商品レビュー
2件の商品が見つかりました。 1-2件を表示

Chord Electronics
Hugo TT 2
据置機でゆったり聞きたい人、将来的にスピーカー導入を考えている人へ
CHORD ElectronicsのDACといえば、WTAフィルターというデジタルフィルターを介したアップサンプリングが有名です。
このアップサンプリング等によりデジタルデータに変換する前の原音の波形に限りなく近い形に復元することが同社が目標としていることであり、最上位のDAVEから比較的手が届きやすいMojo(最近はMojo2も発売されましたね)まで、製品間で程度は違えど一貫したコンセプトのもとに開発されています。
そんなCHORDの考え方が気に入り思い切って半年前にHugo TT2を導入したのですが、結果としては非常に満足しています。
これまでに手持ちのATH-A2000Z、SR-L700MK2(SRM-700S経由の出力)や、試聴機としてお借りしたA8000やD8000で鳴らしてきましたが、それぞれのヘッドホン・イヤホンの性能を引き出しつつ、個性を浮き彫りにするような音が出てくるので、いろいろ聞き比べてみたくなります。
個人的には特に、金管楽器やアコースティックギターの響きの自然さをとても気に入っています。
また、プリアンプ機能も十分な出力性能を持っています。パワーアンプを追加するだけで済むので、将来的にスピーカーを導入したいと考えているのであれば、同じ据置型のQutestと別のヘッドホンアンプを買うよりおすすめです。
言葉では魅力を説明しきれませんので、Hugo TT2を含めCHORD製品は機会があればぜひ聞いてみてほしいです。
CHORDはイヤホン、ヘッドホン出力はバランス駆動の端子を用意しない姿勢をとり続けていますが、アンバランス出力であっても十分な駆動力を発揮してくれますし、出力インピーダンスが低いので高感度のIEMから駆動に苦労する大型ヘッドホンまで存分にその性能を引き出してくれると思います。
ひとつ難点を上げるとすればヘッドホン出力の3.5 mm端子でしょうか。写真にあるとおり差し込み口が奥まったところにありなおかつL字だと下にしかコードを逃がせませんので、工夫しないと使いにくいです。
その他注意点として、Windows PCからUSBで繋ぐ場合は専用ドライバーが国内の代理店HPから手に入るのでそちらを導入しましょう。
akioM さん
(2022/03/01)
満足度
5.0
color:シルバー
いい意味でChordらしくない
試聴だけですが、一聴しただけで感動してしまいました。
無印Hugo2やDAVEが中高音の美しさを売りにしているのに対しこちらは地鳴りのような低音が出ます(異常なまでのパワーのアンプを搭載していることが効いているのか?)。
試聴で用いたマイイヤホンがあんな量・質の低音を出したのは後にも先にもこのときだけです。
伯爵 さん
(2021/05/22)
1
満足度
5.0
color:シルバー