スタッフレビュー詳細
マイルドで広めのモニターサウンド
老舗イヤモニブランド、Westone Audioから一挙に発売されたMACHシリーズは全8種類、それぞれ10から80の型番が与えられ、10の位の数字が搭載されているドライバー数を表しています。ちなみに「MACH」と書いて「マッハ」と読むそうです。
こちらの「MACH 30」はその名の通り3つのBAドライバーで構成されています。
まず、外観は今までのWestone Audioのどのシリーズとも全く違い、楕円形だった本体形状は、三角形に近くなりました。
装着してみると、今まで触ってきたイヤホンの中で一番フィットしたことに驚きました。個人差はあるかと思いますが、個人的ナンバーワンです。耳が浅めで奥まで入るイヤホンが中々見つからない方はMACHシリーズをぜひお試しください。
サウンドは柔らかめで耳当たりがやさしく、なおかつ輪郭がはっきりしていて音像を取りやすいと感じました。音場はイヤホンの中では広めな部類だと思います。音域ごとのバランスは中域が若干前に出ているようなイメージで、メロディラインがしっかりと入ってきます。
全体的に癖は少ないですが、その特徴から柔らかいサウンドが合うアコースティック系の音源、広い音場が活かせるライブ音源やクラシックなどピッタリだと感じました。
長時間の装着、モニタリングが必要とされる制作現場やライブ現場にもピッタリなサウンドだと思います。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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おいち
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Westone Audio
MACH 30 【WA-M30】【~4/9まで!期間限定セール!】
¥59400 税込
モニターもリスニングもこれ1本で!
「MACH 30」はWestone Audioから発売されたMACHシリーズの中でもドライバーが3つ搭載されたモデルです。ドライバー構成は低域、中域、高域の3構成となっており、バランスよく鳴らしてくれます。 本体は軽量で、質感や見た目に高級感があります。 ケーブルはEstronの「Linum BaX T2」で、見た目は非常に細いものですが、強度や耐久性に優れたケーブルです。 またタッチノイズもほぼ感じられず、音楽に集中することができます。 コネクタは従来のMMCXより変更となりT2コネクタになりました。 音の傾向は、やや低域よりのウォームな感じです。 中域、高域は伸びのあるサウンドとなっているので、低域の良さを残したまま聴くことができます。その為、リスニング用だけではなくモニター用としても最適なイヤホンとなっています。
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ハラちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Westone Audio
MACH 30 【WA-M30】【~4/9まで!期間限定セール!】
¥59400 税込
ハリのあるモニターサウンド!
WESTONEのMACHMACHシリーズの3ドライバーモデル、MACH30です。 同じWESTONEの3ドライバーモデル、ProX30と比べ、低域に厚みがあります。より深い低音がしっかりと鳴っている印象。他の帯域と被ることなく、ベースの細かい動きやニュアンスをしっかりと追うことができます。 ボーカルを中心に楽器まで万遍なくフォーカスされていてモニターらしいしっかりとした定位感があります。 音場は狭めですが音は団子にならず分離よく聴くことができます。全体的にハリのあるサウンドで、リスニングでもばっちり楽しむことができます。 より正確に楽曲を楽しみたい方に是非おすすめしたい一機です。
このスタッフの他のレビュー
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ケイティ
@e☆イヤホン
SONY
NW-WM1AM2
¥170000 税込
進化しているのはAndroid OSを搭載したことだけじゃない
多くの方がこの発表を待ちわびていたことでしょう。 ついに「NW-WM1」シリーズの後継機が登場しました。 まず外観から 1AM2、1ZM2ともに質感は前作と似ていて高級感があります。サイズの数値を見ると若干大きくなっているのですが、実際に持ってみるとスリムでスタイリッシュになったように感じました。 操作感はさっくさくでストレスフリーです。Androidユーザーの自分としては慣れ親しんだUIで、かつスピーディに動作するのでかなり心地よく扱えました。 音質に関して まずは1AM2から。 前作1Aの厚みと柔らかさのある傾向は踏襲しつつ、更に明瞭でかつ空間表現力が向上している印象です。 今回試聴したMaroon5 /Sugarでは、冒頭のノイズ交じりのシンセのサウンドに、今まで気付かなかったところまでノイズが効果音として使われているのに気づけたり、 ベースの細かいタッチの差を感じられたりと感動の連続でした。 まとまりがありつつも各楽器の輪郭が手に取るように伝わってくる感覚がありました。 また、billie eilish / bad guyでは、サブベースが目の前で鳴っているかのような圧を感じつつ、ボーカルやフィンガースナップのサウンドが埋もれずスッと抜けてきます。 続いて1ZM2です。 1AM2と同じ曲を同じ順番で聴いたのですが、Maroon5 /Sugarの1音目からまるで別物のサウンドで思わず再生を止めてしまいました。 音量やそのほかのサウンドの設定を確認し、同じ設定であることを確認して改めて試聴するとやはり全くの別物でした。 1AM2もポータブルプレイヤーとして十分以上のサウンドクオリティであると感じたのですが、1ZM2はさらにその上を行くイメージです。 さらに明瞭で広く、艶やかで生々しい響きです。 1AM2よりも、アコースティック系の音源との相性が非常によさそうです。 ストリーミングサービスに対応するなど機能を時代に合わせるだけでなく、サウンドクオリティもしっかりと向上している生まれ変わったフラッグシップウォークマンを是非お手に取ってみてください。 試聴イヤホン:WESTONE UM PRO30【Redesign model】 試聴楽曲:billie eilish / bad guy :Maroon5 /Sugar
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ケイティ
@e☆イヤホン
SONY
INZONE H9【WH-G900N】
¥33000 税込
WH-1000XM5似のゲーミング・立体音響ヘッドホン!これ最強かも!
SONYのゲーミングブランド「INZONE」が始動しました。 最初の製品として、3つのゲーミングヘッドセットが登場し、このH9はその中でもトップに位置する製品です。 H7・H9とH3の違いは大きく分けて二つ、ひとつはH3が有線のみのモデルなのに対し、H7・H9はワイヤレスのみのモデルです。 二つ目は音に大きな影響を与える振動板が違います。 また、H7とH9の差はノイズキャンセリング・外音取り込み有無です。 外観はPS5を彷彿とさせる近未来的な曲線のデザインが特徴的です。 また、ハウジングからヘッドバンドの接続部は同社の大人気ヘッドホン「WH-1000XM5」とそっくりです。 H9のみ、ハウジング上部のヘッドバンドが生えている丸い部分が光ります(画像をご覧ください。) 着け心地が良好で、しっかりと締め付けてくれつつ、イヤーパッドの絶妙な柔らかさと、形状のおかげかあまり圧迫感が強くありません。また、遮音性も非常に高く、ヘッドホンを装着しただけでエアコンの音くらいであればほぼ聞こえなくなりました。特に、H9は他の2種とイヤーパッドが別物で、「WH-1000XM5」と同じような素材が使われています。そのおかげか、ノイズキャンセリングを使用していなくても、他の2機種よりも遮音性が高いです。 本体左ハウジングにデジタルのボリュームが付いており、、PCやゲーム機などの音量から独立しています。PCやゲーム機などの再生ボリュームに影響せずに聴こえてくる音量を変えられるのが良いなと思いました。とっさに最小まで回せば無音状態にもできます。 アクティブノイズキャンセリングも試してみると、「WH-1000XM5」とかなり近い質感で、遮音性が非常に高く、かつ圧迫感も少ないので長時間のゲームプレイや、動画鑑賞にももってこいです。 外音取り込み機能も自然で、ガサガサした感じの音が強くないので、耳辺りも優しいです。 いくつかのアクション映画で試聴してみました。 音の傾向はH3と似ていてフラット目ですがやや高域が強めで、効果音が聴き取りやすい調整になっているように感じました。もっとも違いを感じたのはその明瞭さです。H3でも十分に聴きたい音を聴きとれましたが、H7・H9はよりクッキリ、ハッキリとしていて、競技タイトルでも使いやすそうだなと感じました。 映画鑑賞に使用するには好みの差だと思いますが、より強いサラウンド感を感じたい方にはH7・H9がおすすめです。 また、目玉機能である立体音響も試してみました。H3との大きな違いは、音が変わり過ぎない点です。H3だと立体音響にした際に帯域ごとの音量バランスに若干影響があるように感じましたが、H9・H7ではほとんど感じず、純粋に音を広げ、左右の音の位置関係をハッキリと表現するように変化した印象です。
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ケイティ
@e☆イヤホン
Razer
Kraken V3 Pro
¥28600 税込
ガチゲーマーだけじゃない、映画ファンにもおすすめ
おすすめポイント ・音源の低域にあわせて振動する臨場感 ・PC,PlayStation4,5,Nintendo Switchで使用できる低遅延ワイヤレス この「Kraken V3 Pro」は、大人気ゲーミングデバイスブランドRazerから発売した、振動により新感覚のゲーム・映像体験をもたらす、低遅延ワイヤレス対応ヘッドセットです。同社の「Kraken V3 Hypersense」とは、ワイヤレスで使用できるかどうかの点が異なります。 私はFPSやTPSなどの競技系のタイトルはあまりプレイしないので、今回はホライズンなどの一人プレイやモンハンなどの協力系のゲームプレイ、映画を見る際などに焦点を当てて試聴してみました。 まず装着してみると、スペックにある372g という数字を疑ってしまうほどに重さを感じなかったことに驚きました。手で持ってみると、確かにヘッドホンらしいずっしりとした重さを感じますが、装着すると不思議と感じにくいです。イヤーパッドやヘッドバンドが顔や頭に触れる面積が広く、且つ適度な柔らかさと反発性を持っているので、重さが分散されて感じにくくなっているのでしょう。これなら、映画の1本や2本、数時間のゲームプレイでも快適に過ごせそうです。 さて、サウンドにも触れてみましょう。有線接続でアクション映画を鑑賞してみます。通常の状態では、すっきりとした聴きやすいサウンドで、人の声を非常に聴き取りやすい調整になっているように感じました。爆音の中での会話シーンも逃さず聴き取れるのでアクションを楽しみつつストーリーにもしっかり没頭できます。この人の声の聴きやすさは、ボイスチャット時にも有益に働くことでしょう。 注目の「RAZER™ HYPERSENSE」も試してみます。こちらは3段階の調整ができます。最小ではかなりソフトな振動で、振動しているというより低音を強調しているようなイメージでした。最大にすると4DXの映画館にいるような大迫力の体験ができました。振動にも方向性を持たせているので、全体が飽和することなく定位感を担保できています。 競技タイトルなどでは、最小にして足音を聴こえやすくする補助としても使えそうです。また、映画鑑賞やアクションRPGのプレイ時は最大にして大迫力で世界観に没入することをおすすめします。 ゲーミングヘッドセットというと競技でがちがちに戦う人向けというイメージが有りますが、この「Kraken V3 Pro」はライトなゲームユーザーや映画ファンにもおすすめできるアイテムです。
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ケイティ
@e☆イヤホン
SHANLING
H7
チタニウム
¥108900 税込
超多機能で、イヤホンから据え置き環境まで汎用性の高いポタアン
Shanling H7は古き良き純粋なポタアンのような外観に、超多機能を詰め込んだ製品です。 まず、ポタアンとして見ても入出力の豊富さに驚かされます。出力はポータブル環境で標準的な3.5mmシングルに加え、据え置きヘッドホンでも使えるよう6.3mmシングル、さらには4.4mmバランス接続。また、H7から他のアナログアンプに接続するRCA LINE OUT、まで搭載しています。これ以上何を求めますか。 また、入力は主要なデジタル入力である、同軸、光、USBに対応。また、給電用とデータ転送用のUSB端子が別で1つずつ搭載されているため、給電しながらでもUSB入力を使うことが出来ます。 さらにはBluetoothレシーバー機能にも対応していて、スマホや他の端末からワイヤレスでデータ転送が可能な上、LDACコーデックに対応しているので、対応端末であればハイレゾワイヤレスで聴くこともできます。 そして極め付きはプレイヤー機能です。H7本体にMicro SDを挿入することで、スタンドアロンで音楽再生ができるようになります。また、スタンドアロンでは操作性が不安という方のために専用の操作アプリも用意されており、スマートフォンから遠隔で操作することが出来ます。 まさに至れり尽くせり、「超」多機能と称した意味を感じ取っていただけると思います。 また、操作性に関してもよく考えられていると感じました。本体の基本操作は、2つのダイヤル兼ボタンで行います。片側のダイヤルはボリューム関連、もう片方にそれ以外の細かな操作が割り振られていることで、何か他の操作をしようとして誤ってボリュームを操作してしまうことを防止しています。 さて、本題の音質について。全体的に少し固めでハリのあるサウンドだと感じました。音一つひとつの輪郭がしっかりと表現されていて、整然としたサウンドに包まれます。 また、今回イヤホンでハイゲインで再生したにも関わらず、ノイズをほとんど感じないほどで、スペックのS/N比の高さは伊達では無いなと感じました。逆に、HD 820のような高抵抗のヘッドホンでも悠々と鳴らしてくれるので、様々な利用シーンで使える汎用性の高いアンプだと思います。 家でも、外でも、イヤホンもヘッドホンも全部一つで済ませつつ、ハリのある聴きごたえたっぷりなサウンドを楽しみたい方におすすめの超多機能ポタアンです。