レビュー書く前に秋葉原店の定員さんにお礼が言いたい。
要件だけ伝える投げやりな相談に対して、在庫から実現可能な構成を0から一緒に考えてくれてありがとうございました。
レビューに移ると、自分が欲しかったのは
・PCでのFPSプレイに耐え得る低遅延ワイヤレスイヤホン
・出来る限り連続稼働時間が長いタフなバッテリー
これを満たす構成。ゲーミングを謳うワイヤレスイヤホンは実は持っているのだが、どうしても連続稼働時間に限界を感じていたので新しい環境を探していた。
であればまずはaptX LL対応のBluetoothトランスミッターが必要だよね、ということでこちらを紹介していただいた。
・USBに挿すだけ給電で充電不要
・デジタルオーディオ端子の別挿し要らず
・Bluetooth 5.0対応
などなどで、USBポートにぶっ挿すだけで特別な接続もメンテナンスも要らない無精者の自分には神器のような製品だったので購入した。
後はaptX LL対応のワイヤレスイヤホン、完全分離にこだわりはなかったので店員さんにオススメしてもらったSENNHEISERの「IE 100 PRO Wireless」を購入。
この組み合わせで早速試してみたところ、結論ほぼ完璧に動作してくれた。
カテゴリに分けて書くと…
【ペアリング・安定性】
ボタンが2つ付いているが機能はどちらも同じ。という不可解な設計であったものの、問題なくペアリング、4時間ほど繋いでみたがその間目立った瞬断やノイズは確認できなかった。ちなみにイヤホンとトランスミッターの距離はだいたい0.5~1m。調子に乗って壁を挟んで2mのトイレに行っても途切れない、更に調子に乗って4mくらい離れたベランダに出たら流石にちょっと途切れ途切れになった。常識の範疇なら全く問題はない。
【遅延】
正直感動した、全くと言って良いほど遅延は感じられなかった。
所持していたドングルで接続するタイプの無線ゲーミングオーディオと比較しても違いがさっぱりわからないレベル。Bluetoothって今こんなにすごいのか、いつの間にか時代に取り残されていたようだ。
ここまで書いて唯一欠点があるとするならば、本当にaptX LLで接続しているのかPCでは確認のしようがない点だ。厳密にはぐぐれば確認方法は出てくるんだけど、たぶんエンジニアの人じゃないと難易度が高そうな内容で自分は断念した。
実は他の方のレビューで同社製品以外だとSBC接続になってしまう、といった事例もあるようなので、本当はaptX LLで接続出来ていないのでは・・・?と不安に駆られ、自分の耳が信用できなくなる疑心暗鬼に陥った。
結果としては普段使いしているAnkerのA2 NCがSBC / AACしかコーデック対応していなかったので、これだ!と思い差分を確かめるために接続してみたところ、はっきり従来のBluetoothらしい遅延が感じられた。
少なくとも「IE 100 PRO Wireless」で接続する分には、SBC / AACよりは遅延が少ないコーデックで接続は出来ていることは間違いないらしい。
ただ、AptXなのか、AptX LLなのかはやはり確認のしようが無いためスコアは4点とさせていただきました。ランプか何かで判別できると良いな。
一抹の不安は残るものの性能としては十分に発揮出来ており何よりお手軽、コードからもヘッドホンからも解放されたいゲーマーの皆さんには是非オススメしたい。