スタッフレビュー詳細
買ってすぐに楽しめる拡張性。安定性と雄大さも兼ね備え。
【ポイント】
・ノズルとプラグは交換可能
・フラッグシップチタン合金筐体を採用
【デザイン】
シルバーを基調としたデザインです。ケーブルには銀メッキOFCケーブルが採用されており、筐体と共に統一感があります。
筐体は「航空機グレードのチタン合金」を採用しており、これにより高い硬度を持ち、耐久性にも優れています。また、高い硬度により高調波の発生を効果的に抑制し、空洞共振を低減するという音質面での効果もあるそうです。チタンなので耳に触れると少しヒンヤリします。
【音質】
音の温度感としては寒色系で、全体的にモニター寄りな印象を受けました。どこかが角張らず全体的なバランスが良いサウンドです。特にクリアで抜けの良い高音域はまさにヒマラヤの頂の如き。特にギターの切れ味の鮮度をそのままに描写しているように思います。
また、中音域の軸がしっかりとしており、低音域に引っ張られません。ボーカルの定位置はそのままに、低音域も遠すぎず、薄すぎず、くっきりとした低音域を聴かせてくれます。
これら印象はゴールドノズル(バランス型)での印象です。本製品には、交換可能な3種類の音響ノズルが付属しており、好みに応じて音質を調整できます。
・ゴールドノズル:バランス型
・ブルーノズル:低域重視
・グレーノズル:高域重視
ブルーノズルに変更すると、深い低音域に音の軸が当てはまり、本機の解像度はそのままに、ベース音やドラムがパワフルになりました。一方でグレーノズルに変更すると、高音域の抜けがさらに良くなったように思います。
【総合すると・・・】
本製品は高強度金属のチタン合金が筐体に採用・ドライバードームに 22μm の超薄型 CNT を搭載したNICEHCKのフラッグシップイヤホン。大きな特徴としてノズルとプラグが交換できる点にあるでしょう。
寒色系でモニター寄りのサウンド傾向が基本となりますが、付属の3種類の音響ノズルを使い分けることで、お好みに合わせた音の変化を楽しむことができます。「少し物足りない、かゆいところに手が届かない……」といったもどかしさも解消できるかもしれません。
さらに、イヤーピースやケーブルも将来的に交換可能で、組み合わせの幅は無限大です。このイヤホン一つで様々なサウンドを追求できるでしょう。プラグも交換可能(2.5mm/3.5mm/4.4mmプラグが付属)なので、購入後すぐにバランス接続で試聴できる点も手軽で魅力です。
お手軽さと拡張性が魅力のこの製品は、有線イヤホン初心者から上級者まで、幅広い方におすすめです。ぜひお試しください!
【試聴環境】
NW-WM1AM2→Himalaya
【試聴楽曲】
・聖飢魔Ⅱ「嵐の予感」
・BUCK-TICK「惡の華」
・TWO-MIX「RHYTHM EMOTION」
量感イメージ
この商品に対する
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
MADOO
MDX30イヤーチップ
Mサイズ / 2ペア
¥2250 税込
これぞ、イヤーピースの新たなるカタチ
【ポイント】 ・エリプス(楕円)形状による新たな音色・装着感 ・伸びやかな中音域・高音域 【デザイン】 清々しく淡泊なカラーリングです。サイズによってノズル部分が色分けされており、Sサイズはホワイト、Mサイズは水色、Lサイズは緑色(正確にはエメラルドに近い)となっています。 本製品最大の特徴は、この形状にあると言えるでしょう。エリプス(楕円)形状となっており、これは元である「MADOO」ブランドイヤホンのノズルに対応した形状です(他社のイヤホンにも装着可能です)。耳の中にグッと押し込める形のため、遮音性も高いように感じました。 【音質】 まず、「Project M」に装着して試聴しました。「Project M」は、純正イヤーピースを使用した場合に比較的フラットで鮮やかな音を楽しめる印象です。 純正イヤーピースと比較すると、中音域・高音域を軸とした鳴り方が特徴的です。力強さを持ちながらも、空間表現や解像度を高めるサウンドに感じました。 ボーカルラインやギターサウンドがカラッとパリッと目立つため、サウンド全体が明るくシャキッとしています。特に女性ボーカルの伸びやかさが自然で透き通っており、高音の男性ボーカリストとも親和性が高いのではないでしょうか。ストリングスやピアノのような高音域を鳴らす楽器の描写も鮮やかで、まるでホールで聴いているかのような音の抜けの良さを感じます。 低音域については、重低音とまではいかないものの、後退することなくしっかりと存在感を示しています。 次に、「EAH-AZ60M2」に装着して試聴しました(ちなみにケースにも収納可能でした)。この製品はデフォルトでパワフルな低音を奏でる印象があります。 特筆すべきは、低音域のくっきり感と、滑らかに変化した中音域・高音域。一音一音が艶やかで、全体の明るさが増したように感じられました。 【総合すると・・・】 多くの人々の耳道部分が真円ではないことに着目して誕生したエリプス(楕円)形状のイヤーピース「MDX30」。 その珍しい形状ゆえに、装着感や閉塞感は他のイヤーピースでは味わえない独自の魅力があります。耳にしっかりとハマりつつも、音は広がりを持ち、抜けの良い高音域が堪能できます。 「MADOO」製品以外にも装着可能ですので、普段の真円形イヤーピースで装着感がいまひとつだと感じる方や、抜けの良い音を求めたい方にぜひ試していただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → Project M・EAH-AZ60M2 【試聴楽曲】 X JAPAN「Longing~跡切れたmelody~」 織田哲郎「ボクの背中には羽根がある」 奥井亜紀「銀のスプーンで」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Hype 10
¥143180 税込
震える、痺れる、心踊る。そんな低音をあなたへ。
【ポイント】 ・高性能ドライバーを採用した計12ドライバー(DD2+BA10)イヤホン ・IMPACT²による重低音 【デザイン】 雄大な雰囲気を醸し出すデザインやキラキラと光り輝く様は、宇宙さながらの美しさ。筐体を眺めているだけでもウットリと。そして、どこか奥ゆかしさを感じます。 筐体は若干大き目かと思います。耳の形に沿ってぴったりフィットする印象です。ハウジング部分は医療グレードの樹脂を使用しているのもあってか圧迫感が無く、程よいピタッとした装着感と同時に遮音性も高く感じました。また、特段重みや負担も感じませんでした。 【音質】 低音を得意とした印象です。ダイナミックドライバーを2基搭載していることによる迫力ある低音は耳の中にウーファーを積んだかのような、ズンズンとした低音を奏でてくれます。ベースはもちろんのこと、ギターのエッジやドラムの芯まで、バッチリと描写してくれます。 その一方でバランスドアーマチュアが10基搭載されており、解像度も高く、ズンズンとした重低音が細かい音の粒を潰すことなく、しっかり聴かせてくれる印象です。シンバル音であったり、打ち込み音なども埋もれることなく低音に混じって聴こえてきます。ロックからEDMまで、臨場感にあふれ、心を震わせるような低音を楽しめるのではないでしょうか? 【総合すると・・・】 Hype 10は高性能ドライバーを採用した12ドライバーイヤホンです。 高性能ドライバーが搭載され、DD2基から成る深みある低音と、BA10基からなる解像度の高さは、筐体のデザインと相まって没入感と共に、雄大な空間を創造してくれると思いました。 また、付属品の一つとして、付け替え可能なプラグが3種類(2.5/3.5/4.4mm)が用意されていますので、手軽にバランス化できます。さらに、イヤーピースはシリコンタイプとウォームタイプが付属してくるので、音の変化をそのまま楽しめます。 低音好きの方々や、ステップアップしてみたい方へ。ぜひお試しくださいませ。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Hype 10 【試聴楽曲】 ・D'ERLANGER『BASILISK』「Darlin'(Album Version)」 ・Yellow Magic Orchestra『SOLID STATE SURVIVOR』「SOLID STATE SURVIVOR」 ・猫騙「『WARP』「WARP」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Oracle MKIII
¥99000 税込
丁寧・繊細なのにパワフルさもあるという魅力
【ポイント】 ・前モデルからダイナミックドライバーが1基追加 ・IMPACT²を搭載し、低音の質感が向上 【デザイン】 青を基調としたデザインで、筐体にはキラキラとしたラメが施されており、色鮮やかで眺めているだけでも楽しめます。ハウジングは若干大きめな印象ですが、耳への肌触りや収まりは良く、ピタッとハマりました。 【音質】 「Oracle」シリーズ特有のフラットかつ鮮やかな音色はそのままに、本製品では前モデルである「Oracle MKII」からドライバーがアップグレードされています。 まず、ダイナミックドライバーが1基追加され、4ウェイクロスオーバー+3サウンドチューブという構成になりました。また、THIEAUDIOの最新サブウーファーシステム「IMPACT²」が搭載されていることもあり、低音域の質感が向上しています。前モデル以上にパワフルでアタック感のある低音を感じました。 高音域に関しては、2基のSonion製ESTドライバーにより、小さな音の粒まで鮮明に奏でられている印象です。ギターやドラムのハイハットなどもハッキリと聴かせてくれます。 【総合すると】 ドライバー構成などがアップグレードされた「Oracle MKIII」は、”プロフェッショナルなスタジオモニターのチューニングと技術的な解像度を、誰もが手の届く価格で提供することを目的とした”とあるように、どちらかと言えばモニターライクな鳴り方がします。 前モデルから定評のあった高精細なサウンドと、一音一音の丁寧さはそのままに、「IMPACT²」を搭載したことで低音の質感がさらに向上し、繊細さとパワフルさを兼ね備えた製品になっています。中音域や高音域も、さらに抜けの良いサウンドです。 迫力も丁寧さも求めつつ、モニター向けのサウンドで聴いてみたいという方に、ぜひご試聴いただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → Oracle MKIII(バランス接続) 【試聴楽曲】 ・FLATBACKER「BURST 1986・巨大豚破壊」 ・萩原健一「愚か者よ」 ・BUG「Flower of Romance」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Kiwi Ears
KE4
¥29700 税込
聴こえる低音の鼓動・煌めく高音の生動
【ポイント】 ・豊潤な低音を提供するアイソバリックサブウーファーシステム ・医療グレードの樹脂による肌触りの良い筐体 【デザイン】 つややかな黒を基調とし、シェル部分には飴細工のような透明感あるシルバーを採用しており、クールな印象を与えます。ハイブリッド型ではありますが、筐体はそれほど大きくなく、医療グレードの樹脂を使用しているため、肌触りも優しい仕上がりです。 【音質】 音の鳴り方は低音域を中心としつつも、分離感があり、明るめの印象です。いわゆるドンシャリ傾向と言えるでしょう。 ドラムやベースはパワフルで迫力がありつつ、深みも感じられます。特にベースラインは耳で追いやすく、ズンズンと響くため、ベース音が好きな方には堪らない仕上がりかもしれません。 一方、中音域もしっかりと前に出ており、埋もれることなく、ボーカルがハッキリと聴こえます。 全体的には真っすぐなサウンドで、BAを2基搭載している恩恵もあり(超高域×1基、高域×1基)、高音域も低域や中域に引っ張られることなく鮮やかに聴こえます。低音域を中心としたイヤホンでは音の軸が定まりすぎて高音域が影に隠れることが多いですが、本製品ではギターのアルペジオやシンバル音も分離感を持って聴こえるため、スタイリッシュな仕上がりです。 【総合すると・・・】 本製品はDD2基・BA2基を搭載したハイブリッド型イヤホンです。 サウンドのメインは低音域ですが、BA2基の搭載により高音域が埋もれることなく奏でられ、全体的にスタイリッシュで分離感の良い音を実現しています。 特にロックサウンドは楽しく聴ける仕様で、低音域の迫力はモリモリです。それでいて、各アタック音が繋がりすぎず聴こえるため、楽器本来の低音をそのまま体感できるでしょう。 ギターのカッティングやアルペジオの描写も丁寧で、バンド全体の音がハッキリしており、サウンド全体を楽しめます。ボーカルも暖かく自然にしっかりと聴こえるため、ボーカルを中心にしつつ演奏も楽しみたい方にもおすすめです。 「音を楽しみたいけれど、バランスの良さも妥協したくない」そんな方に、ぜひ一度試していただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → KE4 【試聴楽曲】 ・UP-BEAT「Vanity憂いの君」/「NO SIDE ACTION」 ・米米CLUB「浪漫飛行」