疲れしにくいサウンドだと感じました。癖がないので、邦楽や洋楽問わずどの音楽ジャンルでも心地よく聴かせてくれるでしょう。 【まとめ】 「MOMENTUM True Wireless 4」は、どこでもどんなときも様々な音楽・コンテンツを100点満点で楽しみたいあなたにおすすめのイヤホンです。
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なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
DT 770 PRO X Limited Edition
¥34980 税込
空間を広く使うダイナミックなサウンド!
「DT 770 PRO X LIMITED EDITION」は、左右や奥行きなどの位置がわかりやすいという特徴のあるヘッドホン。左右の振りや余韻・残響など、音の位置や音色が聴き取りやすく、こういった音の変化を注意深く聴き込むことの多い作曲時に向いている印象です。 黒い金属のハウジングや黒のレザー質のヘッドパッド、灰色のスウェード生地のイヤーパッドと、どこを切り取っても高級感あって所有欲が凄く満たされる見た目をしています。 重さについては、凄く軽いとは言えないものの、重厚感のある見た目にしては軽めという印象。実際に装着した際も、ヘッドパッドのおかげもあって重力を受ける感覚はあまりありませんでした。側圧についても、首を振ってもズレない安定感と、締め付け感の少ない程よい塩梅です。 ヘッドパッドはスナップボタンで装着されており、簡単に付けはずし可能。汗や汚れを拭き取りやすい親切設計で良き! 遮音性については、密閉型にしては周りの環境音が入ってくる印象。そのおかげか、耳元を塞がれるような閉塞感があまりないので、長時間装着しても不快感なく過ごせました。 音質の第一印象は、「空間表現がすこぶる良い!」。左右や奥行きの位置感覚がわかりやすい特徴があり、リバーブやパンニングなど、音の変化が如実にサウンドに現れるので作曲初心者には嬉しい特徴だと思いました。 音のバランスに関しては、各帯域均等に主張してくる印象。低域は、深く沈み込む音で広く分厚い音。中域〜高域は少ししっとりした音ながらも芯がはっきりしていて、定位が分かりやすいです。全体的に尖った音はあまりなく、耳に優しいサウンドなので、長時間の視聴でも耳は痛くなりにくいと思います。 まとめると、空間を広く使うダイナミックなサウンドを持つヘッドホンです。ステレオ感や奥行きが分かりやすく、DTMに最適だと思います。また、その空間表現の良さは、映画やアクションゲームをする際にも没入感が出て相性抜群かと!
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なおティー
@e☆イヤホン
SONY
ULT WEAR
ブラック
¥33000 税込
低音はあればあるほど良いと思う →YES →はい 「YES」または「はい」を選んだ方はコレだ!
クラブやフェス会場のような重低音をどこでも味わえるヘッドホンがあります。SONYから発売するワイヤレスヘッドホン「ULT WEAR」をご紹介します。 外観は、「WH-1000XM5」や「WH-CH520」のようなSONYのワイヤレスヘッドホンに共通しているマットな質感をしたカジュアルなデザイン。個人的には「WH-1000XM4」のフォルムに対して、「WH-1000XM5」のような凹凸が少なく滑らかな曲線を使っている特徴が合わさったような形に見えます。 重量はとても軽く、側圧も優しめであるため、長時間の装着でも快適だと思います。 ノイズキャンセリング機能については、SONYお得意の閉塞感の少ない自然さと遮音性の高さを両立したバランス良い効き具合。キーボードのタイピング音やエアコンの送風音など、微細な環境音はほとんど聞こえず、音楽やコンテンツに集中しやすい環境に整えてくれます。 外音取り込み機能については、低域から高域まで、様々な環境音をまんべんなく取り込んでくれる印象。ノイズも少なく、目を閉じると耳に何もつけていないように錯覚してしまうほど自然な取り込み方です。SONYの技術力にあっぱれと言いたい。 音質については、OFF・ULT1・ULT2の3種類のサウンドモードがあるため、それぞれ記載していきます。 【OFF】 全体的に音が空間の中心にまとまっていて、一体感のあるサウンドという印象。低域は奥の方からじわじわと広がっていく感覚でした。ひときわ重低音が強いという印象はほとんど感じず、わずかにウォーム寄りのナチュラルサウンドだと感じました。どの音楽ジャンルも過不足なく鳴らせるサウンドモードです。 【ULT1】 OFFでは後ろ側に居た低域が左右に囲い込むような空間に変化。かなり低域に寄ったサウンドではあるが、ボーカルやシンバルなどの中域〜高域も綺麗になっていて良いバランスです。EDMや808ベースをきかせたヒップホップなどを聴く際におすすめです。 【ULT2】 低域が手前に出てきて、空間全体を覆っている印象。音圧が凄まじく、サブウーファーが耳の真横にあるような迫力があります。「音楽を聴く」という面では、重低音の圧が強すぎたり、高域が隠れていたりとサウンドバランスが崩れていて聴きにくいと思いますが、クラブやフェスの会場のような「ウーファーを浴びている感覚を体験する」という用途に使う面では、ピカイチでおすすめなサウンドモードだと思います! まとめると重低音を強調した攻めたサウンドを鳴らすヘッドホンです。 EDMやヒップホップを聴く方や、アクション映画やLive音源などを、映画館・会場にいる感覚で聴きたい方におすすめです!
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なおティー
@e☆イヤホン
aune audio
YUKI
¥27800 税込
見た目のデザインと音質性能どちらも重視したい方に!
独特な色合いをした個性的なデザインのポータブルDACアンプ、aune audio「YUKI」のご紹介です。 明度の高い白色を基調とした筐体に金色のメーカーロゴや商品名が織り込まれており、エレガントな見た目をしています。 最も特徴的なのが、正面に見える赤と黄色の筋が入った独特な色合いの基板。エレガントな筐体と相まって、他の製品にはない存在感を放っています。2023年に見たポータブルDACの中で最も記憶に残るデザインでした。 ボタンは音量上げ下げの2つのみのシンプルな構成。音量を上げるボタンには丸い凹みがあり、ノールックで音量調整がしやすいように配慮されています。 音質に関しては、傾向として少し温かみのある音色にしつつ、全体的に音を整えるような印象です。出力を上げて音をハッキリ出すというよりかは、滑らかな音に整形するような感覚でした。 デザインと性能どちらも重視したい方や、お手持ちのイヤホン・ヘッドホンの音をほんのり温かみを持たせたいという方におすすめなポータブルDACアンプです。