スタッフレビュー詳細
ES9219Cの扱いに長けたSHANLINGだから出せる音
最低限の高域が出つつ低〜中音域を重視する方にオススメです!やや奥行きのある音場感は元気がありつつも、うるさくは感じにくい聴きやすさがあります。
【外観】
筐体設計は同社「M6 Ultra」などにも採用されたアルミニウム-マグネシウム合金を切削加工で作られています。滑らかな仕上がりで手の収まりも良いです。
【音質】
豊かな情報量を持ちつつ暖かみのある音質です。元気なノリの良さがあるのに耳触りが良く聴きやすさがあります。
バンドサウンドを聴くとバスドラムの押し出し感に心地よい音圧を感じます。音に密度があり定位の良さを感じますが、輪郭には丸みがあり硬い印象にはなっていません。
シンバルなどの高域表現は鮮やかですが、やや距離が遠く感じます。音の分離感は備えているので聴き分けに苦労はありませんが、控えめに感じる点は好みが分かれそうです。
ボーカルラインは適度な距離感で情報量の豊かさを感じます。適切なトーンでアーティストの声を自然に感じられる安心感があります。
オーケストラを聴くと横の広がりにはやや狭さを感じますが、迫力と豊かな余韻が感じられハーモニーがキレイに感じました。
個々の音を分離して聴くよりも、全体のまとまりが上手く表れているタイプだと思います。
情報量や迫力がありノリ良く聴ける要素を持ちながら、暖かみのあるオールジャンルなサウンドです。
ぜひこの絶妙なチューニングを店頭でも聴いてみてください!
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SHANLING
M3 Ultra
ブラック
¥65340 税込
上品さと利便性がこの手の中に!
【音質について】 音の傾向としてはウォームかつマイルドで、なかでもボーカルが耳元に近く、細かな余韻などにもしっかりとフォーカスがあてられており、ぼやけることなく鼓膜に届きます。 また少しハスキーさと生っぽさがあり、相性の良さそうなジャンルとしては「アコースティック系・JAZZ・エレクトロジャズ」などが挙げられます。 全体的に刺さりが少なく、優しい音づくりのため、ウッド系のイヤホンとの組み合わせも非常におすすめですね。 解像度やエネルギッシュさを求めるといった場合であれば、様々なプレイヤーがありますが、M3 Ultraのように優しくマイルドで上品な音のプレイヤーは珍しくのではないでしょうか。 【機能について】 なお機能に関しても、ソフトウェアにandroidoOSを搭載しており、スマートフォンのような直感的な操作ができます。画面のサイズは4.2インチを採用しておりタッチパネル操作には十分な大きさで快適に使えました。 近年のプレイヤーの中ではコンパクトな方で、手の大きな方であれば片手での操作も問題ないように思います。 総評としては、コンパクトなサイズ感でありながらデザイン・音質共に上品さがあり、利便性も十分、おさえる部分はしっかりとおさえた優等生なDAPと言えるのではないでしょうか。 e☆イヤホンへご来店の際はぜひご試聴くださいませ!
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
SHANLING
M3 Ultra
ブラック
¥65340 税込
コンパクトで軽量、出先でも満足度の高いサウンドを!
SHANLING (シャンリン)「M3 Ultra」は、比較的小さく軽量で、丁寧な音の表現が特徴のプレイヤーです。 筐体には普段私が愛用している同社の「M6 Ultra」と同じ素材が採用されており、デザインと厚みはほぼ同じでありながらも、縦横のサイズは「M6 Ultra」よりもキュッとコンパクトになっており、持ち運びしやすく普段使いにも最適だと感じました。 音に関しては、癖がなく真っ直ぐでバランスの良いサウンドです。他の帯域と比べて中低域がやや前に出ている印象ですが、過度なアクセントや主張が激しいということはなく、いつまでも聴いていられるような飽きの来ない音のイメージです。 低域には程よい重みと迫力がありつつも、やわらかく滑らかな表現が印象的でした。元気で明るい感覚の中に上品で繊細な印象を感じられる、聴いていて楽しくなるサウンドです。 中域は芯の通った歪みのないボーカルが、程よい距離感を保っている印象です。一定の距離間はありながらも音がフワフワすることはなく、ブレのない真っ直ぐなサウンドです。 高域はしっかりと表現されつつトゲがなく、自然でサラッと聴ける音だと感じました。他の帯域や「M6 Ultra」と比較するとやや控えめな表現に感じますが弱々しさはなく、他の帯域とのバランスのとれた聴きやすいサウンドだという印象です。 全体的にバランスの良いサウンド傾向と一音一音の丁寧な表現で、様々なジャンルの楽曲と相性が良いと感じました。操作性も良好でストリーミングサービスやアプリを利用される方や、出先で音楽を楽しみたい方には特にオススメの製品です。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING「M3 Ultra」→FiiO「FD5」
このスタッフの他のレビュー
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
ZEN One Signature
¥59400 税込
透明感あふれるダイレクトなサウンド
iFi-Audioの「ZEN Signature」シリーズでは、これまでDACやイコライザーによって対応機器のチューニングを最適化したヘッドホンアンプが発売されてきましたが、「ZEN One Signature」はBluetooth/光/同軸/USBなどの幅広い入力に対応するBluetoothレシーバー兼USB DAC兼DDCになります。 「ZEN DAC Signature」と同じくヘッドホンアンプを搭載していないため、ヘッドホンと合わせる場合にはZEN CANなどのヘッドホンアンプを別に用意する必要があります。そのため、試聴は「ZEN DAC Signature」との比較でそれぞれ「ZEN CAN Signature」と組み合わせて試聴しました。 「ZEN DAC Signature」では、ややクールな質感と正確なレスポンスを持つ再現性の高い音が特徴です。あまり音に脚色せずそのまま変換し送るという仕事を真面目にこなす存在だと思います。 「ZEN ONE Signature」では、そこからベール剥がしたかのような、よりダイレクトなサウンドに感じました。もちろん「ZEN DAC Signature」とは全体の傾向は似通っているのですが、よりストレートなアタック感やにじみを感じさせない表現になっている印象です。 この部分の変化は、「16コアXMOSマイクロコントローラー」を採用したデータ処理能力の強化やボリューム回路を介さないことによる影響かもしれないですね。 より入出力系統が増え様々な用途に活用いただける商品になっていると思います! ぜひご検討ください!
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
Brise Audio
YATONO-DC-25
1.5m
¥100000 税込
さらに洗練された表現を求める方に。
「HYPSOS」は、スイッチング電源とリニア電源のハイブリッド構成を採用した音響機器用高性能DCパワーサプライです。5~30Vを可変して、DCプラグを採用した様々な機器との接続を可能にしているほか、細かな電圧調整を行うことで音質の変更ができるというユニークな商品です。 HYPOSは特別な設定をせずともダイナミックレンジの向上やより広い音場、生々しい臨場感を与えてくれますが、HYPSOSと機器間の接続ケーブルをBrise Audio「YATONO-DC」に変えると、表現にさらなる変化を与えます。 メーカー純正品の「DC JACK Powering Cord」では上記の変化のほか、ヴァイオリンなど音程のなめらかな推移をつながり良く若干の温かみを持った表現に感じました。音と音の間に空間の余裕が感じられるので、流動的な表現がありつつも音同士が被らない見通しの良さを合わせ持ちます。 YATONO-DCに変えると、そこからさらに音を鮮やかに彩るように変化しました。奥行きの表現が広がってより詳細にレイヤー分けされるようになり、細かいニュアンスがより見えやすくなります。音の一つ一つの表現が意識せずとも浮き上がってくるような印象です。音の立ち上がりがハッキリとしたクール寄りな表現になっていますが、硬さのある音ではなくなめらかな表現や余韻はそのままに、より澄んだ空気感になったように感じました。 まとめると、音楽的な聴き心地の良さを残しつつ、よりダイレクトなライブ感が感じられるようになりました。HYPSOSを使用される方には、ぜひ一度試していただきたい商品です。 試聴環境 ①HYPSOS → DC JACK Powering Cord→ RME「ADI-2 DAC FS」→ HD 800S、Clear MG PRO ②HYPSOS → DC JACK Powering Cord→FiiO「M17」→ HD 800S、Clear MG PRO ③HYPSOS → YATONO-DC → RME「ADI-2 DAC FS」→ HD 800S、Clear MG PRO ④HYPSOS → YATONO-DC →FiiO「M17」→ HD 800S、Clear MG PRO
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
SOUND WARRIOR
SWD-UA1 USB DAC内蔵プリメインアンプ
¥59800 税込
ヘッドホン、スピーカー環境を一台で完結
USB/光/同軸などのデジタル入力を装備し、ヘッドホンアンプ、パワーアンプを内蔵したDACアンプです。 PCやTVに「SWD-UA1」を介して、ヘッドホンやパッシブスピーカーを直接接続し運用できます。電子音の多いアニソンやポップスを聴く方にオススメです。 【外観/デザイン】 デスクトップPCの下にも置けそうなコンパクトなサイズ感です。デジタルボリュームですが、ノブは無段階で動くタイプでした。 操作系統は基本的にシンプルですが、スクリーンの輝度調整や電源のLED表示を設定で消したりできます。ずっと点灯していると意外と気になるので、ありがたい気遣いです。 【音質】 ※パッシブスピーカー環境がないためイヤホン、ヘッドホンで試聴した印象です。 音の立ち上がりが明瞭で余韻はスッキリとした印象です。細かい微細な音も逃さず聴き分けて聴けます。低域の量感は控えめながら、中低域のアタックは適度に出ています。ロックなどでは低域が薄くなりすぎることはありませんでした。 音のメリハリを良く表現するタイプなので、電子音の多いアニソンやPOPな曲と特に相性が良いと思います。MAISONdes「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ(feat.花譜&ツキミ)」は散りばめられた音が軽快に歯切れ良く感じられ、とても楽しく聴けます。 【使用機器】 Mac USB接続→本機 イヤホン:64audio N8 ヘッドホン:HD 800S、LCD-XC 2021 【楽曲】 MAISONdes「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ(feat.花譜&ツキミ)」 L'Arc〜en〜Ciel「HONEY」 etc…
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
iBasso Audio
AMP14
ブラック
¥39600 税込
立体的で厚みのある音に浸りたい方に。
より深い低域や生々しいボーカル表現を求める方、音楽により豊かな演出を求める方にオススメのモジュールです。 標準の「AMP11 MK2」に比べ、低域の立体感と響きが増しています。ボーカル表現は濃厚な低域の少し奥に定位しますが、より艶やかにしっとりとなる印象。中高域は輪郭のなめらかさはそこまで変わらず適度な粒立ちがあり、より耳当たりが優しくなっています。 標準の「AMP11 MK2s」では、厚みがありながら膨らみすぎない制動力のある低域にみずみずしいボーカル表現、なめらかな高域が印象的でした。それぞれが明瞭な音像感でバランス良く鳴る印象です。 「AMP14」では、より音の沈み込みが深くインパクトも十分に感じられます。耳を突くような荒々しい表現ではなく絶妙な丸みのある輪郭表現と深い余韻が、音楽をより心地良くドラマチックに演出します。 一聴した時点では低域の主張が強く感じられ、相対的に中〜高域は量感が少なく感じます。全体的に丸みのある柔らかい音ですが、細かな音を潰している感覚はあまり感じませんでした。ボーカルは声色の違いまで感じられる明瞭さがありますし、高域も曇らず清涼感が感じられます。 演出感が強いですが、くり返し聴くたびにスルメのように味が出る癖になる音作りです。オーディオってこういう表現もありだよなって思わせてくれるような楽しい音でした。 合わせる楽曲はどちらかと言うとしっとりと落ち着いた曲や、Madonna「Material Girl」などのちょっと古い曲も良かったです。あとはnano.RIPE「ハナノイロ」などノスタルジーな曲と相性抜群でした。ぜひ一度お試しください 【使用機器】 イヤホン:64audio N8 ケーブル:<楽-Raku 2pin→4.4φ-5極 For IEM> 【楽曲】 Madonna「Material Girl」 nano.RIPE「ハナノイロ」 etc...