DAC沼上がりになり得る逸品

まず、スマホがモチーフ？のシンプルなデザイン、3.5mmシングルエンドのみ、物理ボタンは音量調整ボタンのみ、という潔さが良いです。

CHRONOSの良さは少し聴いただけではわからないかも知れません。また、出力は並と言ったところでしょうか。しかし、十分です。

iPhone→CHRONOS→愛機のintime 雅と接続。湖の辺りの様な静けさに包まれる。

リファレンス曲（本田美奈子さん、SANOVA、ザ・フー、シティー・オブ・プラハ...、【Alexandros】等）を再生。解像度分離感良く適度な広さと奥行き感で程よい立体的音場感。迫力や派手さで押してくるタイプというより、落ち着きがありつつも退屈さは感じない。湖面を優しく撫でるそよ風を浴びる様な心地良さで楽しめる。
各種楽器の丁寧な表現力、特にボーカルは絶妙な位置でしっとりと、澄んだ湖のような透明度を持って聴かせてくれる。

値段が高い？妥協する事なく真面目に丁寧に作ったんだろうなというのを感じるので値段に見合った価値は十分にあると思います。DACチップは？バッテリーの消費量？この音ならそんな事はどうでもよくて、いつのまにか時間を忘れて音楽に没頭してしまう。まさに、時間の神＝CHRONOSの名に恥じない名品だと思います。

音が良い。以上。

iPhoneをトランスポートとして64audio A6tとUM Mavis Customをアンバラ接続し、Questyle M15と比較試聴しました。

音質はM15と比べ低域で勝り、高域で劣ります。
トランジェントが明瞭で、キックやスネア、アコギのカッティングが気持ちよく鳴ります。
反面アンビエンスが地味で、リバーブのテールは自然に消えていくものの広がりはそこそこです。

携帯性はM15より優れています。
かなり小型かつ頑丈な筐体はノイズ耐性も高く、繋いだスマホやPCに由来するノイズを拾いにくいです。

ぶっちゃけ同社の据置ヘッドホンアンプであるV226のDAC部分を切り出した製品だと思うので、そりゃ回路設計は優秀だよね…
電源がバスパワーゆえ出力は大したことありませんが、駆動できる範囲なら何でも不満なく鳴らしてくれます。