スタッフレビュー詳細
「FitEar」とタッグを組んでパワーアップ!
音の明瞭度と厚みが増した聴きごたえのあるサウンド!
低域
SUPERIORと比較すると、より芯があり、弾む印象です。量感も少し増し、ドライブ感があります。
中域
ふくよかさと明瞭度が増したことにより、ボーカルがより鮮明に、より臨場感を楽しめます。
高域
透明感とシャープさがありながらも輪郭は丸みを帯びており、金物系も刺さることなく全体のシャープさを演出しています。
装着感
さすがqdc。耳への収まりがよく、着けていることを忘れるほどの軽さと装着感です。
SUPERIOR EX Cable 4.4-IEM2pin
3.5mmシングルエンドから4.4mmバランスへと変更すると、より左右の分離感、クリアさ、見通しの良さが増し、また違った雰囲気で楽しめます。シングルエンドとバランスとどちらがいいというわけではなく、「どちらもいい」イヤホンです。
SUPERIORと比較してもパワーアップ感がしっかりとあり、SUPERIORと2台持ちでも使い分けられ、エントリーモデルから次のクラスのイヤホンを探している方にも十分に満足いただけると思います!
使用機材:iPhone13、BTR7
試聴楽曲:布袋寅泰「BAD FEELING」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
qdc
SUPERIOR EX
¥19800 税込
SUPERIORのうまみを残しつつ、FitEarのサウンド感をブレンド!
2023年に定番イヤホンとして君臨した「SUPERIOR」にCIEMの大御所FitEarのチューニング技術が合わさったイヤホン「SUPERIOR EX」が登場。この豪華なコラボはまさに、鬼に金棒。 発売当初から「SUPERIOR」ユーザーである私が、今作との比較を主軸にレビューします。 外観は、クリスタルのような強い光沢のある美しいフェイスプレートから、金属のマットな質感を基調としたクールな見た目に変化しました。筐体の形は前作とぼぼ変わらず、耳に沿った形でフィット感が良好。耳穴に隙間なく深く差し込められるので、遮音性も高めです。 ケーブルは、前作同様黒色のビニール被膜を使用されていて、表面の質感は変化なし。留め具からプラグまでの部分が、単線から撚り線に変更されています。撚り線のケーブルはハイエンドの有線イヤホンやリケーブルに多い印象で、オーディオ玄人感が出てきて所有欲が少し上がりそうな見た目になったと個人的に思いました。 音質については、前作「SUPERIOR」の特徴である迫力とキレのある低域と高域に焦点が当たっているバランスに対して、今作「SUPERIOR EX」では中域の量感が少し増していて、結果的に前作と比べてほんのりとマイルドなサウンドに変化していました。 そのため、前作ではクラブ曲やゲームサントラなどのインスト曲が得意なイメージでしたが、今作ではボーカルが手前に、かつクリアに聴こえるようになったため、歌ものの曲も相性がよくなっています。 音場は前作より低域の余韻と高域のステレオ感が少し抑えられていて、僅かに狭くなった印象です。空間が狭まっているものの、全体的に解像度や分離感が高くなっているおかげで、音が詰まっている感覚はほぼなかったです。 まとめると、前作でのいい意味で荒く攻めていた低域と高域の部分を少し整えて、全体的にバランスが整った印象です。中域にも焦点が当たったことにより、邦楽も自然なバランスで流せるようになったと思います。 「SUPERIOR」や他のエントリークラスイヤホンを買って沼につかり始めており、もう少し上の価格帯を攻めてみたいと考えている方や、洋楽・邦楽問わず様々な音楽ジャンルを迫力あるサウンドで楽しみたい方におすすめです。
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かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
SUPERIOR EX
¥19800 税込
qdc × FitEar!お互いの強みが組み合わさった万能コラボイヤホンです!
新たに「qdc SUPERIOR」という名で呼ばれる1万円台の定番モニターイヤホンが、イヤホン界の重鎮「FitEar」の協力のもと、さらにパワーアップしました。 SUPERIORを使うことでイヤホン沼にハマった方も、従来のオーディオファンにもおすすめできる使いやすいイヤホンです。 ・外観と装着感 筐体はブラック一色のフェイスプレートで、qdcとFitEarのロゴが記載されているシンプルなデザインです。アルミニウム素材を採用し、ビルドクオリティの高さと高級感を感じさせます。樹脂よりも耳への当たりが強いため、馴染むまで少し時間がかかりますが、耳にぴったりとフィットする形状で高い遮音性を実現しています。 ・音質 特徴的なのは、くっきりと聴こえるボーカルラインです。中高音のまとまりが良く、低音に埋もれることなくボーカルをダイレクトに耳に届けます。低音は広がりと響きがあり、迫力を感じさせます。全体として角の取れたサウンドで、長時間聴いても疲れにくいです。POPS、ロック、クラシックなど様々なジャンルに合わせやすいチューニングです。 ゲームにおいても、FPSや音楽ゲームを含む様々なカテゴリでその良さを十分に発揮します。定位の良さと聴き疲れにくさが活かされています。 店頭では実際に音や装着感を確認できますので、機会がありましたら是非お越しください。
このスタッフの他のレビュー
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BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
Hi-Unit
Hi-Unit 003-pnk (ピエール中野モデル/有線ピヤホン5)
¥57200 税込
進化を止めないイヤホン
一聴して驚かされるのは、ピエール中野氏の一貫した音作りです。初代から続くドラマーらしいチューニング、つまりタイトなバスドラムや繊細なシンバルの音色をしっかりと残しつつも、解像度、ダイナミクス、そしてバランスのどれを取っても最新作にふさわしいイヤホンとなっています。 高域については、シャープさを持ちながらも、金物系の音のディテールを生々しく再現してくれます。中域では、ボーカルがやや後ろに聴こえるものの、楽器との一体感が非常に良好です。低域に関しては、バスドラムの輪郭が明瞭でリズムを感じやすく、それに絡むベースラインがグルーヴ感を与えてくれます。 さらに、音場の広がりも見逃せません。解像度が高いため見晴らしが良く、閉塞感は一切感じられません。そして、装着感も優れており、小ぶりな筐体が耳にしっかりとフィットします。 このイヤホンは、ロックドラマーらしいタイトなバスドラムや繊細なシンバルを特徴としており、ロックやEDMとの相性が抜群だと感じます。過去一番の「ピヤホン」と言えるでしょう。 使用機材 ・iPhone 13 ・BTR7 使用楽曲 ・Hi-STANDARD 「Big Ol' Clock」「Can I Be Kind To You」
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BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
AZLA
SednaEarfit Crystal 2 Standard
Mサイズ2ペア
¥2475 税込
沼にハマるには十分すぎるイヤーピース
まず感じたのは、立体感が増して音の立ち上がりが速くなり、音の粒立ちも良くなったことです! さらに音の角が適度に取れ、聴き心地が良くなります。特にベースラインに大きな変化を感じ、量感が少し増したうえ、抜け感がさらに増して音のひとつひとつがわかりやすくなりました。ゴリゴリとベースが主張するわけではないものの、心地よいグルーヴ感を与えてくれます。 装着感も快適で、着けていて違和感がなく、疲れも軽減されそうな感じなので長時間使用にも問題なさそうです。耳にしっかり吸い付く感覚もあるため、安定感も向上しています。これは一度試してみる価値がありますよ! 使用サイズ ・M 使用機材 ・iPhone 13 ・Technics EAH-AZ80 使用楽曲 ・怒髪天「オトナノススメ」 ・LEARNERS「I Want You To Be My Baby」
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BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
Panther Audio
銀龍王
¥280000 税込
銀の筐体から繰り出されるロックサウンド
バランスの整った優等生なサウンドながら、中音域のボーカルの聴きやすさ、ギターなどの弦鳴りの生々しさ。これはロックとの相性が抜群だと思います。 カッティングギターの鋭さも余すとこなくプレイヤーの表現を伝えてくれます。それを支えるようにしっかりとボトム感があり引き締まったベースライン。高音域はピークを感じさせない伸びやかで煌びやかな響きを聴かせてくれます。 音場は上と左右に広がり、奥行き感は控えめですが窮屈さは全く感じられません。 オーダーメイドにすることでフィット感が増し、低音域の量感やタイトさがさらに増すため、よりロック向きなサウンドになると考えられます。 ロックバンドが好きな方には、ぜひオーダーメイドを検討していただきたいです。 使用機材 ・iPhone13→BTR7(BT接続) 使用楽曲 ・矢沢永吉 「黒く塗りつぶせ」 ・The Offspring 「Pretty Fly」 ・セックス・ピストルズ「Anarchy in the UK」 ・松本孝弘「#1090-Million Dreams」
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BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
Binary Acoustics
DYNAQUATTRO JP Ver
¥51350 税込
広がる低域。広がる空間。
ダイナミックドライバー特有の芯のある低域と、尖りがなく余韻を感じる高域、フワッと広がる空間が特徴のDD4基搭載イヤホンです。 装着感については、多少筐体に厚みがあるためイヤーピースのサイズ選びに注意が必要かもしれません。ですが、耳から極端に飛び出ることはありませんでした。 音に関して、高域は少し控えめながらも、生音感をしっかりと感じることができ、歯擦音などの不快な音もありません。 中域では、楽器と自然に馴染むボーカルラインが、バンドなどの楽曲をより華やかに彩ってくれます。 低域に関しては、全体の中でベースラインが一番主張していますが、「低域はほしいけど、うるさすぎるのはちょっと……」という方にとっては、まさに最適なバランスだと思います。 音場に関しては丸みがあり、冒頭で述べた通りフワッと広がる空間を作り出しています。 総じて、ミディアムテンポや余韻の強い楽曲との相性が非常に良いと感じました。