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スタッフレビュー詳細

がっつり「音楽」を楽しめるモデル

A3H+ Noir Edition(以下、Noir)に、兄弟機が登場しました。サウンドチューニングはそのままに、搭載されているダイナミックドライバーが変更され、Noirはグラフェンドライバーを、Lux Edition(以下、Lux)はバイオコンポジットドライバーが採用されています。
 
どういった音質変化があるのかは後述します。
 
音質以外の比較として、わずかに本体重量が軽くなりました。単体では気になりませんが、持ち比べてみるとズシッとした感じが弱まったことで、装着時の疲労を軽減できそうです。また、取り外し可能なフェイスプレートの形状にも変更があります。NoirとLuxで互換性はないですが、Luxは色違いフェイスプレートが販売(別売)されています。
 
肝心の音質ですは、基本はNoirの特徴をそのまま受け継いでいる印象です。
パワフルかつ、一音一音はっきりしたサウンドで、POPS/ROCK/EDMなどの現代音楽を楽しく聴けるチューニングです。
各音域のディテールがしっかりしており、ボーカルや楽器音を生々しく再生します。
 
 
■Noir & Lux 比較
 
Noirとの比較としては、ダイナミックドライバーの種類が変更されたことで、低音域の鳴り方に変化が見られました。Noirは量感がありつつも締まった低音で、全体的に透明感と広がりのある音でしたが、Luxの低音は重心が下がった、より滑らかで丸みのある音に変化し、両機を比較すると、Luxは若干ウォームな音へシフトしたように感じました。

がらりと音傾向が変わるほどではないですが、Noirに刺激を感じる人は、Luxの方が落ち着いて聴けるサウンドになってると思います。
 
ただ、トレードオフな側面として、気持ちのいい爽やかな解像感は減ったように感じます。分離感自体は充分ありますが、シビアに突き詰めると中域~低域にかけてやや平面的で、定位感を活かすような音源との相性はイマイチかもしれません。クラシックやインスト楽曲を中心に聴く方は、購入前にお手持ちの音源での試聴をオススメしたいです。
 
オールジャンル楽しめるサウンドに、スイッチの切り替えやフェイスプレート交換によるカスタマイズ性、Luxの由来となったLuxury(ラグジュアリー)なデザインを楽しめるのは『A3H+ Lux Edition』の強みと言えそうです。

A3H+を試したことない方に聴いていただきたいのはもちろん、Noir Editionをお持ちの方も、ぜひ聴き比べてみてくださいね。


再生環境:Shanling UP5
試聴楽曲:東京日和(古川本舗),ただ君に晴れ(ヨルシカ),鱗(秦基博)

量感イメージ

  • 近い
  • 広い
  • クール
  • ウォーム
  • 繊細
  • 迫力

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