派手にならない銀メッキ線

銀メッキ線らしく中高域の伸びが感じられますが、ど派手な変化ではなくあくまで上品にまとめてくれるタイプです。元のイヤホンの音色はそのままにポテンシャルを引き出したい用途に向いていると思います。
また、なぜか付属品にイヤピが付いてる謎仕様もお得で良いですね。
線材が少しかたいので取り回しは微妙なのと、いわゆる中華2Pinタイプなので埋め込み式の2Pinには使用できないのは注意が必要です。

派手にならない銀メッキ線

Kinerafleyaの音質改善に向けてコスパ重視で探していた。

[考えたこと]
・やや音のこもる感じは、ちょっと音場が広がってくれたり、低音の解像感がちょっと上がると解消するのでは。(ちょっとがいい)
・高音の余韻の消えるのが早かったり、バーチャイムの音がキラララ～と繋がらず、キラ・キラ・キラとバラけて鳴っている気がするのは、中～高音のどこかの音量が足りてないのでは。
・あんまり大きな音質変化にはなって欲しくない。

[ケーブル比較]
・NICEHCK-Oalloy 2.5mm(6N UPOCC単結晶銅線と単結晶銅銀合金線のミックス 4芯)
見通しのいいようなスッキリ感は出たけれど、低音とのバランス変化のためか、女性ボーカルの甘さが消えた印象。中華銀メッキ線ほどの中高音を盛りました系の派手な変化にはならないのは良かったけど。
・Hif4881 2.5ｍｍ 8芯 6N単結晶銅
全体的に音量が増えつつ解像感も上がり、こもり感は解消される。低音～中音が厚くなったからか、高音がオモチャの音というか、BA缶が鳴らしていますのような音に。パチパチノイズ多め。
上記２本のいい部分を合わせてくれそうな、コスパのいいケーブルがないかなと探していてこれに。
aupayマーケットのe☆イヤホンストアでクーポンが出ていて飛び付いて購入。
上の二本とは違う、しっかり作りました感が嬉しい。
ギュッと纏めているので、フニャフニャした柔らかさは無い。
中華ケーブル16芯のような太さではない。
4.4mmにしたのも効いていると思うけれど、バランスよく音の量と質が底上げされた感じ。
パチパチノイズ減少。
ボーカルの元気系高音がキンキンしない。
バーチャイムもそうだけれど、ハイハットやスネアの鳴らした後の音の減衰感も自然な方向に近付く。
イヤーチップ選びとのセットだけれど、fleyaらしい音ってこれなんじゃという音になったと思う。
これでダメだったら手放すところだったけれど、ボーカルホン担当として残すことに。

おそらく、中音のこもり感を感じる時や、高音と中低音の繋がりの不自然さを調整したい時にピッタリなケーブルだと思う。
NICEHCK-Oalloyの蟻セール価格と同じくらいだけれど、作りや音質の満足度はこちらの勝ち。(Oalloyがクオリティの割に高いだけ？)