燃える太陽を味方に付けよ

＜音＞
豊かで力強い低域が音楽を形作る、心地よくも情熱的なサウンド


＜良い点＞
・一見普通に見えて可愛さやお洒落さを含むデザイン　やはり北欧のデザインセンスは良い
・片側4.8g（実測値　イヤピ抜きの重量）とかなり軽く、装着性は非常に優れている　遮音性もかなり高い　この価格帯のTWSは大型かつ重いものが多いので大きなアドバンテージに
・ケース自体がソーラー発電できる機能がある　Phoenix（フェニックス：米国アリゾナ州都）と名付けられたのは、晴れが多く雨の少ないアリゾナ州の特徴とこの機能がピッタリだったからなのかも
・ソーラー充電効率がそれなりにあり、3,4時間程度の使用であれば冬場1日分の太陽光発電でもバッテリーを回収できる（詳しくは下のメモ書き参照）　いっそのことケースを日光が差す窓際に置いて「自己発電型充電クレードル」として扱い、イヤホンだけ外に持ち出して使うのも面白い（本機はオートパワーオフ機能持ち、かつ手動で電源をオンにできるのでイヤホン単体での運用も可能）　晴れの日が続けば、電気代ほぼゼロで本機を充電できる環境が整うかも（実際やってみているが、冬場だと夏場に比べ照度が低い＆日照時間が短い＆太陽の角度が変わるのが速く効率よく照射しづらい等が重なり、回収率は晴れの日でも全体の10%程度、使用可能時間にしておよそ2時間ちょい分が限界　夏場ならクレードル化はかなりいけそうな感触）　やってみたい方はイヤホン収納用ポーチを別に用意してからどうぞ
・もちろんUSB type-C による充電も可能　急速でケースを充電しないといけない場合にはこちらを使うとよし
・意外にも多機能でANC、外音取り込みだけでなくマルチポイント機能も有する　外音取り込みは若干特殊で前方の音の集音性がやや強く、前方の音の方がはっきり聞こえる　どちらかというと会話・応対向けの作りで、レジ会計など対面での応対で使いやすい
・明記されてないが通話音質が結構優秀　集音にきちんと前方指向性があり、人声含め周りの音を拾いにくい　ノイキャンだけでは周りの人の声をブロックできないことも多いので嬉しいポイント　人のいるカフェとかでも通話しやすいと思う　マイク感度も凄く高いわけでないが十分
・音質もかなり優秀　柔らかく豊かな低域を主軸にした、低域がかなり強めのバランス　デフォルトだと少し低域がだるい故に眠めの音に感じるが、眠たい音の裏にアタック感がしっかり秘められているので、低域をぐっと押し固めて締めると一気に音が目覚める　目覚めた時の音は他社のハイクラスTWSにも全く引けを取らない　ただアプリのプリセットEQではどうにも低域のだるさが改善しなかったのでイヤピを変えた方が良い　intimeのiSep01が個人的オススメで、音のバランス、低域の豊かさ、柔らかさはほぼそのままにアタック感だけがばっちり上がってくれる　柔らかくて心地よくもパッション感じるサウンドが好きな人には凄くオススメ　自分はこの音が凄く好き
・専用アプリからプリセット式イコライザ、軽めのキーアサインなどの設定ができる　特筆すべきはソーラー充電の様子や履歴を確認できることで、リアルタイムでソーラー充電の発電量を見るのは結構面白い　見やすいUIも好印象で、どれだけソーラー充電したか、その分でどれだけの分をまかなえるかを確認できたりする　やりくりするのが好きな人なら大いに楽しめるかと


（ソーラー充電に関するメモ書き）
（１）　「1月中旬正午過ぎの関東地方、天気は晴れ、屋外での直接照射」という条件下で太陽光に当てた際の発電量を見たところ、アプリ上の数値で最大14～15mA、ガラス窓を挟んだ状態だと11～12mA　何故か単位時間が明記されてないので時間あたりの放電量は不明だが、12～15mAの効率でケースを充電すると1時間程度でおよそ3～4％分充電できることをアプリで確認している
（２）　ケースのバッテリー容量は明記されてないが、ケースのみで25時間使用分の容量であることはメーカー説明から計算できる　つまり3,4時間分のバッテリーはケース全体分の12～16％　上記の発電効率で計算すると、3,4時間分のバッテリー消費は4～5時間ほど太陽光を照射することで回収できる


＜悪い点＞
・人工光での充電は現実的に厳しい　一般宅での灯りの光量ではほぼ反応しない　実測したところ、自宅リビングの灯り直下約1mでの発電量はアプリ上の数値で0～0.1mA（つまり太陽光の場合の1%以下）　夜計測のため太陽光の分はなし　つまりケースを3～4％充電するのに屋内の灯りを100時間以上照射する必要があり、その分での使用可能時間は1時間にも満たない　なので使ったバッテリー分の回収はとても望めない　メーカー説明には「人工光で充電できる」とありそれ自体は嘘ではないが、はっきり言って期待はしない方がいい
・太陽光での発電効率が屋外移動中でのバッテリー回収には心もとない（外出時で常に太陽光がケースにあたるわけではないし、全体でみるとそのような時間は案外短いもの）　これは「1月中旬正午過ぎの関東地方、天気は晴れ」の時での印象で、夏場、温暖な地方・国だと印象変わるかも　この発電効率の低さでもなんとかなる活用法として出てきたものの1つが、上述のケースのクレードル化だったりする　自分なりに活躍シーンを見出そう
・ANCの効き目が若干弱め　しかしパッシブの遮音性がかなり高いのでそこまでの不満はないはず
・低遅延機能がない＆遅延の少ないコーデック（apt-X Adaptiveなど）に対応していない　スマホでyoutube視聴のレベルなら何の問題もないが、ゲーム利用には少し厳しい
・ケースへの収納問題で使えるイヤピが少し制限される　iSep01で隙間なくピッタリで、軸長（軸下端からイヤピ頂部までの長さ）8.5mm以内なら収納可能　イヤピを変える予定がある人は注意
・大きなパネルでソーラー充電する関係上、ケースはTWSとしてはかなり大きめ　しかしそこまで重くないし薄型なのでポータビリティは低くない


＜総評＞
ソーラー充電が可能なユニークTWS　ソーラー充電抜きにしても本当に良くできていて、デザイン性重視だからと馬鹿にしていると普通に裏切られると思う　むしろ悪い意味で裏切られそうなのはソーラー充電部分で、そこまで実用的とも言いきれない発電効率を自身の生活環境にどう活かすかによる　ケースを如何に長時間太陽光で充電させられるかが最大のポイント　人工光充電ははっきり言って使い物にならないと思った方がいい　上述の「ケースのクレードル化」はあくまでも一例で、自分なりの使い方を見出そう　満点の満足度評価でもよいと思ったが、「人工光でも充電できる」という説明文句に誇張を感じた（嘘ではなかった）ため星4評価にさせてもらった


（使用環境）
プレーヤー：SONY Walkman A100 Series、京セラ URBANO V04（スマホ）
イヤピ：intime iSep01

こちらも最高‼️

master&dynamic MW08 sportsにも書きましたがこちらも最高です。
音は若干篭りますがFokusPROに似たような音だしです。
アタック感や量感たっぷり。こちらも暴力的に低域の出した方。かなり乱暴なジャジャ馬。聴き疲れするけど、それが心地よい。
勿論、高音、中音もしっかりと出しています。master＆dynamic MW08sportsと共にカナリおすすめです。
買って損はないでしょう。
こう言う音出し大好きです。
master＆dynamic MW08 sportsと共に買いましょう。
2個持ちで相当満足感があります。
二つともに買って良かったです。
eイヤホンのスタッフに感謝です。
今後とも宜しくお願いします。