商品レビュー
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BQEYZ
Cloud
- 高音の質
- 中音の質
- 低音の質
- 細やかさ
- 迫力
- 音場
- 遮音性
- 音漏耐性
単純なコスパは高い ただ、やはり悩ましい。損は100%しない安定機。
結論から
単純に値段に対する音のパフォーマンスを求めるのなら買っても良いと思います。ですが、詰めの甘さは残ると感じます。
ここで前提として私が最近のBQEYZに感じていることも記します。
BQEYZはピエゾを抜いてから若干1000Hz以上からの篭もり感を感じます。これは私の所持しているwinter等からもいえます。籠るのです。のっぺり感がいくらかあるのです。エイジングをしてもこれは拭えないなと。
ピエゾ時代のBQEYZにはそれはあまり感じませんでした。それこそspring2やsummerなど、文句なしのボーカル帯と思います。
Winter WinterUltra Wind Cloud
この四機種を比較した時、最も自然で聞きやすいのは私の耳では間違いなくcloudです。
というか私は値段を見なくて4つ聞かされても迷わずcloudにします。
BQEYZの得意とする帯域はやはり上手いです。相当上手い。ただ、やはりちょっと上限で詰まります。最近の低音で誤魔化すA50Kと比べればぜんっぜんマシなのです。だが、何か詰めが甘い そんな印象は残ります。
単に女性ボーカルのハイトーンの爽快感を求めるのなら、別のものが選択肢としてあるな とは思います。それこそ、BQEYZで選ぶならsummerでもspring2でも良いでしょう。別社のであればHayabusa Ultraなんかも外せませんね それは置いておいて、じゃあこいつは何が強いの?となると思いますが、まず傾向を抜きにした音質 これはやはりBQEYZらしいです。価格より上ですね。明らかに。 じゃあ質じゃないのは?となれば、単に 全体的に纏まって演出する柔らかな美しさ でしょう 上限を感じると前述しましたが、あれは爽やかさ の話です。このイヤホンの真髄は鮮やかな音色かと思います。 音粒一つ一つに色がついているような 明確に役割分けされた粒が流れ込んでくるサウンドです。芸術性のある演出を得意とし、表現で言えば感情を上手く表に出してくるような子です。 winter WinterUltra Windが共通して持っていた "骨伝導で盛り上げる帯域がボーカルだけでなく、そこに被った楽器帯も含んでしまうためにのっぺりした音" というデメリットが無い分、感情を表に出せる子になったのは音楽を楽しむという面で最高のメリットだと感じます。
骨伝導に頼らなかったBQEYZ、よくやった。と言わざるを得ないとおもいます。
今までの不自然サウンドから昔の方向に軌道修正をしてきているなと思います。これであの嘗ての上限、頭打ちを感じない音が戻ってくればまたまた黄金時代だと思いますが、これはこれで良さはあるのでやはり安定なメーカーだなと思います。
Berryz さん
(2024/08/18)
満足度
4.5
高音の質
4.5
中音の質
4.5
低音の質
4.0
細やかさ
4.0
迫力
4.0
音場
4.0
遮音性
4.0
音漏耐性
4.0
color:シアン (4.4mmプラグ)