スタッフレビュー詳細
ニュートラルでクリアなサウンドの中にある“独特なニュアンス”に酔いしれる
全体的に透明感があり解像度が高い印象を受けました。音のベールが1枚取り除かれたかのような明瞭感があり、ボーカルの輪郭が特にハッキリと聴き取りやすいサウンド傾向です。
LETSHUOERから発売されている有線イヤホン「S12」や「Z12」のようなパキッとした中高域のニュアンスを音色に付与してくれるため、お使いのイヤホンにソリッドなキレのある風味を与えたい際におすすめです。また、ホワイトノイズはほとんど感じることはなかったので、ノイズを気にすることなく楽しめると感じました。
さらに、物理ボタンによる「LOW / HIGH」2段階のゲイン調整機能が搭載されているので、調整次第で鳴らしにくいイヤホンでもしっかりと鳴らせます。
付属品はレザーケース、USB-Cケーブル(12.5cm)、USB-Cケーブル(80cm)、USB-C ‒ USB-A変換アダプターのラインナップで、スマートフォンやiPhone以外にもPCとの接続も手軽に行えます。傷や汚れから保護できるレザーケースが予め付属しているなど、同価格帯のDACと比べて付属品のラインナップが豊富なので、スティックDACのエントリー機としてもおすすめできます。
ニュートラルな質感で解像感を底上げし、且つ中高域に独特なニュアンスを付与してくれるスティックDACをお探しの際は、是非一度お試しください。徐々に癖になるこの音色に酔いしれてみませんか?
試聴環境
SONY「Xperia 10 IV」
LETSHUOER「DT03」
qdc「Hybrid Folk-S」
試聴楽曲
ヰ世界情緒 / キミ消失セカイ
猫又おかゆ / カミサマ・ネコサマ
藍月なくる / FAKE IDOL
電気式華憐音楽集団 / 赫奕の不死鳥
米津玄師 / KICK BACK
量感イメージ
この商品に対する
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すがちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
ORIVETI
bleqk Dynabird
¥16500 税込
9.2mmの振動板から醸し溢れる芳醇なセンチメンタルサウンドの世界へご招待
ソリッドで解像感が高いサウンドメイクのイヤホンで人気を博しているブランド「ORIVETI」から、新シリーズのイヤホンが登場しました。その名も「bleqk」シリーズ。1作目がこちら、「bleqk Dynabird」です。 シリーズ名の「bleqk」には、「Basic Line Exquisite Quality Kept(絶妙な品質が保たれたベーシックライン)」という意味が込められており、エントリーモデルながらもサウンドクオリティにこだわったシリーズ展開をしていくものと思われます。 気になる音の感想ですが、分離感が高く、1音1音の余韻が濃密です。特に、低域・中低域の深く沈み込み広がりのある余韻は、不意にため息が漏れ出てしまうほどの味わい深さがあります。弱ドンシャリなサウンドでありながら、濃度のある低域がボーカルの空気感を艶やかに演出してくれるため、ボーカルが埋もれることはなく、むしろ奥行きのある雅びやかな空間表現を生み出しています。 全体的にダークな音色ですが、9.2mmベリリウムコーティング振動板とアルミニウム合金シェルによるシャープでクリアな高域の響きが、ダークな世界に少しばかりの明瞭感を与え、全体的な音質が重くなりすぎることなく、絶妙なサウンドバランスに仕上がっています。独特なフィルター形状から流れ出す音色は、左右方向に若干広い扇状に広がる特徴的な音場を持っています。残響感が非常に心地よく、聴き込むほどに惚れ込んでいく、感情に訴えかけるような情緒あるサウンドは、必聴の価値ありです。 音の特性から、クラシックやフォーク、バラード、歌謡曲、演歌などのジャンルとは抜群の相性を示してくれます。アニソンやロック等も、楽曲によってはこのイヤホンのポテンシャルを最大限に活かして、聴き惚れることができるでしょう。 独創的なサウンドバランスから醸し出される、奥深く濃厚で芳醇な味わいを、ぜひ店頭でご体験ください。身悶えするような新体験に、乾杯。 試聴環境: SONY「NW-WM1AM2」 ORIVETI「bleqk Dynabird」 試聴楽曲: ヰ世界情緒 / ネリネの内緒事 春猿火 / 巫女 坂本冬美 / また君に恋してる イルカ / なごり雪 Aimer / RE:I AM 和ぬか / 絶頂讃歌
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すがちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
JT1 Black
¥13200 税込
美しいハウジングに華麗な音色のエントリーモデルヘッドホン
まず最初に目を引くのが、規則的に美しくパンチングされた、スイセンの花弁のような美しいハウジングです。 ブラックとシルバーで重厚感のある見た目とは相反する美麗なハウジングの模様は、エントリー価格ながらも高級感を漂わせてくれるデザインとなっています。 気になる音については、低域はタイトになりすぎることなく、程よく締まりがあり、長時間聴いていても聴き疲れしにくく心地よい音色です。ボーカルは少し後ろ目な気がしますが、程よい位置感で全体の音像が聴き取りやすくなり、全体のまとまりを良くしてくれています。高域はかなり透明感があり、澄み渡るような空気感で低中域に清涼感を与えてくれる絶妙な音色です。 低域から高域にかけてなめらかに繋がり、全体的に一音一音を綺麗に鳴らしてくれる印象の音色でした。音場も左右上下に広く、より一層音色の流麗さを引き立ててくれます。一見開放型のヘッドホンにも見えますが、密閉型ヘッドホンなので、ふくらみのある音色の中に程よくシャープで澄んだ音色を鳴らしてくれます。 比較的鳴らしやすく、据え置きDACだけでなくDAPやスマートフォンでも鳴らせるため、エントリーモデルとしてもオススメです。低音が程よく強く、全体的にまとまりのある清涼感のある音で、美麗な見た目のエントリーモデルをお求めのお客様にオススメの一品です。 試聴環境: FIIO M11 Plus ESS SONY Xperia 10 IV 試聴楽曲: ヰ世界情緒 / キミ消失セカイ 猫又おかゆ / カミサマ・ネコサマ みつあくま feat. 重音テト / どーなってんの? 電気式華憐音楽集団 / 赫奕の不死鳥