スタッフレビュー詳細
外出時も使いやすい金属インナーイヤー
インナーイヤー型イヤホンといえば、音漏れしやすいという印象がありましたが、このイヤホンを試してみたところ、音量を上げて外の音が聞こえないほどにしても、音漏れはほとんど気にならない程度でした。
音質に関しては、中高域が前に出るため、ボーカルがとても聴きやすいと感じました。インナーイヤー型らしい音の広がりがありつつ、金属筐体特有の歯切れの良さがあり、細かい音までクリアに聴こえます。また、金属ならではの澄んだ高域が刺さることなく耳に届くので、聴いていてとても心地よいサウンドですね。シンバルが強く鳴る曲との相性も抜群だと感じました。シンセサイザーなどの電子音も、一音一音が聴き取りやすいです。
インナーイヤー型は耳から外れやすいという方でも、耳掛けケーブルなのでしっかり装着できます。
カナルタイプが耳に合わないけれど、今持っているイヤホンを少しステップアップさせたいという方にオススメです!
《試聴環境》
Galaxy Z Flip6
《試聴楽曲》
『カフェかと思ったら美容院だった』超能力戦士ドリアン
『可愛いあの子が気にゐらない』なるみや
『おジャ魔女カーニバル!!』MAHO堂
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
radius
NEKO 完全ワイヤレスイヤホン
シロ
¥8820 税込
猫愛の極み
生粋の猫好きである私が大歓喜!のワイヤレスイヤホンが、人気オーディオブランドradiusから登場しました。 まず目に留まるのは、猫が丸まった形状のケースです。「シロ」「クロ」「ミックス」計3種類の柄の子がいるので、どの子をお迎えするか迷います。ケースの器の部分にはおさかな型のバッテリーランプが搭載されており、細かいところまで可愛さが詰まっています。また、蓋となる猫の部分より器部が小さく作られているところも、狭い箱に入りたがる猫の習性を表しているようで愛らしいですね。 イヤホン本体は個体差のあるマーブル模様になっていて、まったく同じ柄の子が一匹もいないというのは、まるで自分だけの猫を飼っているような特別感があります。 本体サイズはとてもコンパクトで、かなり耳の小さい方でも難なく装着できる印象です。多くの方にフィットしやすいのではないかと思います。ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが、フィット感が良いため物理的な遮音性は高く感じました。 さて、こちらのイヤホンの醍醐味はなんといっても、イヤホンから流れるアナウンスが「猫の鳴き声」になっている点です。この「猫の鳴き声」は、実際に猫を飼っているわたしが聴いてもリアルだと感じるほど再現性が高いです。ケースから取り出して耳に装着すると、電源ONで『みゃー』と鳴きます。そこからペアリングモードになり、接続されるまでずっと『ゴロゴロ……』とのどを鳴らし続けます。ずっと聴いていたいところですが、再生端末と接続すると電源ON時よりも元気な声で『にゃー!』と鳴きます。スマートフォンと接続した際に接続中着信があると『鈴の音』が鳴りますが、この時の『鈴の音』は首輪に鈴がついている猫が首元を後ろ足で高速で掻く時の『ちりりりりりっ』というようなちょっと鈍い鈴の音です。接続を解除すると『みょんぉんぉん』となんとも言えない声で鳴きます。そのままイヤホンを装着したままにしておくと再びペアリングモードになるので『ゴロゴロ……』とのどを鳴らし始めます。そして接続すると『にゃー!』。あまりにも可愛すぎてわたしはこの一連の動作をしばらく繰り返し続けました。 本体再生時間約3.5時間、ケース込みで約17.5時間と普段使いには十分なバッテリー容量です。本体のバッテリー残量が少なくなると『ごはぁぁあん』と空腹を訴えてくるので、ケースにしまって充電してあげてください。(体感訴えかけるような『にゃぁぁあん』でした) ちなみに『ゴロゴロ……』が可愛くて、ペアリングをせず70秒間放置してしまった場合も『みゃー……』と起動時より気持ち元気のない鳴き声と共に電源OFFになってしまいます。 忘れてはいけないのは、こちらイヤホンですので音質面に関してです。音質は全体的にバランスが良く、一音一音クリアなので様々な楽曲に合いやすい音だと感じました。その中で低音は一歩前でしっかり鳴っています。可愛い見た目とは裏腹に力強いサウンドです。リーズナブルな金額の中に「こだわり」「かわいさ」「良い音」が詰め込まれています。 ワイヤレスイヤホンという現代社会で常に持っておきたいアイテムと、常に一緒にいたい存在の猫が組み合わさった「NEKO」。そしてこの「NEKO」は、売上から1台あたり20円が保護猫活動団体へ寄付されます。猫好きが癒しをもらえ、猫が幸せに暮らせるようにお手伝いができる。猫好きなら一台は手に入れておきたいアイテムですね。ぜひあなただけの“猫”をお迎えして、末永く一緒にいてあげてください。 《試聴楽曲》 DISH//「猫」 ヤバイTシャツ屋さん「ネコ飼いたい」 The Kiffness「I Go Meow」 《試聴環境》 iPhone12 mini
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
AUDEZE
MM-100
¥76230 税込
手軽にAUDEZEサウンドを
ハイエンドモニターヘッドホンで人気のAUDEZEから、AUDEZE製品の中では比較的お求めやすいヘッドホンが登場しました。 まず、ハイエンドモデルとの大きな違いとして、ケーブルが挙げられます。ヘッドホン端子は既存モデルで使用されていたminiXLR両出しから、リケーブルの幅も広い片側3.5mmになりました。ヘッドホンには両側に3.5mmの受け口がありますが、どちらか片側に差し込むと音が鳴るため、使用環境に応じてどちらに挿すかを選べます。 さらに、ハイエンドモデルとの違いとしてヘッドバンドも挙げられます。「MM-100」のヘッドバンドはネジ式になっており、細かなサイズ調整こそできませんが、使用ごとに調整する手間や、長期間の使用でヘッドバンドが緩む心配がない点は嬉しいポイントです。 また、475g(本体のみ)と同メーカーの他モデルと比べて比較的軽量で、イヤーパッドに厚みがありホールド力はほどほどにあるものの側圧は強すぎず、優しい装着感です。 音質に関しては全体的に中心に寄っており、特にボーカルが一歩前に出ている印象です。開放型ヘッドホンで抜けがちな低域も、量こそ多くないもののしっかりアタック感があり、横に広がりを感じます。全帯域のバランスは良いですが、個人的にはモニター用途よりもリスニング用途として楽しめるサウンドだと感じました。 モニター用途として使用する場合、ボーカル表現の近さからボーカルモニターとして適していると思います。ROCKやPOPSなど、バランスよく楽しく聴ける楽曲を楽しみたい方に特にオススメしたい一台です。
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
intime
脂 (KOTTERI) MarkII -コッテリマシマシ-
¥18000 税込
もっと硬く!濃く!多く!をご堪能あれ
e☆イヤホンPRスタッフ「はまちゃん」チューニングイヤホン脂 (KOTTERI)が『マシマシ』になって帰ってきました。 まず、前作のベースモデルは「intime 轟/煌」でしたが、今作は「intime 翔 DD」となり、形状が丸みのあるやわらかいデザインになっています。また、前作は左右で配色が異なりましたが、今作は左右で統一されたスモークブラックのシックな色味で、普段使いしやすいデザインになっています。 音質について、低音好きな私としては前作のチューニングがとても気に入っていたので、『マシマシ』になったサウンドにとても期待していましたが、結論から言うと、期待以上の結果でした。前作は「とにかく重低音」というコンセプトに忠実で、それはそれで楽しい音でしたが、今作の『マシマシ』ではイヤホンとしての完成度が一段と高くなり、重厚な低音の中でも輪郭を失わずに解像度が向上した印象で、低音そのものもベース重視という鳴り方から、全体のバランスが良く深みのある低音に進化したように感じました。「KOTTERI」らしい臨場感や迫力も充分で、前作同様ライブ音源にもぴったりですが、今作はより幅広いジャンルで楽しんでいただけるイヤホンになっていると感じました。 他にはない個性的な音をお求めの方や、普段低音イヤホンを使わない方でも1本持っておく価値があると思います。 【試聴楽曲】 ・ロトカヴォルテラ/KEYTALK ・全方向美少女/乃紫 ・悪魔のキッス/悪魔のキッス(戦慄かなの&かてぃ) 【試聴環境】 ・iPhone12mini ・Apple純正Lightning to 3.5mmアダプター
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
Q15
Black
¥71500 税込
コンパクトとパワーの両立機
Q5Sの後継機にあたるQ15が登場しました。 中型サイズのポータブルアンプで、片手でしっかりと掴めるほどです。スマートフォンとも変わらないサイズ感で、合わせて持ち運ぶのにもちょうどいいですね。ただ、片手で持つとズシッとくる重量感と厚みはあるので、ポケットなどに収納するのはきつめになってしまうかなと思います。ポーチなどに収納するのがオススメです。 音質に関しては大きく変化させずストレートに再生してくれるので、様々な機種と組み合わせて使えると思います。サウンドはシンプルな作りで、人によっては物足りなく感じる場合もあるかと思いますが、Q15にはイコライザ機能が搭載されており、プリセットEQが7種類あるほか、アプリを使うことでカスタマイズEQも使用できます。 出力に関しては3.5mmと4.4mmジャックがありバランス接続に対応しているうえに、鳴らしにくいイヤホンやヘッドホンもしっかりと再生してくれます。このQ15に搭載された「デスクトップモード」ではバランス出力+ヘッドホンモードにおいて1600mWの出力が可能なので、より駆動力の必要なヘッドホンを出先でも楽しめます。また、入力方法はBluetooth・同軸・USB-Cなど、複数対応しているので幅広い場面で使用しやすいです。 さらに、USB-C接続時に搭載されている「フォーンモード」をONにすると、Q15の内蔵バッテリーで駆動します。「フォーンモード」をオフにすると通常のドングルDACと同様に、スマートフォンからの電力供給で駆動するため充電がなくなってしまっても安心です。 とてもコンパクトでパワーのあるポータブルアンプですので、手軽に楽しめる据え置きアンプとしても使えます。据え置きアンプを置く為のスペース確保が難しい方などに、外でも家でも楽しめる一台としてオススメです。