スタッフレビュー詳細
“⾳質特化”の「FoKus」シリーズにMEMSドライバーの新たな風が吹く!
Noble Audioから登場した「FoKus Triumph」は、見た目、装着感、そして音質まで、すべてにおいて完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。無線のイヤホンでも音質や見た目を妥協したくない方におすすめです。
一目見ただけで高級感を感じさせる人工⽪⾰でできた充電ケースは、持ち歩くだけで特別感を演出してくれます。また、高級感を演出するだけでなく、持つ際に手から滑り落ちにくいという利点もあります。
本体のフェイスプレートは黒とオレンジの年輪模様が光沢感とともに映え、目を引くデザインです。細部まで洗練された外観が、他にはない特別感を醸し出しています。
耳の形にぴったり沿うようなシェルデザインで、耳に挿入する深さは一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同等の差し込み具合です。快適な装着感ながらも多少ジタバタ動いても外れにくい安定感も備えています。
外音取り込み機能は中域を優しく拾い上げる仕様で、自然な会話や環境音を感じられて、普段使いとしても申し分のない機能性です。ノイズキャンセリング機能はありませんが、イヤホンを装着するだけで店内の話し声がほとんど聴こえなくなる位の遮音性を発揮していました。
「FoKus Triumph」の魅力は何と言ってもそのサウンドクオリティ。超高域は細やかで伸びの良い高音が空間を鮮やかに彩り、中域は濃厚で豊かな音が中央にしっかりと配置され、声や楽器が際立ちます。低域は、ずっしりと広がりを感じさせるキックと、深く沈み込む重低音が迫力を増幅。各帯域のバランスが取れており、音楽の細部にまで引き込まれる感覚を味わえます。
上質な人工⽪⾰でできた充電ケースや美しいフェイスプレート、迫力と繊細さが共存する音質により、FoKus Triumphは高級感と音の深みを同時に楽しめる製品です。装着感、高級感ある見た目、そして音の広がりが際立つ研ぎ澄まされたサウンドを求める方にはぜひ手に取っていただきたい一品です!
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
HiByMusic
Project Ace
¥39800 税込
価格帯をぶち壊すミドル帯のエース!
「この外観や音質は、ハイエンドイヤホンでしょ」と思い、実際の値段を見た時、目から鱗、いや、目からフェイスプレートが落ちました……。 冗談はさておき、驚異的な高域の明瞭さと分離感の高さが特徴的な有線イヤホン「Project Ace」をご紹介します! くすみがかった青色を基調としたアルミニウム合金の筐体。落ち着いた色合いに控えめな光沢と、主張の少ない余裕のある高級感が魅力的です。留め具やプラグの持ち手部分にも平目のローレット加工のような凹凸が施されており、どこを切り取っても美しい…… そして、一番目を引くのは五角形のフェイスプレートです。他製品にはあまり見られない斬新な形状は、「Moonlight」をコンセプトに、均衡のとれた五角形に、音質、バランス、サウンドステージ、ダイナミクス、音楽性の5つの要素を一つに融合する意味が込められています。 角張った筐体なので装着時はかなり苦戦するだろうと思いましたが、意外とすんなりと入ります。ノズルは短めで閉塞感は少ないですが、耳穴のサイズによっては隙間ができて音が抜けやすくなるため、差し込む際の角度調整やイヤーピースのサイズ交換など、装着感をあらかじめ吟味した方が良さそうです。 一聴した感想は、ハイエンドイヤホンに匹敵する音場の広さと明瞭な音を感じました。特に高域の解像度の高さと伸びの良さは驚異的で、弦楽器やドラムの金物などの音がきめ細かく、そして細部の揺れまでクリアに聞こえます。 低域から中域にかけては、音の立ち上がりと引きが素早く、スッキリした音色です。量感は少なめですが、芯がはっきりとしているため、高域に埋もれることなく鳴り響いています。 全体的に解像度と分離感が高く、繊細なサウンドなので、アコースティックやオーケストラを聴く際におすすめです! デザイン・音質・付属品など、値段を伏せて聴いたらハイエンド帯の価格と間違えるほどの完成度を持つイヤホンです!
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なおティー
@e☆イヤホン
iFi-Audio
GO bar 剣聖
¥85800 税込
実体感のある立体的な音を奏でる超音質ポータブルDAC
「GO bar 剣聖」は、解像度の高さや音のバランスの良さも勿論ですが、何といっても音の質感の良さが際立っています。物凄く上品な質感を持つ音で、オーディオを極めた人のために開発されたようなポータブルDACという印象です。 外観は、ヘアライン加工が施された眩い光沢を持つステンレス筐体です。正面の中央にはiFi Audioのアイコンと達筆に書かれた「剣聖」の文字があり、非常にたくましい見た目をしています。 正面から見て左の面には、各種操作ボタンが配置されています。これには、iEMatchの設定を切り替えるスライド式のスイッチ、音量の上げ下げのボタン、XBass+とXSpaceのON/OFF切り替えのボタンが含まれます。 XBass+とXSpaceの操作については、ボタンを押すごとにXBass+のON、XSpaceのON、両方ともON、といった形で切り替わる仕様です。 裏面には音源のフォーマットやXBass+・XSpaceなどの表記が並んでおり、再生している音源や状況に応じてランプが点灯します。全体的に簡素なUIではありますが、丁寧な表記で、かつ分かりやすい操作感があります。 音質については、濁りやボヤけがほとんどなく、見通しの良い音場と、奥行きが広い立体的な音色が特徴です。デジタルのような平たくギザギザした音から、滑らかで上下左右に厚みを感じる実体感のある音へと変化しており、まるで楽器がそこにいるかのような感覚になります。 XBass+ をONにすると、中域〜高域の音の質感や量感をそのままにしつつ、低域の広がりが増します。余韻が広がるというよりは、ベース音が音場全体を均等に塗りつぶしているような感覚があり、クッキリとした質感で減衰することなくどこまでも伸びていく重低音が心地よいです。 XSpaceをONにした場合は、高域の鋭さが増し、音場全体の明瞭度が上がります。 XBass+とXSpaceどちらもONにすると、各々の特徴がそのまま合わさり、低域と高域を焦点に当てたメリハリのあるサウンドに変化します。 このようにサウンドのモードを切り替えることで、ナチュラルなサウンドからウォーム寄りのサウンドやメリハリのあるサウンドなど、様々な音質に変化するため、全ての音楽ジャンルに合うポテンシャルを持っています。 携帯性を保ちながらも音質に極力こだわりたい方や、デジタル感のない滑らかで立体的な音を求めている方におすすめです! 試聴環境: スマートフォン → 'GO bar 剣聖' → SUPERIOR (4.4mm)
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なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
FA19
¥178956 税込
力強さと繊細さの両方を兼ね備えた最強イヤホン
解像度抜群のパワフルサウンドを鳴らす、FIIO渾身のフラグシップモデルが登場! ボーカルやドラムの力強い音から、ヴァイオリンやピアノの繊細な音まで、精密にかつ伸び伸びと鳴らしてくれます。FIIO製品の音色が好きな方は特に必聴です! 銀色の直線が斜めに交差する幾何学模様のフェイスプレートに透明なシェル、全体的にメカニカルなデザインです。シェルの側面には周波数特性を切り替えるディップスイッチが搭載されています。このスイッチは非常に小さく、指ではほぼ切り替え不可能なため、SIMピンや竹串のような先端が細いものを使うことを推奨します。 10基のドライバーが搭載されているためシェルが少し厚く、装着時には少し耳からはみ出ますが、筐体の重さは多ドライバーイヤホンの中ではかなり軽く、耳への負担はあまり感じませんでした。 音質は、アタック感の強いクリアなサウンドという印象です。全体的に解像度が非常に高く、音の芯がぶれたり、音同士が混ざり合ってぼやけたりすることがほとんどありません。それでいて、一つひとつの音の圧をしっかり感じ取れるパワフルさもあり、聴きごたえも抜群。繊細さと迫力という相反する要素を兼ね備えたサウンドは最強ではないでしょうか! 各帯域を説明すると、低域は深く音圧をしっかり感じる強い音。中域は輪郭がはっきりとしていて、奥行きを感じる厚みが印象的。高域は耳が痛くならない絶妙な鋭さを持ち、非常にすっきりした感覚です。 特に高域の伸びが良いのが特徴で、ボーカルやピアノ、ストリングスの音が透明感ある綺麗な音で鳴らしてくれます。オーケストラやバラードのジャンルに合うと思います。 ディップスイッチをONに切り替えると、低域〜中低域の厚みと広がりが増し、躍動感あるサウンドに変化しました。Jazzやクラブ寄りのサウンドを聴く方にはこちらがピッタリだと思います! まとめると、パワフルな音でありながらも、細部の音まで拾い上げる精密さも備えた万能イヤホンだと思いました。FIIO製品の特徴的なすっきりとした音色が好きな方、ボーナスをもらった際のご褒美品を探している方に、「FA19」をぜひとも検討してみてはいかがでしょうか!
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なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
MMX 100 (32 Ohm)
Black
¥15280 税込
前後左右の方向、奥行きが正確に聞き取れる
beyerdynamic 「MMX 100」は、音の位置や距離感を正確に把握したいと思う方におすすめできるヘッドセットです。 【装着感】 側圧はキツすぎず、緩すぎずの程よい強さであるため、装着時の安定感があるものの、締め付けられる感覚はほとんどありません。 【外装】 外観で一番特徴的なのが、音量ボリュームのダイアル&マイク音声のON / OFF スイッチが、左ハウジングについていることです。 視界から見えない部分にスイッチがあるため、最初はどこにスイッチがあるか分からず、操作がもたつく場面もありましたが、慣れてくれば片手で瞬時にミュートやボリューム調整ができる点が良いと思いました。 【音質】 ・低域は広い空間を埋めつくすパワフルな音 ・中域は空間の中央にキュッと集まっていて、程よい距離で主張 ・高域は程よい鋭さがあり、キレの良い音 空間が広く、音の距離感が非常に分かりやすいです。FPSの「VALORANT」を試しにプレイしてみましたが、足音だけで敵の方向・距離を正確に捉えられた場面が多々ありました。 前後左右の音の方向が分かりやすい点は、過去に使っていたヘッドセットの大半に当てはまる特徴でしたが、音が自機(プレイヤー)の位置からどのくらい離れているかが分かりやすいという感覚は、学生時代の約6年間FPS漬けだった私でも初めての体験でした。 音自体は先述の通り、低域と高域が強めのメリハリのあるサウンドであるため、音楽鑑賞用途としてはEDMやバンドサウンドのような激しいサウンドに合うと思います。 音の方向・距離の感覚が正確に分かるヘッドセット「MMX 100」。FPSゲーマーの方は喉から手が出るほど欲しくなるようなヘッドセットだと思います。ぜひお試しください。