スタッフレビュー詳細
3基だからこそのダイナミックさ
三角形の形状が特徴的かつドライバー構成がDD3基で全世界333台限定の特別なイヤホンです。3という数字に強いこだわりを感じます。
3基のドライバーから出力されるサウンドは濃密の一言につきます。低域表現はハリのあるサウンドから緩めなサウンドまで、しっかりとした厚みで描写されます。ドラムのキックも今までに感じたことないほどの質量を感じました。
ボーカル帯域の押し出しが特に強く目の前で歌唱されていると思ったほどでした。クリアでダイナミックな鳴らし方のため人によっては聴き疲れしそうなほどです。しかし、ボーカルをしっかり聴きたい方には良いかもしれません。
高域表現も同じくパワフルな表現になっています。シンバルのインパクトの響きは刺激が強く人によっては刺さるように感じると思います。金物以外の高域表現はクリアで見通しが良いのでストリングス系の音はのびのびと聴くことができます。
総じて躍動感に溢れ音がダイレクトに伝わり物凄い熱量を持って表現されていると感じました。ドライバー3基だからこその濃密さだと思います。ぜひこの機会にお試しください。
試聴環境
EARMEN 「COLIBRI」
4.4mmバランス
試聴楽曲
「閃烈なる蒼光/ジンオウガ」 栗田博文、東京フィルハーモニー交響楽団
「Black Pentagram」Unlucky Morpheus
「Freeze」トップハムハット狂
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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ケイティ
@e☆イヤホン
Campfire Audio
Trifecta 【CAM-5690】
¥422010 税込
最っ高にロックンロールなサウンド
ダイナミックドライバーを3基、しかもそれぞれを向かい合わせに配置するという大胆で変態的な構成のtrifectaは、そのサウンドもやはり大胆で変態的です。 まず、Campfire Audioでは珍しい樹脂筐体採用のボディに目が惹かれます。美しいクリアシェルで、特徴的なドライバーの配置が一目瞭然です。 また、ケーブルはイヤホンには珍しい平たいきしめんのような形状です。とても柔軟で、取り回しやすく、タッチノイズもほぼありませんでした。 また、装着感は筐体が変わった形状をしているので、合う合わないが出やすいかなと思いましたが、意外にもすんなりとフィットしました。 サウンドは見た目や構成から予想した通り、大胆で変態的です。 全体的に厚み、圧があり、押しが強いです。グワっと音の波に飲まれるような感覚といえばいいでしょうか。一気に音の世界に連れていかれるような気持ちになりました。 全体のバランスとしては、中音域ど真ん中から少し上辺りが強めで、ボーカルやギター、ドラムのスネアや金物が聴き取りやすいです。全体的に圧は強いのですが、ひとつひとつの音の輪郭がしっかりとしていて、情報量も多いように感じました。 また、同社の他のイヤホンと同様にスマホや小型のアンプでもしっかりと楽しめる音量、音圧が出てくることも好印象です。 クラシックやジャズ、ポップスなどよりも、少し雑味がおいしいようなロックやメタルなどの楽曲の方が相性がいいように感じました。 いつだってロックのライブハウスに行きたい方、これです。
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わか
@e☆イヤホン
Campfire Audio
Trifecta 【CAM-5690】
¥422010 税込
迫力のある低音と目の前に迫るボーカルの協奏
Campfire Audio 「Trifecta」はCampfire Audioの未来を感じさせてくれるイヤホンです。 Trifectaの情報が公開されて、まず、ドライバー構成が3DDであることと、イヤホン本体の独特な形状に驚きました。 3DD構成といえばUnique Melody から「3D Terminator」が既に発売されています。単純比較はできないものの、3D Terminatorの、迫力がありつつも分離感の良いサウンドが好印象だったため、Trifectaにも期待しておりました。 本体は透明なシェルで、中の3つのダイナミックドライバーが透けて見えます。特に三角形上に配置されているドライバーの金メッキインナーパーツが非常に美しく、高級感を感じました。やや大振りではありますが、シングルドライバーの軽量小型モデルからカスタムIEMまで数々のイヤホンを生み出してきたCampfire Audioのノウハウが詰め込まれていて、装着感はとても良好でした。 肝心の音に関しては、ボーカルの表現にこだわった、鮮明かつ大迫力なサウンドという印象でした。 【低音域】 「高価格帯のダイナミックドライバーの良質な低音」と言えばコレ!といった私のイメージど真ん中な低音でした。タイトな音はズシっと重さを感じつつもカチッと1音1音ハマるように鳴り、雄大に広がる音はドシっと構えるように広がっていきます。 【ボーカル】 「Trifectaといえばボーカル」と言ってしまっても過言ではないと思えるほどボーカル表現が好印象でした。かなり近めに配置されており、細かな息遣いまで鮮明に届けてくれます。他の帯域と比べても存在感が大きく、ボーカルをしっかり聴きたい方に非常にオススメです。後述する高音域にも言えますが、音源によってはサ行の刺さりを感じる部分もありました。 【高音域】 高音域もかなりしっかりと鳴らしてくれます。細かな音まで鮮明に奏でます。刺激的な印象で、ややトゲトゲしさを感じました。 【全体の印象】 全体的にメリハリを感じるサウンドで、特にボーカルの存在感がハッキリと感じられます。また、音の押し出し感も全帯域強めで、濃い目なサウンドを奏でてくれます。 Campfire Audioの新章の幕開けにふさわしい弩級イヤホンです。数量限定品のため、気になる方はお早めにお試しください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→Campfire Audio Trifecta 試聴楽曲 HoneyWorks - 可愛くてごめん(feat. かぴ) レトロな少女 - アングラサブカルらぶ&らぶ
このスタッフの他のレビュー
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Softears
Volume
¥41040 税込
心地よく耳に残るイヤホン
タイトルにもあるように非常に癖のないサウンドバランスで心地よく聴けます。 輪郭は全体的に丸く感じました。しかし音の緩さはあまり感じる事は無く、高域と低域がしっかりとキレる分、締まった音に聴こえます。その点から分解能も高いのではないかと思いました。また、ベースラインが埋もれることなくはっきり聴こえる為、耳コピなどの用途にも活用できそうです。 音場は少し近めではありますが分離感が程よくある為、空間の広がりも感じやすいです。これは、響きもしっかりとありながらも消え方が良い塩梅である為、このような空間表現になっているのかと思います。 モニター寄りの方が好みの音だがノリよく音楽を聴きたい方におすすめなイヤホンです。また、イヤモニを探している方には隠れた名機になりうるのではないかと思います。 ぜひお試しください。
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
CHIKYU-SEKAI
5/COSMOS e☆Edition
¥55800 税込
リチューニングされた15周年記念モデル
e☆イヤホンの15周年記念の限定モデルです。 テーマカラーのオレンジ色を採用した透明度の高いクリアシェルです。 また、低域の量感を増やすように再チューニングされています。 低域は重めのギターの帯域からベースラインにかけてグッと持ち上げられていると感じます。重心が下がり音の厚みを感じやすくなりました。 ボーカル帯域は変わらずハリのある表現できれいに聴くことができます。高域は繊細な表現ですが低域や中域と比べると少し控えめな印象を受けます。 音質傾向が大きく異なるほか付属ケーブルが16/COSMOSに付属している銅銀合金ケーブルにアップグレードされていたり、イヤーピースも清泉に変更されています。 通常モデルを既に持っている方でも楽しめると思います。 ぜひお試しください。
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
e☆イヤホン・ラボ
Obsidian (イヤループ仕様)
CIEM Flat 2Pin 3.5mm 3極 ストレート
¥15400 税込
キレキレサウンド
高純度銅と銀を配合したオリジナルの「eLSAS(エルサス)」を採用した、e☆イヤホン・ラボ完全オリジナルケーブルです。 コネクタも様々な種類が展開されており多種多様なイヤホンに合わせて使用することができます。 肝心な音質についてです。一聴して低域の表現が大きく向上する印象を受けました。厚みがグッと足されグルーブ感がより強まり、音楽に没頭することができます。 また、低域は飽和することなくレスポンスがしっかりしていると感じました。そのキレの良さは目を見張るものがあり、メタルの速い曲でも音が潰れません。余韻は最低限になり速さをとるか雰囲気をとるか悩ましいところです。 キレのいい低音が好きな方やテンポの速い曲との相性は抜群ですのでおすすめです。
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
final
A4000 【FI-A4DPLDN】
¥16800 税込
抜群のキレときらめく中高域
一聴してすぐわかる中高域の煌びやかさ。シンバルの響きや余韻がとても綺麗でクワイアなどもハッキリと聴こえてきます。 しかし、メタルなどの激しい楽曲や金物が多い楽曲の場合高域が刺さる場合もありました。 ここまでの印象は中高域が綺麗なスッキリ系イヤホンでした。しかし、その後様々な楽曲で試聴していくと印象ががらりと変わりました。スッキリ系ではなく一音一音の濃さ、熱量に気がつきました。 煌びやかな高域だけでなくキレや低域の厚み、アタック感も素晴らしいものとなっています。メタルのスピード感を余すことなく再現しツーバスの心地良さもそのまま再現してくれます。 全体的に明瞭でメリハリのある音になっています。メタルのような激しい楽曲や持ち前の中高域を生かすクラシック音源などと相性が良いと感じました。聴けば聴くほど完成度の高さに驚かされる一本です。