スタッフレビュー詳細
スマホで優しい音を聴くならこれ
スマホで有線イヤホンを聴きたい時、イヤホンをさす穴が無いことが多いですよね。そんな時にスマホ用の変換ケーブルをかませて、有線イヤホンを接続すると思いますが、そんな変換ケーブルにも違いがあります。どうせ変換ケーブルをさすならそこにもこだわってみませんか?
このAtom mini はスマホ用変換ケーブルサイズで音質の向上を期待できる小型軽量のDACアンプです。
一般的なスマホ用の変換と聴き比べると、特に低音が聴きとりやすく、全体的に音のなっている空間を広く感じました。
柔らかく、マイルドで聴きやすい音色なのでポップスや、ジャズ、クラシックと相性がいいでしょう。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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ケイティ
@e☆イヤホン
Astell&Kern
A&ultima SP2000T Copper Nickel 【IRV-AK-SP2000T-CN】
¥404980 税込
物理的にもサウンド的にもずっしり!
ハウジング素材が違うだけでここまでサウンドが違うのか! オペアンプ方式と真空管方式の両方のアンプを搭載したAstell&Kern (アステルアンドケルン)の最高級DAP、SP2000Tの素材違いモデルがこの「A&ultima SP2000T Copper Nickel」です。 まず持ってみてその重さの違いに驚きました。スペックを見てみてください。通常モデルは約309g、「Copper Nickel」は約509gですよ! 500mlの水よりも重いです。 ですが、このA&ultima SP2000T Copper Nickelにはその重さでも持ち歩きたくなる魅力があります。 基本的な仕様は通常モデルと同じなので説明を省かせていただき、早速サウンドについてご説明します。 まずはOPAMPモードから聴いてみます。全体的にタイトめで、シャキッとしたサウンドが特徴的です。解像度は非常に高く、タイトさも相まってひとつひとつの音の描写が繊細です。 サブベースが唸るような場面でも、低音が支配的になることはなく、しかしながら深く重い低音が鳴り響いていてとても心地よいです。EDM、ロックやメタルなど低音の深さ、早さを重視する場面にピッタリです。 次にTUBE-AMPで聴いてみます。大きくキャラクターを変えすぎない点に好感を持ちました。真空管らしい柔らかさ、中域の伸びやかさを付加しつつも、前述のタイトさは失わず、絶妙な匙加減です。 このモードでは、ドライな楽曲、生楽器メインの楽曲、例えばクラシックギターソロや、UKロックなどがピッタリ合うと思います。 また、HYBRID-AMPモードでは、5段階でOPAMPとTUBE-AMPの配合をいじることが出来ます。ご自身のお好みのポイントを見つけてみてください。 全体を通して、通常モデルと聴き比べてみると、通常モデルよりも全体の厚みが出て、音圧も高いように感じました。秋葉原店のハラちゃんがレビューしているように、倍音の表現が豊かなためそう感じたのかもしれません。 オペアンプと真空管を混ぜ合わせる、ハウジングに白銅を試用しているなど個性的なコンセプトを持ちつつ、堅実なサウンドから逸脱しない名機だと思います、ぜひ一度お試しください。
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ケイティ
@e☆イヤホン
Noble Audio
FoKus H-ANC
Blue
¥36670 税込
ゴリッゴリなのに繊細
Noble Audio(ノーブルオーディオ)は元々高級な有線イヤホンが人気のブランドですが、近年は完全ワイヤレスイヤホンにも力を入れていて、 この「FoKus H-ANC」の直前に発売された「FoKus PRO」は、完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに高級であるにもかかわらず、その音質の完成度の高さから絶大な人気を誇っています。 音質をとにかく追求した完全ワイヤレスイヤホンが「FoKus PRO」 音質を追求しつつ、求められる機能も盛り込んだのが「FoKus H-ANC」です! まず装着してみると、着け心地の良さに驚きました。私は男性の中では耳が小さめなのですが、このイヤホンはすっとハマり、かつ深めにがっちりハマってくれるので全く取れる気配もありません。 そのため、遮音性も非常に良く、ノイズキャンセリングをオンにせずともほとんどの外音が気にならなくなりました。 ノイズキャンセリングをオンにしてみると、元々の遮音性が高すぎて、室内では効果が分かりづらかったですが、空調などの駆動音がほとんど聞こえなくなっていました。ベランダに出てみると、車のエンジン音が、ノイズキャンセリングをかけていない状態と比べてかなり軽減、というか一般的な乗用車のエンジン音ならほぼ聞こえないくらいになっていました。 外音取り込みは自然で、金属音などの気になりがちな音も過剰に取り込まれずに安心して使えました。 肝心の音質は、とても上質だと感じました。低音の深みがしっかりとしていて、洋楽を聴くとクラブハウスにいるかのような迫力を感じられます。 それでありつつ、音の輪郭がハッキリしているので低音が支配しすぎることもなく、迫力と繊細さが両立している印象です。 中高域は量感は多くないですが、解像度が高く生々しさもあります。ウィスパーボイスなんかを聴くと本当に隣でささやかれているように感じられました。 完全ワイヤレスイヤホンで使う機能は欲しいけど音にも妥協したくない、FoKus PROは流石に手が出ない……という方におすすめです。
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ケイティ
@e☆イヤホン
AZLA
SednaEarfit MAX for TWS
M/ML/Lサイズ各1ペア
¥3580 税込
あれ、ハマってない?ってくらい耳辺りが優しい!
AZLA (アズラ) 「SednaEarfit」は、数々のイヤーピースを輩出してきた大人気シリーズです。そして、この「MAX」は究極の低刺激フィットを目指したモデルです。 私は普段Galaxy Buds Proという完全ワイヤレスイヤホンを使用しているのですが、中々使えるイヤーピースが無くて苦労していました。Galaxy Buds Proってノズルが独特で、中々使えるイヤーピースが無いんですよね ですが、Galaxy Buds Proをお使いの方に朗報です! これ、ギリ使えます! 純正にそこまで不満があるわけでもないのですが、もう少しフィット感が上がれば万々歳と思っていたところにこのMAXが現れました。 ダメ元で装着してみると、装着自体にコツが要りますがしっかりと付けられました。軸がしっかりとしているためか、他のイヤーピースだとするんと抜けてしまうところをしっかりホールドしてくれます。 耳に着けてみると、一瞬フィットしていない?と思い外そうとしてみるとガッチリハマっていました。そう、付けてる感じがしないんです。ノイズキャンセリングもオンになっているかと思っていたら、よくよく見てみるとオフでした。遮音性も高いようです。 フィット感が良すぎて、付けてないかのような、逆にフィットしていないかと錯覚するほど耳当たりがいいです。しかも普段よりも筐体が深く装着できていることにも気づきました。最高。 サウンドの変化は、純正と比べてよりまっすぐ、ストレートに音が伝わってくるようになった印象で、聴こえてくる音圧が高くなった気がします。これは、より深くにイヤホンを装着できているおかげでしょうか。 Galaxy Buds Proで使いたいと思われた方には、for TWSをおすすめします。スタンダードモデルよりも深く装着でき、なによりイヤーピースとイヤホンの密着度が高く、イヤホンから外れにくかったです。 普段のイヤーピースで耳に違和感がある方や、より自然な装着感をお求めの方にオススメです。
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ケイティ
@e☆イヤホン
Campfire Audio
Solstice
¥209800 税込
太くて硬い低音が気持ちいい!
Billie Eilishのbad guyを聴くのに最適なイヤホンはこれなんじゃないかと、そう思わされました。 このSolticeと、兄弟機のEQUINOXは超人気のイヤホンメーカーCampfire Audio (キャンプファイヤー オーディオ)が手掛けるカスタムIEMですが、同社のカスタムIEMは今まで特定のタイミングでのみオーダーできる特別な存在でした。そんな2機種と、さらに全く新しいSupermoonまで引っ提げて、いつでもオーダーできるようになったというだけでも興奮モノです。 さて、早速試聴してみました。試聴機はユニバーサル(オーダーメイドではない、通常の形状)ですが、すでにめちゃくちゃ装着感が良いです。これがオーダーメイドになったらと思うと……ゾクゾクします。 サウンドは、太くて硬い低音が特徴的だと思います。Billie Eilishのbad guyで試聴したところ、歪んだベースのリフが図太く、力強くなっていて、目の前のスピーカーから鳴っているかのような、ライブ感がありました。ベース好き的には大好物です。 また、全体的にドライで響きの余韻がしっかりと残ります。楽曲の中で何度か指パッチンが鳴る場面があるのですが、その残響感が生々しく表現されていました。 楽曲全体に厚みがありつつ、繊細な点はしっかりと繊細に表現されていて幅広い対応力があります。