商品レビュー
3件の商品が見つかりました。 1-3件を表示
HIFIMAN
HE1000 V2
- 高音の質
- 中音の質
- 低音の質
- 細やかさ
- 迫力
- 音場
- 遮音性
- ―
- 音漏耐性
- ―
音楽とASMRのどちらもいける
音楽をSRS-3100、ASMRをATH-R70xで聞いていたが、10万円や20万円以上の機種がどんなものか興味があり、eイヤホン日本橋支店まで遠征して様々な機種を試聴した。結果、その場で本機を注文するに至った。届いたのはステルスマグネット版となる。
試聴は、普段からよく聞いている音源と高出力のポータブルアンプ(micro iDSD Signature)を持参して行った。
自分がヘッドホンに求めるのは次の4点。①を音楽で、②③をASMRで重視。
①解像度と分解能が高いこと。
②定位が明瞭かつ正確であること。特に、キスのASMRで正面からの音が耳元で鳴っていると感じさせないこと。
③囁き、耳ふー、耳舐めなどのASMRで耳への吐息や圧を強く感じられること。
④装着が快適であること。
①②③④をすべて満たした機種の中で、頭一つ抜けていると感じたのが本機だった。他より特に良いと思ったのが③。
好みに合うのは本機と同じ平面駆動の機種が多かったように思う。
自宅で改めて聞いてみると、静電型であるSRS-3100を上回る解像度と分解能でありながら、ボリュームがあってのびやか。音に囲まれているというか、空間を感じさせる鳴り方をする。本機で聞いた後では、SRS-3100がぼやけたスカスカな音に感じてしまった。
ASMRでは、ATH-R70xであまり聞こえなかった薄い吐息がよく聞こえる。キスのASMRで、眉間でキスしているように聞こえる音源があったのだが、これが唇の位置にドンピシャで来るようになった。眉間でキスしていたのは、口元の吐息が聞こえにくく、リップノイズばかり目立っていたのが原因だったと思い当たった。
これ一台で音楽とASMRのどちらも問題なく聞ける。
重く大きいヘッドホンであるが装着は快適。
重量はATH-R70xの2倍だが、重さを感じさせない作りで長時間の使用も問題ない。ただ、ヘッドバンドよりもウィングサポートの方が楽なので、装着感はATH-R70xよりも劣る。
イヤーパッドは一見レザーのようだが、顔に当たる部分はポリエステルなので加水分解の心配はないと思われる。
仰向けになると外れそうになるが、ハウジングが大きいので枕がストッパーになる。
XLR4ピンのバランスケーブルが付属しているので、変換プラグを使ってバランス接続も試してみたが、アンバランス接続との違いはあまりわからなかった。少し解像度が高いかも?と感じる程度。アンプが疑似バランスであるせいかもしれない。アンプまで買う気はなかったが、フルバランスのアンプが気になり始めている。
30万円もするだけあって、今まで使っていた数万円クラスとは流石に格が違った。
しかし、高ければ何でもいいというわけでもなく、試聴した高額機種の中には、自分の感覚だと数万円クラスと大差がないと感じたものもある。逆に、数万円クラスの平面駆動が高額機種に迫る音だと感じたりもした。試聴しなければ、好みに合わないものを買ってしまい後悔していただろう。ASMRでは高額機種でも上記②③に不満を感じることが多かった。
高額機種を含めて、様々なヘッドホンを気軽に試聴できるeイヤホンさんの存在は非常にありがたい。地元だとこんなことができる店は一軒もない。
ご対応いただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。
追記
重量のためか、毎日長時間使用していると髪がペシャンコになって頭頂部の髪の付け根が痛くなってきた。このまま使い続けるとつむじハゲにならないか心配になる。
対策として、ヘッドバンドの左右の付け根に、ホームセンターで買ったチクワ形のスポンジカバーを短く切って結束バンドで取り付けた。左右のスポンジがクッションになることで2点支持となり、頭頂部が圧迫されなくなった。これだとウィングサポートのヘッドホンを装着している感覚に近い。
また、ネックピローを使って椅子の背もたれに頭をあずけると、ネックピローが下からヘッドホンを支えてくれるので頭部への負担をさらに軽減できる。
これらの対策は、ハイファイマンの同一形状のヘッドホンなら共通して使えると思う。
メーカーは頭髪への負担にも考慮してもらいたい。いくら音が良くても、ハゲるのが怖くて使わなくなってしまっては元も子もない。
やるお さん
(2024/03/12)
満足度
4.0
高音の質
無評価
中音の質
無評価
低音の質
無評価
細やかさ
無評価
迫力
無評価
音場
無評価
遮音性
無評価
音漏耐性
無評価
color:規格なし
初めての開放型ヘッドホン
日本橋で買いました。
視聴できたので買う決心がその場で出来るほど良かったです。
M17を持参していつも聞いている音源で確認しました。
低音の押しがやや強く感じましたが直ぐになれると思います。
バランス接続をするために4ピンXLRコネクタから
4.4㎜プラグへの変換ケーブルを1万2千円弱で製作
してもらいました。
非常に満足しております。
kajiyan さん
(2022/04/23)
2
満足度
5.0
高音の質
無評価
中音の質
無評価
低音の質
無評価
細やかさ
無評価
迫力
無評価
音場
無評価
遮音性
無評価
音漏耐性
無評価
color:規格なし
最高峰の全面駆動型ヘッドホン
ヘッドホンアンプはP-700u(バランス)を使用しています。
ヘッドホンはHD800、HE-560、HD650を所有していました。
HE1000V1は所有経験がないため、比較していません。
【高音・中音・低音の質】
基本的にはフラットな特性で、中音が少しだけ薄いです。
高音はきれいに伸び、低音は体が揺れるように感じます。
ここまで高低音を広く出せるヘッドホンはこれまで知りませんでした。
余計な付帯音がなく、低音は非常に締まりが良い印象です。
このヘッドホン最大の特徴は高音です。
他のヘッドホンでは再生できない高音をしっかりと表現していて、
これが独特の煌びやかさになっていると思います。
【細やかさ】
どんなに音が多くても、一音一音はっきりと聴き取れます。
特に、遠くで鳴っている音でも、ピントが合うようにはっきり聴こえます。
【迫力】
まさに生演奏を聴いているようです。
ピアノの繊細な響きでも、ドラムの力強いキックでも
何でも鮮やかに表現してくれます。
【音場】
HD800には及びませんが、それに次ぐ広さです。
広さよりも、見通しの良さがこの機種の強みです。
【装着感】
耳をすっぽり覆う形のため、安定感は非常にあります。
ただ420gの重量は首にくるので、長時間聴くときはつらいかもしれません。
【その他】
購入前はしっかり駆動できるか不安でしたが、
今まで体験したことのない低音が出ているので、P-700uで鳴らせているようです。
もっとポテンシャルを引き出せる、他のアンプがあるかもしれません。
苦手とするジャンルはなく、強いて挙げるならばクラシックが得意なように感じます。
中音の薄さのため、ボーカルを重視するのであれば他にもっと良い選択肢があります。
これまでのHiFiMAN製品のケーブルは、本体に比べて貧弱でリケーブルが必須でしたが、
V2のケーブルはそれなりにしっかりしているようです。
他を圧倒するような最高の音を得られるヘッドホンの1つだと思います。
beab さん
(2017/01/29)
8
満足度
5.0
高音の質
5.0
中音の質
4.0
低音の質
5.0
細やかさ
5.0
迫力
5.0
音場
5.0
遮音性
無評価
音漏耐性
無評価
color:規格なし