スタッフレビュー詳細
間違いなくスティックDAC最高峰の音質
まさしくスティックDACの中では最高峰の音質です。フラッグシッププレイヤーに匹敵するオーディオ回路を搭載しているとのことで、ブランドの気合の入れようがすごい...! 全体的な味付けは少なめで、極めて自然な音質です。バスパワーのスティックDACとは思えないほど音に透明感があり、音の浮かび上がりがピンポイントでふわっと浮かび上がるような独特の表現が楽しめました。
ボーカル域にとてもハリがあり、豊かな表現力が楽しめます。派手さはあえて抑えられており、ピュアな表現が楽しめる製品です。「DAPとスティックDACの差がさらに縮まったな〜」と感じました。とにかく音がいいスティックDACをお探しの方は、ぜひお手に取ってみてください。価格に納得できる体験が味わえます。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DC-Elite
¥69260 税込
スマホもハイエンドプレイヤー並みの音質へ
スマホで運用するドングルDACの中でも音質において、一二を争うほどハイレベルな商品です。 チタニウム合金とある通り、筐体はずっしりとしておりハイエンドらしい重みがあります。なので、スマホに挿してポケットに入れる運用方法の場合は、USBケーブルへの負荷を気にかけてあげたいところです。 また、iBassoのハイエンドDAP「MAXシリーズ」の技術を踏襲しているとのことで、ボリュームノブの挙動は同DAP同様、操作時は若干クリック感と途切れがあります。なので、曲のタイミングなどで頻繁にボリュームノブを操作するという運用よりも、イヤホンやヘッドホンによってボリュームを固定しじっくり聴き込むという使い方が向いているかと思います。 音質について、試聴した第一感は「圧が強く中域の押し出しが強い」と感じました。ひとつひとつの音に関しては本当に細やかで、ダイナミックドライバーのイヤホンは細かい揺れまで体感できるレベルです。 出力に関しては大型のヘッドホンまで鳴らせると思います。beyerdynamic「DT 1990 PRO」など比較的高出力が推奨されているヘッドホンでもしっかりと奥行きを感じられ、解像度は高いです。音量に関しても余裕があり、かなり大きい音を出しても歪むことなく正確に出せています。 ストリーミングなどでスマホから再生する音源に妥協したくない方、鳴らしにくいヘッドホンをスマホで使用したい方におすすめです。 【試聴環境】 XPERIA 5⇒DC-Elite⇒Flipears ARTHA 【試聴音源】 Bae City Rollaz/Yung Bae up to you/SANOVA
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
iBasso Audio
DC-Elite
¥69260 税込
サブスク派の最適解。スマートフォンで極上の音楽体験ができるスティック型DAC
iBasso Audio「DC-Elite」は、手のひらサイズでミドルハイクラスのDAPのような音を楽しめるスティック型DACです。 【ポイント】 ・エントリークラスDACとは一線を画す圧巻のサウンド ・細かなボリューム調整が可能な「PCMボリューム調整ボタン」搭載 【見た目・操作感】 同社のスティック型DAC「DC04PRO」と比較して一回りほど大きく、小型DAPと比較すると「DC-Elite」の方が小さい印象です。金属特有の手触りで高級感があり、所有欲を満たしてくれそうです。 アナログボリュームはしっかりとクリック感があり、ポケットの中での誤動作の心配もありません。また、アナログボリュームに加え、本体側面の「PCMボリューム調整ボタン」によって細かな音量調節も可能です。 【音の印象】 力強さをはっきりと感じられるサウンドです。低音域から高音域まで全ての音をとらえることができ、分析的な聴き方ができつつも、1つの音楽としての自然さを持ち合わせています。 低音域はややウォームさがあり、中音域から高音域にかけてはクール寄りで全体的には美音系でバランスが取れたサウンドです。音場は広めで、ボーカルはやや引いた印象を受けました。 【使用感】 レビューではiPhone14 Proを使用して、バランス接続にて試聴を行いました。Apple Musicにてロスレス音源を再生し、1曲ごとにおよそiPhoneの電池が2%程減少しました。 また、30分程度再生したのちに発熱をチェックしてみると、DC-Elite本体はほとんど温度変化がありませんでしたが、Lightning端子部分はやや熱くなりました。 【まとめ】 スマートフォンやDAPでサブスク音楽配信サービスを使用している方に強くオススメできる商品です。外出時に小型DAPを使用している方も1ランク上の音楽体験ができること間違いなしです! スマートフォンとケーブルで接続するだけでこの音が楽しめることに驚きました。是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→iBasso Audio DC-Elite→MASSDROP x MEZE 99 Noir(99 Clasics用純正4.4mmアップグレードケーブル使用) 試聴楽曲 赤い公園 - pray STAYC - Teddy Bear
このスタッフの他のレビュー
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
K9 AKM
¥89100 税込
透明感がありニュートラルな音質
10万円を切る価格でここまで仕上げてきたのは本当にすごいです。非常に透明感があり、ニュートラルな音質だと感じました。 大きな特徴として、今までのESS系の「FIIO」製品と比べると少し温かみがあり、豊かな空気感を味わえるので、解像度重視でドライな音質であったESSとは異なる音質傾向と言えるでしょう。また、「FIIO K9」と比べるとナチュラルで音楽的な傾向を楽しめます。 高域は適度に丸みがあるので、長時間聴いていても疲れにくくエッジが刺さらない、若干のマイルドさが個人的に好みでした。自然でリアリティのある、「e☆イヤホン」2024上半期DAC・AMP部門売り上げランキング第1位になるのも納得の製品です。
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Black
¥25182 税込
間違いないスティックDAC
エントリー帯のスティックDACが実現できる最高峰の音質に加え、機能性も抜群! FIIOのフラッグシップの名前に恥じない素晴らしい機種が登場いたしました。 クッキリはっきりとしていてパワフルな低域が楽しめる傾向の音質です。全世代の機種と比べると低域部分のアタック感とレンジ感が向上しており、より見晴らしの良い音質に感じました。全体的に明るめの味付けが施されていて、高域などキラキラとした表現が楽しめる機種だと感じます。 また、この価格帯の製品では破格のフラグシップDACを2基搭載しており、高いS/N比を実現! しかもクラス最高峰650mWのパワーを秘めているので、ヘッドホンなども余裕をもって駆動します。 各社のスティックDACの進化は著しく感じます。その中でもやっぱりFIIOの製品を選ばれる方は多いであろうと納得できるクオリティでした。
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
FiiO Q7 【FIO-Q7-B】
¥134750 税込
洪水のような圧倒的な情報量
FIIOのヤバいポタアンです。ポータブルオーディオとしては比較的大きくてかさばるのに売れる理由は、「とにかく音がいい」からです。 圧倒的な物量を物語るかのような、とんでもない音の情報量が強みの音質です。ほんとに音の洪水を体いっぱいに浴びているかのような体験が味わえました。音源に込められたかすかな情報でも全て描ききるかのような気合いを感じられ、細かい音の表現やクッキリとした表現が好みの方に刺さるチューニングです。質感はややくっきり、分離感が凄まじいですね。低域のドライブ力も凄まじくて、ドラムとか打楽器のアタック感が“びしっ”と感じられる音質です。 「ES9038 Pro」「THX AAA-788+」を搭載しただけあり、ノイズもきわめて少なく熱量のあるドライブ力、情報量、クリアさを両立。音場がかなり広く、無色透明な音質でした。 「とにかくこの一台だけでポータブル環境もデスクトップ環境も素晴らしい音質で揃えたい」というわがままな要望も余裕で叶えてくれる製品だと感じました。音の洪水をぜひ一度お楽しみください。
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
マニアの方にこそ聴いてほしいエントリー機種
コンパクトなお値段とサイズ感で大満足の音質と性能が楽しめる製品シリーズがフルモデルチェンジされました! 音質についてご紹介すると、初代のモデルにあった不満点が払拭され、音質、傾向などが大幅に改善されている印象を受けました。 全体的な音質の印象は、見晴らしが良くクリアで、細かいディテールがしっかりと感じられるバランスです。この辺は今までのiFi-Audioに共通する傾向で、ブランドに詳しい方も、これまでのイメージ通りと想像して頂いて間違いないと思います。音の粒がとても細かく、音源に対して素直で派手さを押さえた音作りが特徴です。正確な音作りが施されています。 初代「ZEN DAC」のチューニングは初代「micro iDSD」など、昔のiFi audioのチューニングに通ずるものがあり、高域がドライでエッジがキツく、音源や組み合わせるイヤホンによっては刺さりが気になることもありました。しかし、「ZEN DAC 3」の高域は少ししっとりとしていて、しなやかな質感に感じます。しっかりとした解像感とマイルドさを良いバランスで両立しているのが魅力です。 「ZEN signature」シリーズに近い方向性で、細かい表現の中に音の艶感やしっとりとした表現、空気感を感じられるのも魅力の一つです。「ZEN DAC」は粒立ちの細かい音質ですが、「ZEN DAC 3」では艶感や空気感が強化されており、大きな進化を感じます。ボーカルのリアリティや生々しさも増し、あっさりめだった「ZEN DAC」に比べて音楽性を感じられる仕上がりになっています。 この要素は他社の同価格帯の据え置きDACと比較しても大きな魅力です。人工的な音質が苦手で自然な音質が好みの方には、決め手となる要素だと思います。もう一つの大きな特徴は低域の質感です。「ZEN DAC 3」の低域はエネルギッシュで力強く、引き締まったフォーカスと強めの立ち上がりやキック感が特徴です。ベースの弦の揺れなどの再現性も高く感じました。初代「ZEN DAC」は少し低域がモヤっとしていましたが、「ZEN DAC 3」ではむしろ魅力的な低域に仕上がっています。 「SENNHEISER HD 660 S」や「Meze Audio 109 Pro」などのミドルクラスまでのヘッドホンと組み合わせるのが理想的なパワーじゃないかなと思います。パワフルな低域なので音が痩せることなく引っ張ってくれるような印象を受けました。かなり音量を大きめにしても刺さりにくいのでかっちりとした音質の機器と組み合わせるのもいいんじゃないかなと思います。アナログステージはフルバランス設計なのでバランス接続だとさらにパワーが上がります。 ヘビーなハイエンドヘッドホンは、今後発売されるであろう「ZEN CAN 3」との組み合わせを想像すると楽しみですね。「ZEN signature」と音の傾向は非常に近いものがあり、音の再生レンジや音粒の多さなどで上回ります。より透明度があって見晴らしが良い感じです。DACとアンプがセパレートタイプなので、やはり越えられない壁はありますが、よりハイエンドオーディオのエッセンスを感じられるのが「signatureシリーズ」と言えるでしょう。 総じて、「ZEN signature」が欲しいけど予算で躊躇していたという方には「ZEN DAC 3」は非常に有力な選択肢になると思います。