【連載企画】あなたのイヤホン見せてください。
アニメ「ラブライブ！」にて2013年に星空凛役で声優デビューを果たした、飯田里穂さん。
オーディオにこだわりのある飯田さんに、普段愛用しているイヤホンや最近気になる “イイ音”を聴いていただきました。
取材・文 = 工藤 寛顕（e☆イヤホン プロモーション）
飯田里穂さん「オーディオってすごい。」
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- 普段どのような時に音楽を聴きますか？
- 飯田さん
- 電車とか、移動している時に音楽を聴くことが多いです。
プレイヤーはこれ（Astell&Kern AK70）だったり、iPhoneだったり。家で聴く時もイヤホンですね。AK T8iE MkII ってい うイヤホンを使っています。
あとは、お風呂の中でも絶対に音楽を聴くんですよ！
お風呂の中なのでBluetoothスピーカー（UE BOOM）で。
防水だし、気軽に運べるのが良いですよね。
- ーー
- 今日は、イヤモニも持ってきて下さっているということですが。
- 飯田さん
- そうなんですよ！ ふふ！ 今は2本のイヤモニを使い分けてます。
ひとつめはこちら（Ultimate EarsのUE11Pro）。
私のアルバム『rippi-rippi』と同じロゴが入ったデザインで、今はさらにその上に さまぁ〜ずさんのサインが入ってるんです！ これがもう、すっごく幸福すぎて！だから今は……あんまり使ってないですね（笑）。とっても大事にしてます。
- 飯田さん
- ふたつめはこちら（FitEarのAya）。これも青色ですね。ソロの色。 どっちも水色っぽいデザインで、この2つをメインで使ってます。
- ーー
- ちなみにそれ以前で何かお使いのイヤホンはありましたか？
- 飯田さん
- 私って、耳の穴が極端にちっちゃいらしいんですよね。なので、本当にイヤホンが耳に入らないんです。
ちょっとでも大きいと「ぽんっ」って抜けちゃったりして、しっくりくるイヤホンが無い……って感じでした。だから、イヤホン選びもめっちゃ苦労してます！（笑）。さらに音も気に入ったものを、ってなると大変で。その点だと、使いやすいのがやっぱりこれ（AK T8iE MkII）ですね。外れないのに、とにかく装着感が軽くて。
すっごく楽なんです。音も、中音域っていうんですかね？ 真ん中辺りの音がとても綺麗で。
オケの音と調和する感じで聴こえてくるので、凄く気に入ってます。
- ーー
- 普段はどんな音楽を聴かれていますか？
- 飯田さん
- プライベートで聴いている音楽っていうと、 『飯田里穂のオールアニソンTOP20』っていうラジオをやらせて頂いているんですけど。
そこで紹介したアニソンで「あっ、いいな」って思った曲とかはすぐに購入して聴いています。だから、そういうアニメソングが多いですね。あとは、J-POPとかもよく聴きます。
逆にイヤホンを選ぶ時は、自分の曲で聴くことが多いです。
自分の曲がどう聴こえてるのかな？っていうのをちょっと試したりして。それが一番わかり易いですね。
- ーー
- なるほど。では、イヤホン選びに苦労されているというりっぴーさんのために、今回は耳の小さい方でも着けられるようなコンパクトなイヤホンをご用意致しました。
あと、普段AK70をお使いとのことでしたので、今回は後継機種である『Astell&Kern AK70 MKII』もご用意致しました。併せて聴いてみて下さい。
- 飯田さん
- すっごくありがたいです（笑）。
- ーー
- 1つ目はfinalというメーカーの『F7200』というイヤホンです。 サイズの小ささでいえばトップクラスですね。
finalF7200
- 飯田さん
- ネックレスみたいですね！ 凄くキレイ。
女の子も好きそう！ ……では、さっそく失礼して。
（試聴して）…… おー！ 耳のすぐ近くで聴こえました！ 明瞭で聴きやすい感じ。
オケの音がめっちゃ良い……。こまかーく聴こえます！
装着感もイヤモニに近いというか、耳の中にぐっと入っている感じがします。
- ーー
- 続いてこちらのYAMAHA『EPH-200』を。
特殊なイヤーピースで、3箇所でぐっと固定されるのが特徴です。
YAMAHAEPH-200
- 飯田さん
- すごい、こんなの見たことないですもん！ カナヅチみたい。トントントンって出来そう。おしゃれー！（一同笑）
（装着して）…あ、ピッタリ入る！ フィット感が凄い！ 奥までしっかり入ってるんですけど、キツい感じとかが全然無いです。音もやっぱり全然違いますね。F7200と比べても、ベースとかの低音の層が凄く厚い感じです。
F7200のほうが歌声が近くて、こっちは比較するとほんのちょっとだけ歌声が離れる感じですね。もちろんそれが悪いとか良いとかじゃなくて。好みの違いかなって思います。
- ーー
- では、最後は JH Audioの『Michelle Limited』というイヤホンです。『イヤモニの神様』ことジェリー・ハービーという方が作ったモデルです。
JH AudioMichelle Limited
- 飯田さん
- ジェリー・ハービーさん。カッコイイ名前ですね！ 神様っぽい！ （試聴して）
……なんか、高級ワイン呑んでる感じ！（一同歓声）
凄い重厚なのにまろやかで、口当たりの良い感じ。重低音がしっかりしてるのにうるさくないというか。聴いてても痛くならなさそうです。……つ、伝わるかなあ？（笑）
装着感的には、ぐいっ、と来ますね。『着けてます！』って感じ。ただ、その分浮いてる感じは全然ないです。
- Sさん
- ところで、今回はせっかくなので我が社が誇るフラッグシップモデルも用意致しました。
約45万円のDAP『A&ultima SP1000』と、約9万円のケーブル『Crystal Cable Cantabile』です。（Sさん）
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- Sさん !?（株式会社アユートの名物営業マン。
人をオーディオ沼に引きずり込む達人として知られる）
- 飯田さん
- 展開が唐突！ そして、たっけ！（笑） バッグ買えちゃいますよ！
いいバッグ！（手にとって）あッ重い……（笑）。
凄いですね……（笑）。では、聴いてみます。
（試聴して）……素晴らしいですね。引き込まれるというか、一人でずっと聴いていたくなる。『邪魔されたくない』って思っちゃいます。凄い……。オーディオって、凄いんですね。
- ーー
- では最後にこの記事をご覧のファンの皆さん居メッセージをお願いします。
- 飯田さん
- イヤホンだけでこれだけ違いがあるんだって思うと色んな聴き方で楽しんで頂けるように音楽の製作も頑張っていきたいなって思いました。
あと、そもそも聴き比べがこんなに楽しいってことも知れて良かったです。
本当に面白かったです！
最初は違いなんてわかるのかな、って緊張してたんですけど。
でも、私でもこれだけ違いがわかるなら、みんなにも色々試して欲しいなって思っちゃいますね。
最初はやっぱり『違いなんてわかんないよ』って思って試しにくいと思うんです。でも、ただ音楽が好きってだけでも全然違うのがわかるし、何より自分に合うイヤホンがきっと見つかると思うので。
皆さんにもこういう形でもっともっと音楽を楽しんで頂きたいなと思いました。
