スタッフレビュー詳細
艶やかに、大胆に
独自開発のドライバーの搭載やはんだへのこだわりなど強い作り込みを感じる「CERBERUS」。3種類の異なるドライバーから奏でる音はごく自然で、まとまりのある音です。
聴き始めは低音域の厚みが目立つように聴こえましたが、時間をかけて試聴すると徐々に馴染み、艶っぽさやESTドライバーならではの繊細な高音域の表現などがスっと耳に入ってきます。
じっくり聴き込んだあとの印象はとにかく聴き心地が良いなと感じました。全体的に程よく厚みがあり滑らかなので、高音域の刺さるようなことも少なくじっくりと音楽を聴きたくなります。
ジャンルの得意不得意があまりでにくい機種だと思いますが、個人的にはクラシックやインスト曲との相性が良いと感じました。
聴き疲れしやすい方や、長時間聴くことが多い方にもオススメです。是非お試しください
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かなぶん
@e☆イヤホン 秋葉原店
VISION EARS
VE10 (Universal Fit)
¥462000 税込
広さと濃さに酔いしれる
メーカー10周年を記念として誕生した特別なモデル「VE10」は、イヤホンとは思えないほどの広大な音場と重厚なサウンドを味わえる、10周年の門出にふさわしいと思えるような魅力の詰まったイヤホンです。そのすさまじい音質は、発売前の製品試聴会でも話題の的となりました。 記念モデルということで、外観から特別なオーラを感じさせます。シックで飽きさせないようなシンプルで奥深いカラーリングに「VE10」用の特別なロゴが映えます。 一見するとずっしりと重厚感がある印象ですが、特別なアルマイト処理を施されたという筐体は軽く、快適な装着感でした。金属筐体の重厚感もよいものですが、装着疲れなどが懸念点として上がることもあるため、個人的にこの軽さは長く愛用できる要素としてとても魅力的だと感じました。加えてAZLA社の「ORIGIN」というイヤピースが付属しており、肌になじみやすく違和感を覚えず装着できるため、快適な装着感をさらに向上しています。 音質については、正直どこから触れようか悩んでしまうほど魅力が詰まっております。その中でも私が聴いて一番に感じたことは、冒頭でも触れた「広大な音場表現」です。 ヘッドホンかと思うほどに音の伸びや抜けのレベルが高く、今まで聴こえてこなかったような細かい効果音やハモリの部分まで自然に耳に入ってきて、音の世界に入り込めるかのような高い表現力を持っています。バラード曲やクラシックを聴き終えた後の余韻は圧巻です。 もちろん魅力はそれだけにとどまらず、ガツンと密度がありながらも疲れを感じさせない雄大な低音域、つややかで透明感のある伸びのよい中音域、煌びやかで繊細な高音域。どれもが絶妙にまとまっており、聴けば聴くほど完成度の高いイヤホンだと強く感じます。 そして価格帯が近いため、同社製品の「PHÖNIX」との違いが気になる方が多いかと思います。私は、2つの商品では完成度のレベルはどちらも極めて高いと言え、役割がはっきりと分かれていると感じました。 「PHÖNIX」は音の粒立ちが非常に細かくクリアさの際立つサウンド。中高音域において鮮明さや忠実な再現がお好きな方におすすめです。対して「VE10」は先述した通り、音場が極めて広く重厚なサウンド。生々しい音や密度の濃い音を求めたい方にはこちらをおすすめしたいです。 この価格、10周年記念という特別感にふさわしい完成度の高いイヤホンです。是非ご体感ください。
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かなぶん
@e☆イヤホン 秋葉原店
radius
HP-W200
¥71500 税込
シンプルに良い”ドンシャリの理想系
radiusが誇るドブルベシリーズにて初の金属筐体となるイヤホンです。本シリーズは100〜300が同時発売となりましたが、それぞれ異なる金属素材を採用しているのが特徴で、こちらのHP-W200はステンレスを採用しております。 【外観】 削り出しの筐体で、無駄のないシンプルなデザインと手に伝わるステンレスの重みが高級感を感じさせます。 ケーブルにはNOBUNAGA Labsの錫メッキケーブルを使用しており、外観を更に上品に仕上げているように感じます。 【装着感】 前述の通りステンレス筐体としての重みがあるので、多少心配していましたが、同梱されているradius製品お馴染みのディープマウントイヤピースのおかげで気になることなく安定した装着ができました。イヤピースに関しては黒とクリアの2種類が同梱されていますが、個人的にはクリアの方が滑りにくく、より装着が安定するように感じました。 【音】 肝心な音に関しては、全体的に自然なまとまりつつ、やや固めでクールな鳴らし方で、クセはあまりない方だと感じました。タイトルにも書いた通り、シンプルに良いドンシャリの理想系といった印象です。 ステンレスらしいキレにドブルベシリーズならではの自然かつ重厚な低音が合わさってバランスがとても良く、聴いていてとてもテンションが上がるような楽しい音でした。そして、勢いだけでなく音の粒立ちかま細かく鮮明なので楽曲の隅々まで”見えてくる”のでじっくり聴いていても飽きさせない音だと感じました。 様々なジャンルで聴いてみましたが、スピード感のあるロックやメタル、アニソンとの相性がとても良く感じました。その他のジャンルにおいても音のきめ細かさやキレがお好きな方にとっては聴きやすいと思います。 同時発売のHP-W100、W300との聴き比べをして頂くのがおすすめです! 是非合わせてお試しくださいませ。
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かなぶん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Beat Audio
Silversonic MKVI Custom-3.5mm 【BEA-6530】
¥22900 税込
対応機種豊富な万能リケーブル!
beat audioのエントリーモデルとして人気なsilversonicの第六世代に当たるケーブルです。 同シリーズのケーブルからは一新されたメタリックなブルーカラーが目を惹く一本です。デザインだけでなく、取り回しも改良されており、beat audioのブランドの中だけでなく、他社のケーブルと比較しても軽く、取り回しが良いので外出先での使用もしやすいと思います。 また、4.4mmや2.5mmのバランスプラグはもちろん、コネクターの種類もかなり豊富で、AKG製品用MMCXコネクターや、現在は生産終了している名機「MDR-EX1000」用まで幅広く対応しています。 肝心の音質傾向は、芯のしっかり通った爽やかサウンドといった印象で、主張が強いような帯域はなく、全帯域をバランスよくグレードアップしてくれます。 解像感や分離感に長けているので、BA型のイヤホンとの相性が良いかなと感じました。 使う機種やイヤホンを選ばず合わせられるケーブルなので、使っているイヤホンの音色をあまり変えずにグレードアップをしたい方にオススメです。
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かなぶん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Noble Audio
FoKus H-ANC
Blue
¥21560 税込
こだわるのは『音』だけじゃない
Noble Audioが手がける完全ワイヤレスイヤホンは音に対しての評価が高く、その中でも『Fokus Pro』は機能面よりも音にとことんこだわり抜いており、ワイヤレスユーザーだけではなく有線ユーザーからも注目されるような製品となりました。 そしてこちらの『Fokus H-ANC』は音への探求は妥協せず、日常的に使いやすく機能面にもこだわりを入れた製品となっております。 評価するにあたり、『Fokus Pro』との違いが気になる方が多いかと思います。 見た目については大きく異なり、シンプルな配色、デザインとなっております。 筐体はカスタムIEMのような形状から少し丸みを帯び、厚みのある形状となりました。装着としては少し大きさは感じるものの安定しており『Fokus Pro』同様かなり深くハマり、付けただけでもかなり遮音されたように感じました。 本製品の最大の特徴ともいえるノイズキャンセリング機能は、強めな装着感と相まって効きはかなり強く感じました。店頭にて試聴しましたが、雑音が全く気にならずに音楽に集中出来ました。 そして肝心な音に関してですが第一印象として、存在感のある低音域がガツンと響き、全体的に重みのある音で聴きごたえがあるなと感じました。さらにその重たい音の中に細かい中高音域が埋もれることなくキラッと華やかに鳴り、『Fokus』シリーズのレベルの高さをあらためて感じました。 『Fokus Pro』と比較をすると、音の情報量、解像度は1歩及ばずという印象でやはり『音』のレベルはどちらも高いですが『Fokus Pro』に軍配が上がります。 ただ、その差を埋めることは出来ないものの、専用アプリで各帯域の聴力を測定しユーザーに合わせたイコライザーを設定することが出来ます。これを使ったあとの音の印象はガラッと変わりました。もちろん聴こえ方によって効力は変化するものではございますが、ガツンと響く低音域は厚みはそのままに滑らかで聴きやすくなり、ボーカルがスムーズに通り好みの音にグッと近づきました。 音だけではなくノイズキャンセリングなどの外音コントロールの切り替えもワンタップでできたり、本体の操作方法もカスタマイズができるため使い心地が良かったです。 個人的な最終的な印象としては、2製品において同じシリーズではあるもののそれぞれの強みが異なるため一概に上位、下位機種というような位置づけではないのではと思います。 音にとことんこだわるなら変わらず『Fokus Pro』 音だけではなく使いやすさも大事にしたい方は本製品といった選び方になるかと思います。 是非お試しくださいませ。