３極バランスケーブルをアンバランスにして使ってすごい実力？？

最初にRosen Kranzのケーブルを試す機会に恵まれていろいろ視聴させて頂いたのですが、中でもこのケーブルはその量感、情報量、素直に伸びていく音場の際を超える鳴りっぷりは抜群で息をのみました。有無を言わさずその魅力に完全に飲み込まれ、即、このケーブルを軸に再構成することにしたほどでした。手を加えたのは、ヘッドホン（SE-MASTER1）のモディファイ（左右の出音のバランスを整え本来持っている実力を最大化する）や、付属のMMCX端子を新製品の方向性管理端子に交換などしていきましたが、どんなに手を加えていっても、それらが見事に応えてくれ、こんな風になっていくのだと感心するほど、より高みの表現を反映してくれるので、ヘッドホンケーブルとしては無二の信頼性を抱いています。

具体的な使用環境は、キャノンプラグの三極バランスケーブルのこの製品を、同じくRosen KranzのHP-XLR　to 6.3mm single変換ケーブルでアンバランスに戻してポータブル環境につないで聴います。なんか接点を無駄に増やして悪影響がすごい事になっていきそうですが、全く損失はなく、やはり抜群の量感と情報量は、すなおに音の自然さ、音楽を楽しめる鳴りっぷりを見せてくれます。そんな馬鹿なと思わず、イーイヤの店員さんに頼んで視聴してみてください。バランスケーブルも、シングル化ケーブルもどちらも視聴可能です。ビックリすること請け合いです！！すくなくともヘッドホンケーブルのリファレンスの一本となる事は間違いないと思います。なかなか高価な上、重量級になるので試す人は少ないかも知れませんが、良い体験になるくらいの気持ちでやってみてください。お仲間が増えることを待っています。では失礼いたしました。