生産終了品
MAVERICK(カスタムIEM)
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¥149,800 税込
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保証期間
-
商品コード
99033
- 買取上限価格 -
¥15,000
※買取上限価格は日々変動がございます
-
商品詳細
-
レビュー
2015/05/23
◎特徴
-
MAVERICK
5 Driver Custom IEM
ハイブリッド型(Hybrid型)
「MAVERICK」という作品は、その名称の通り「無所属、異端者、一匹狼」といった意味がありますが、開発側はこれを「唯一無二」という意として捉えており、それを念頭に開発を進めてきました。
今では「MAVERICK」という同じ名の作品が「ニつ」存在し、それぞれが「追求する喜び」と「共有する喜び」という、異なる個性を持っています。
カスタムIEM版「MAVERICK」は「サウンド・チューニング」の為に、より一層時間を費やし、サウンド・クオリティを新たに追求した作品です。
サウンド・デザインの再構築
カスタムIEM版「MAVERICK」は、ユニバーサル版「MAVERICK」とは異なるサウンドを持っており、カスタムIEM版の為だけに「サウンド・チューニング」を行っています。
サウンドに求めたモノ
MAVERICKが奏でるサウンド、それがどれだけ「リアル」に近づけられるかを何よりも求め、その可能な限り「リアル」を求めた結果「MAVERICK」だから奏でてくれる「今まで聴こえてなかった音」「聴こえていたが、何の音か認識が出来なかった音」といった、「唯一無二」のサウンドが私達が求めた「こだわり」です
MAVERICKという作品
MAVERICKは、「ハイブリッド型イヤホン」という枠に因われない「独自のサウンドデザイン」や「ドライバ構成」を持っています。低域には「バランスド・アーマチュア型とダイナミック型」をハイブリット化したドライバ構成を有し、MAVERICKにしか無い「レスポンス力と量感」を低域で再現しています。
◎スペック
- ドライバー:ハイブリッド型(ダイナックミック型ドライバー + バランスド・アマチュア型ドライバー)
ドライバー構成:5 ドライバー
Low x 2 (Dynamic x 1 + BA x 1), Mid x 1, High x 2
クロスオーバー:4ウェイ・クロスオーバー
周波数特性 :10Hz - 19kHz
入力感度 :111dB @ 1mW
インピーダンス:51Ω
入力端子 :3.5mm ミニ端子
使用上の注意 :
ハイブリッド型イヤホンは、低域向けにダイナミック型のドライバーを使用している為、左右のフェイスプレート部分に空気穴があります。その為、耳にイヤホンを装着した際に「ポコッ」というような音が空気圧の調整により鳴ることがありますが、こちらの症状はダイナミックドライバーを搭載したことによる「仕様上のもの」になります。
どもカスタムIEM専門店のまこです。
いまや時のカスタムIEMといっても過言ではない製品といえば間違いなくマベカスことMAVERICKカスタムIEMでしょう。
気になっている方も含めでレビュー待っているし。なんて方もいらっしゃることでしょう。
ということで手元に届いたので、改めましてレビューを書こうと思います。
MAVERICKカスタム
まず使っていて感じたことは、手元に届いてすぐではMAVERICKカスタムは真の性能を発揮しない可能性があることでしょう。
お手元に届きましたら、ピンクノイズなどで慣らし運転をしてください。
ダイナミックが採用されてるが故に、耳型に左右されます。
人によってはダイナミックのピークの関係で到着時は高域が暴れている可能性があります。
歪みを感じたら、しっかりと慣らしをしてあげてください。
かくゆう僕のMAVERICKカスタムはドライバーのなじみが悪く、高域が暴れん坊将軍でした。
手元に届いてから、この数週間来る日も来る日もエージングを繰り返し、
ピンクノイズを流して100時間経過したあたりで確認すると、高域の暴れが落ち着いてきて中域の表現が前に出てきました。
いい感じに仕上がってきたので、ここからは聴きながらもう少し慣らしを続けるか。とここからは聴いて変化を楽しめました。
日に日に中域が増し、低域の沈み込みがしっかりと出てきて、だぶつきが減ります。
高域はきつい印象が最初は強いのですが、段々とこなれて、アタックよりも響きが強くなってきました。
エージングすること200時間くらいでなじんできました。
実機を聞いてのレビュー
簡単にまとめると
・全体的にニュートラルで素直な音だが肉厚な音像が特徴
・楽器に合わせたチューニング
・臨場感に優れ、生々しい質感を持つ
・音場は左右が標準的だが奥行きがあり立体的
・低域から中域繋がりがスムースで立ち上がりのいい音
・太さ、豊かさはあるが、しつこさが少ない芯の強い音
詳しく見ていきましょうか
全体的に見てかなり味付けは少なく、概ね素直なフラット傾向、基本的には少々ドライよりですがほぼニュートラルな音色が特徴です。
音自体はか細い表現ではなく、割と肉厚です。
低域の質感は通常のマルチBAタイプに比べて、臨場感を感じやすく、30~40Hzあたりの再生力に優れていると感じます。
ベース、バスドラムに深みを感じますが、もやっとした表現は感じないので、低域から中域にかけてを相当うまく構築してくれる音なんだなと思います。
ここはダイナミックドライバーを採用したことで、低域から、中域にかけての音の流れにスムースさが生まれ、速度感が非常に秀逸で、音の厚みや、豊かさを持たせながらももたつく印象がなく、かなり早いパッセージの音にも対応していると思います。
高域は、パッと聞いて楽器に合わせてチューニングしたことが感じられます。
シンバルの響きであったり、アタック感などの感じ方が、明らかにドラムに合わせてありますし、ギターの抜け感なども明らかに合わせに言った印象ですね。
ボーカルに合わせて聴いていくと、特定の高さのキーまで来ると、子音が強く感じられたり、少々声の上ずりが感じられることでしょう。これが人によって高域の刺さりに感じられることもあると思います。
ですが全体的にボーカルは近く非常に鮮明なので、良質な音源で聞けば、息遣いが感じられるほど生々しい表現が感じられると思います。
全体を見ても帯域バランスの感覚に優れ、端正な音が故に、音源の荒は良く目立ち、笑えるほど合わない音源もあれば、ハッとするような表現が垣間見える音源もあり、良音に出会うとの音にめりこんでしまう魅力があります。
さらにこのモデルの特筆すべきところといえば音場の立体感というか空間表現の上手さでしょうか。ダイナミックドライバーの恩恵かしっかりと奥行きが生まれ、空間の広さがあるところにそれぞれの楽器が定位されていき、空間内は情報量にあふれながらも、全体が鮮明に聴きとれるので心地よく、個人的には理想的で
向いているジャンルは、ロック、メタルあたりが気持ちいいのではないかと思います。ジャズなどは泥臭さに欠けますので、ムーディにしっぽりというよりモダン系や、カチッとした音で聴きたい人には向いていると個人的には思います
個人的にはクラシックオケの曲は向いていない印象でした。
MAVERICKの真価を発揮させるなら、音源はロックバンド系のインストを強くお勧めします。
特にTOTOはこらぁいい音だと感動します。(設計者もゴリ押してましてそれにも納得するレベルです。)
ここまでいいように書きましたが、従来にハイブリッドのモデルの印象で聴くと、期待とは違う音ですし、芯が強く主張の強い音かつ音のリアルさの追求からくる音源へのシビアさなどがあり、好みはしっかりと別れるモデルだと感じます。
ユニバーサルと比較して
簡単に比較すると
・ユニバーサルに比べて低域の位置が下がっているためタイトに感じるが深さが違う
・ボーカルはユニバーサルには暖かさがあり聴き心地が良い、カスタムはリアルな描写と発音の鮮明さが目立つ
・ユニバーサルに比べて中域のクリアネスの向上、演奏のタッチの差が出やすくなっている
・高域に質感などはカスタムが上、ハイハットなど金物のリアルさが違う
MAVERICKはユニバーサルでも相当いい音ですが、カスタムと比較した際に、やはり印象が違いますね。
まずカスタムの方が全体的に味付けは少ないのですが、芯が太いので、音が強く感じられます。
ユニバーサルもかなりさわやかな音のモデルのはずなんですが、聞き比べると、少しウォームな感じで芯の柔らかな印象強くなってしまいます。
ユニバーサルはベース、バスドラ、スネアの帯域に太さが感じられ、100Hzあたりから300Hzくらいまでが、比較して多いようですね。
そのためベースは太く、バスドラムは鳴りが太く感じられます。ギターなんかも抜け感やエッジ感が少なく、アコギでは鈴なりよりボディの響きが多いと感じました。
カスタムの場合は、バスドラムや、ベースの鳴りがタイトに感じられますが、沈み込みが深く、ずっしりとしています。ギターは鈴なり、ボディの胴鳴りのバランスがとれていることが感覚としてありました。
ユニバーサルは中低域がカスタムよりも多いので、ボーカルは音が太くウォームに感じられ、ボーカルに関して言えばユニバーサルの方が心地よく、懐が深く聴こえるのではないでしょうか。
カスタムは中域は全体的にバランスが整っていて、もやつきがすくないので、中域はスムースな印象に聴こえます。ボーカルは少し子音が強いですが、鮮明でよく聴こえるので、良音源であればこちらの方がリアルです。
ユニバーサルの高域は少し芯の薄さが目立ち、リアルさに欠けます。
ハイハット、シンバル系統は叩いてる感じが中々伝わらず、ちょっとぺらぺらした感覚を受けましたが、小さい音を聞かせる能力はしっかりと感じました。
カスタムは芯の強さがあり、小さな音もよりしっかり聞かせ、上までしっかり伸びていく印象が強かったです。
正直ユニバーサルと、カスタムでは好みの差が出やすいのではないでしょうか。
中低域のウォームさからくる音に対する懐の深さ、ボーカルの柔らかさはユニバ
全体的なバランス感覚に優れる部分、楽器に対するアプローチはカスタム
かなと感じました。
リケーブルしてみた。
リケーブルする際の注意事項としてひとつあるのが、カスタムIEM注文時の同意書にも記載がある通り、
他社製のリケーブルを使用してコネクタが緩んだり、破損した場合、ドライバーに不具合が生じた場合はメーカー修理保証対象外になるということです。
音質の向上を図れますが、ここからは自己責任です。改めて注意して選んでくださいね。
この中ではSignalが一番元の音を崩さず、さらに綺麗に全体のバランスをまとめ上げ、ハイの質感のより向上できるケーブルだと感じました。若干ですが、左右の音場感の拡張も感じられます。
前著した、ボーカルが少し上ずる現象も解消されて、困ったところは概ね解消されて、クリアでより綺麗な音に。
音の芯の強さは据え置きどころかより強く感じました。
個人的にシグナルは聞き比べた結果3.5mm 推奨ですね。AK240で聴きましたが、少々低域の鳴らしが足りない感じがしました。
しっかりバランスでもならせる環境であったり、AK380などであればバランスでも面白いかもしれません
erosはこの中では一番低域が前にきてくれます。ベースのあたりが、少し強めに感じられて、ボーカルも少しウォームに感じました。シンバルは華やかな感じに変わりますね。ギターなどは少し後ろに下がる印象です。
Eros音全体の太さ、明るさというか元気さが出る印象ですね。
音場は狭くなり音が全体的に近くなります。個人的はまずまずの印象でしたが、他の二つに比べると印象が薄かったように思います。
Thorは中域から高域にかけて音のメリハリがつく印象が強かったです。低域に関しては量感が若干増え、少し柔らかさが出てくると思います。ボーカルはこの三本の中では一番近く、適度に太さもありますが、キーが高いと少し子音が強くなる感じがします。音的に男性ボーカルとは相性がいいですね。
Thorではギターの音に純粋な太さが出て、刻みが気持ちよくなります。ドラムのアタックが強く感じ、わかりやすくwシェイプの補正が効くように思います。
音が全体的に派手で濃くなる印象で横長に変化してきます。
Thorはバランスで使用した方がいい印象を持てると思います。
今回印象強かったThorとSignalとの差で見ると、Signalの方がMAVERICKの音の芯の強さを表現でき、音の速さはSignalが上と感じました。ギターの質感はSignalの方が、小さい音のタッチがよくてソロなどの細かなパッセージが伝わってきて好みでした。
Thorはドラム系アタックに差が出ます、クローズハイハットの、シッ、チッなどが強く出ますし、スネアもアタック感、たたいている感じがよく出ます。意外と中低域のやわらかさがでる印象を持ったので、聴きやすさを持っている印象でした。
このほかもいろいろ聞き比べましたが、個人的にはsignalが一番印象が良かったのです。
本体のバランスが整っているのもあって、なんとなく面白そうや、これならいい方向に走るだろうというケーブルもなかなかうまく表現の向上がされないなどしてケーブル選びはなかなか難しいと思いました。
さっと手に取った銀系のケーブル三種類でしたが、もう少し価格帯や志向を変えて選んでみるべきだったかなと思いました。
■最後に
個人的にはMAVERICKカスタムは期待通りの好みの音でしたので、とても満足のいく機種でした。
かなり好みは分かれる音だと思いますので、是非一度試聴してみて判断してみる事をお勧めいたします。
ではではまこでした。
さばら!
商品詳細
2015/05/23
◎特徴
-
MAVERICK
5 Driver Custom IEM
ハイブリッド型(Hybrid型)
「MAVERICK」という作品は、その名称の通り「無所属、異端者、一匹狼」といった意味がありますが、開発側はこれを「唯一無二」という意として捉えており、それを念頭に開発を進めてきました。
今では「MAVERICK」という同じ名の作品が「ニつ」存在し、それぞれが「追求する喜び」と「共有する喜び」という、異なる個性を持っています。
カスタムIEM版「MAVERICK」は「サウンド・チューニング」の為に、より一層時間を費やし、サウンド・クオリティを新たに追求した作品です。
サウンド・デザインの再構築
カスタムIEM版「MAVERICK」は、ユニバーサル版「MAVERICK」とは異なるサウンドを持っており、カスタムIEM版の為だけに「サウンド・チューニング」を行っています。
サウンドに求めたモノ
MAVERICKが奏でるサウンド、それがどれだけ「リアル」に近づけられるかを何よりも求め、その可能な限り「リアル」を求めた結果「MAVERICK」だから奏でてくれる「今まで聴こえてなかった音」「聴こえていたが、何の音か認識が出来なかった音」といった、「唯一無二」のサウンドが私達が求めた「こだわり」です
MAVERICKという作品
MAVERICKは、「ハイブリッド型イヤホン」という枠に因われない「独自のサウンドデザイン」や「ドライバ構成」を持っています。低域には「バランスド・アーマチュア型とダイナミック型」をハイブリット化したドライバ構成を有し、MAVERICKにしか無い「レスポンス力と量感」を低域で再現しています。
◎スペック
- ドライバー:ハイブリッド型(ダイナックミック型ドライバー + バランスド・アマチュア型ドライバー)
ドライバー構成:5 ドライバー
Low x 2 (Dynamic x 1 + BA x 1), Mid x 1, High x 2
クロスオーバー:4ウェイ・クロスオーバー
周波数特性 :10Hz - 19kHz
入力感度 :111dB @ 1mW
インピーダンス:51Ω
入力端子 :3.5mm ミニ端子
使用上の注意 :
ハイブリッド型イヤホンは、低域向けにダイナミック型のドライバーを使用している為、左右のフェイスプレート部分に空気穴があります。その為、耳にイヤホンを装着した際に「ポコッ」というような音が空気圧の調整により鳴ることがありますが、こちらの症状はダイナミックドライバーを搭載したことによる「仕様上のもの」になります。
どもカスタムIEM専門店のまこです。
いまや時のカスタムIEMといっても過言ではない製品といえば間違いなくマベカスことMAVERICKカスタムIEMでしょう。
気になっている方も含めでレビュー待っているし。なんて方もいらっしゃることでしょう。
ということで手元に届いたので、改めましてレビューを書こうと思います。
MAVERICKカスタム
まず使っていて感じたことは、手元に届いてすぐではMAVERICKカスタムは真の性能を発揮しない可能性があることでしょう。
お手元に届きましたら、ピンクノイズなどで慣らし運転をしてください。
ダイナミックが採用されてるが故に、耳型に左右されます。
人によってはダイナミックのピークの関係で到着時は高域が暴れている可能性があります。
歪みを感じたら、しっかりと慣らしをしてあげてください。
かくゆう僕のMAVERICKカスタムはドライバーのなじみが悪く、高域が暴れん坊将軍でした。
手元に届いてから、この数週間来る日も来る日もエージングを繰り返し、
ピンクノイズを流して100時間経過したあたりで確認すると、高域の暴れが落ち着いてきて中域の表現が前に出てきました。
いい感じに仕上がってきたので、ここからは聴きながらもう少し慣らしを続けるか。とここからは聴いて変化を楽しめました。
日に日に中域が増し、低域の沈み込みがしっかりと出てきて、だぶつきが減ります。
高域はきつい印象が最初は強いのですが、段々とこなれて、アタックよりも響きが強くなってきました。
エージングすること200時間くらいでなじんできました。
実機を聞いてのレビュー
簡単にまとめると
・全体的にニュートラルで素直な音だが肉厚な音像が特徴
・楽器に合わせたチューニング
・臨場感に優れ、生々しい質感を持つ
・音場は左右が標準的だが奥行きがあり立体的
・低域から中域繋がりがスムースで立ち上がりのいい音
・太さ、豊かさはあるが、しつこさが少ない芯の強い音
詳しく見ていきましょうか
全体的に見てかなり味付けは少なく、概ね素直なフラット傾向、基本的には少々ドライよりですがほぼニュートラルな音色が特徴です。
音自体はか細い表現ではなく、割と肉厚です。
低域の質感は通常のマルチBAタイプに比べて、臨場感を感じやすく、30~40Hzあたりの再生力に優れていると感じます。
ベース、バスドラムに深みを感じますが、もやっとした表現は感じないので、低域から中域にかけてを相当うまく構築してくれる音なんだなと思います。
ここはダイナミックドライバーを採用したことで、低域から、中域にかけての音の流れにスムースさが生まれ、速度感が非常に秀逸で、音の厚みや、豊かさを持たせながらももたつく印象がなく、かなり早いパッセージの音にも対応していると思います。
高域は、パッと聞いて楽器に合わせてチューニングしたことが感じられます。
シンバルの響きであったり、アタック感などの感じ方が、明らかにドラムに合わせてありますし、ギターの抜け感なども明らかに合わせに言った印象ですね。
ボーカルに合わせて聴いていくと、特定の高さのキーまで来ると、子音が強く感じられたり、少々声の上ずりが感じられることでしょう。これが人によって高域の刺さりに感じられることもあると思います。
ですが全体的にボーカルは近く非常に鮮明なので、良質な音源で聞けば、息遣いが感じられるほど生々しい表現が感じられると思います。
全体を見ても帯域バランスの感覚に優れ、端正な音が故に、音源の荒は良く目立ち、笑えるほど合わない音源もあれば、ハッとするような表現が垣間見える音源もあり、良音に出会うとの音にめりこんでしまう魅力があります。
さらにこのモデルの特筆すべきところといえば音場の立体感というか空間表現の上手さでしょうか。ダイナミックドライバーの恩恵かしっかりと奥行きが生まれ、空間の広さがあるところにそれぞれの楽器が定位されていき、空間内は情報量にあふれながらも、全体が鮮明に聴きとれるので心地よく、個人的には理想的で
向いているジャンルは、ロック、メタルあたりが気持ちいいのではないかと思います。ジャズなどは泥臭さに欠けますので、ムーディにしっぽりというよりモダン系や、カチッとした音で聴きたい人には向いていると個人的には思います
個人的にはクラシックオケの曲は向いていない印象でした。
MAVERICKの真価を発揮させるなら、音源はロックバンド系のインストを強くお勧めします。
特にTOTOはこらぁいい音だと感動します。(設計者もゴリ押してましてそれにも納得するレベルです。)
ここまでいいように書きましたが、従来にハイブリッドのモデルの印象で聴くと、期待とは違う音ですし、芯が強く主張の強い音かつ音のリアルさの追求からくる音源へのシビアさなどがあり、好みはしっかりと別れるモデルだと感じます。
ユニバーサルと比較して
簡単に比較すると
・ユニバーサルに比べて低域の位置が下がっているためタイトに感じるが深さが違う
・ボーカルはユニバーサルには暖かさがあり聴き心地が良い、カスタムはリアルな描写と発音の鮮明さが目立つ
・ユニバーサルに比べて中域のクリアネスの向上、演奏のタッチの差が出やすくなっている
・高域に質感などはカスタムが上、ハイハットなど金物のリアルさが違う
MAVERICKはユニバーサルでも相当いい音ですが、カスタムと比較した際に、やはり印象が違いますね。
まずカスタムの方が全体的に味付けは少ないのですが、芯が太いので、音が強く感じられます。
ユニバーサルもかなりさわやかな音のモデルのはずなんですが、聞き比べると、少しウォームな感じで芯の柔らかな印象強くなってしまいます。
ユニバーサルはベース、バスドラ、スネアの帯域に太さが感じられ、100Hzあたりから300Hzくらいまでが、比較して多いようですね。
そのためベースは太く、バスドラムは鳴りが太く感じられます。ギターなんかも抜け感やエッジ感が少なく、アコギでは鈴なりよりボディの響きが多いと感じました。
カスタムの場合は、バスドラムや、ベースの鳴りがタイトに感じられますが、沈み込みが深く、ずっしりとしています。ギターは鈴なり、ボディの胴鳴りのバランスがとれていることが感覚としてありました。
ユニバーサルは中低域がカスタムよりも多いので、ボーカルは音が太くウォームに感じられ、ボーカルに関して言えばユニバーサルの方が心地よく、懐が深く聴こえるのではないでしょうか。
カスタムは中域は全体的にバランスが整っていて、もやつきがすくないので、中域はスムースな印象に聴こえます。ボーカルは少し子音が強いですが、鮮明でよく聴こえるので、良音源であればこちらの方がリアルです。
ユニバーサルの高域は少し芯の薄さが目立ち、リアルさに欠けます。
ハイハット、シンバル系統は叩いてる感じが中々伝わらず、ちょっとぺらぺらした感覚を受けましたが、小さい音を聞かせる能力はしっかりと感じました。
カスタムは芯の強さがあり、小さな音もよりしっかり聞かせ、上までしっかり伸びていく印象が強かったです。
正直ユニバーサルと、カスタムでは好みの差が出やすいのではないでしょうか。
中低域のウォームさからくる音に対する懐の深さ、ボーカルの柔らかさはユニバ
全体的なバランス感覚に優れる部分、楽器に対するアプローチはカスタム
かなと感じました。
リケーブルしてみた。
リケーブルする際の注意事項としてひとつあるのが、カスタムIEM注文時の同意書にも記載がある通り、
他社製のリケーブルを使用してコネクタが緩んだり、破損した場合、ドライバーに不具合が生じた場合はメーカー修理保証対象外になるということです。
音質の向上を図れますが、ここからは自己責任です。改めて注意して選んでくださいね。
この中ではSignalが一番元の音を崩さず、さらに綺麗に全体のバランスをまとめ上げ、ハイの質感のより向上できるケーブルだと感じました。若干ですが、左右の音場感の拡張も感じられます。
前著した、ボーカルが少し上ずる現象も解消されて、困ったところは概ね解消されて、クリアでより綺麗な音に。
音の芯の強さは据え置きどころかより強く感じました。
個人的にシグナルは聞き比べた結果3.5mm 推奨ですね。AK240で聴きましたが、少々低域の鳴らしが足りない感じがしました。
しっかりバランスでもならせる環境であったり、AK380などであればバランスでも面白いかもしれません
erosはこの中では一番低域が前にきてくれます。ベースのあたりが、少し強めに感じられて、ボーカルも少しウォームに感じました。シンバルは華やかな感じに変わりますね。ギターなどは少し後ろに下がる印象です。
Eros音全体の太さ、明るさというか元気さが出る印象ですね。
音場は狭くなり音が全体的に近くなります。個人的はまずまずの印象でしたが、他の二つに比べると印象が薄かったように思います。
Thorは中域から高域にかけて音のメリハリがつく印象が強かったです。低域に関しては量感が若干増え、少し柔らかさが出てくると思います。ボーカルはこの三本の中では一番近く、適度に太さもありますが、キーが高いと少し子音が強くなる感じがします。音的に男性ボーカルとは相性がいいですね。
Thorではギターの音に純粋な太さが出て、刻みが気持ちよくなります。ドラムのアタックが強く感じ、わかりやすくwシェイプの補正が効くように思います。
音が全体的に派手で濃くなる印象で横長に変化してきます。
Thorはバランスで使用した方がいい印象を持てると思います。
今回印象強かったThorとSignalとの差で見ると、Signalの方がMAVERICKの音の芯の強さを表現でき、音の速さはSignalが上と感じました。ギターの質感はSignalの方が、小さい音のタッチがよくてソロなどの細かなパッセージが伝わってきて好みでした。
Thorはドラム系アタックに差が出ます、クローズハイハットの、シッ、チッなどが強く出ますし、スネアもアタック感、たたいている感じがよく出ます。意外と中低域のやわらかさがでる印象を持ったので、聴きやすさを持っている印象でした。
このほかもいろいろ聞き比べましたが、個人的にはsignalが一番印象が良かったのです。
本体のバランスが整っているのもあって、なんとなく面白そうや、これならいい方向に走るだろうというケーブルもなかなかうまく表現の向上がされないなどしてケーブル選びはなかなか難しいと思いました。
さっと手に取った銀系のケーブル三種類でしたが、もう少し価格帯や志向を変えて選んでみるべきだったかなと思いました。
■最後に
個人的にはMAVERICKカスタムは期待通りの好みの音でしたので、とても満足のいく機種でした。
かなり好みは分かれる音だと思いますので、是非一度試聴してみて判断してみる事をお勧めいたします。
ではではまこでした。
さばら!