高級感のある機体

オシャレヘッドホンといえばbeatsだが、この製品は落ち着いた雰囲気でワンランク上のオシャレヘッドホンという感じ。海外のファッションサイトでmaster&dynamicの製品を見かけたことがあり、ブランドとしての価値も非常に高いと思う。

見た目良し、音良し

合皮のヘッドホンが多い中、レザーとアルミニウムの質感が所有感を満たしてくれます。箱も凝った作りで、布ポーチと3.5mmケーブル、typeCケーブル、レザーのイヤーパッド入れ＋パッドが付属します。
スペックに関してはMW50にオーバーイヤー用を付けたもの、と考えて良さそうです。オンイヤーしか使わないって人は在庫あれば旧タイプもアリ。

【音質】
中高音寄りで低音はやや控えめ、音場は広く空気感はあります。高域は繊細でボーカルの抜けが良く、ハイハットの音が良く鳴ります。中域は温かみよりも透明感がある音で、それでいて刺さりません。低域は1週間ほど鳴らすと良く出て来ました。ズッシリした重さはありませんがふくよかな響きがあり、中高域をマスクする事はありません。
Bluetoothでもなかなか良い音しますが、有線にすると音の質が2ランクほど上がり真価を発揮します。
aptX HDに対応していないのが惜しいですが同価格帯のHD対応機と遜色ないのであんまり気にしなくて良いかもしれません。

【フィット感】※オーバーイヤーでの感想
メッシュ構造のせいか意外と軽量で側圧も強くなく、パッドは縦長断面タイプで肉厚のため長時間でも苦になりません。ヘッドホンでよく頭痛がするのですがこれはなりませんでした。

【操作系・携帯性】
物理ボタンで非常にシンプル、誤操作は起こりにくいです。
スイーベルで平たくなるので持ち運びも問題無し。

【音漏れ、遮音性】
開放型に見える密閉型と思いきや、半開放型でした、メッシュからわりと漏れます。平たくして机に抑えると分かりやすいですが他の密閉型と比べるとハッキリ違います。
遮音性はほとんど無しと思って良く、漏れもあるので静かなところでは音量控えめがいいでしょう。

※追記、外で、知り合いにかぶせて試してみました。
地下鉄・・・隣りに座ってもほとんど気にならないです。信号待ちなどでよく聞くとうっすら聞こえるかな程度。
カフェ・・・通常音量だとそれなりにシャカシャカ聞こえますが音量絞れば問題なし。

MW60との比較ですが（本家サイトFAQにスペック表有り）
·ドライバーがポリマー45mmに対して、ベリリウム40mmとなっているためか悪く言えばこもり気味のMW60に対して、高音域が伸びます
·アームが湾曲している為かフィット感はこちらの方が良いです。自分はMW60はどうしてもパッドの下側が浮いてしまいました。
·密閉のMW60に対して開放型のこちら。メッシュがおしゃれ。

ホームユースメインで室内ウロウロしたり、たまに持ち出す、って方に合うと思います。